全国支援旅行(全国割)が開始されてしばらくの間は国内旅行の予約ができなかった。
理由は大腸カメラの失敗だ。
癌の手術から4年なのでまだ油断できない。
だから年内には再検査がしたい。
大腸カメラ検査をしているクリニックはどこも同じだと思うがスケジュールがかなり先まで詰まっているので即検査にはならない。
できるだけ直近で予約を取りたいので下手に全国割で長期の旅行をすれば検査が来年のスケジュールになってしまう。
年内には終わらせておきたい。
当初は10月1日から全国割が開始される目処となっておりスケジュールを決めるクリニックの問診予約が10月中旬だったので10/1-10の間なら気兼ねなく出かけられると企んでいた。
最終奥義「検討の加速」という訳の分からない方のおかげで11日まで全国割が先延ばしになってしまい水の泡だ。
菅さんのように成果を加速させるのは無理でも着手くらいは加速させてくれ。
いま必要なのは無駄に時間をかけるプロセスではなくスピード感のある成果だ。
鳩山さんも菅(カン)さんもこの人も左巻思想の総理って主張が一般人に理解できないのはなんでだろ~♪
その後検査のスケジュールが決まりLCCが安くて宿泊代もお得そうなホテルを探す。
しかし11日から全国割は予約を開始していたのでおいしいところは大方埋まってしまった。
ある意味出がらししか残っていない状態だった。
もう全国割利用はやめて海外旅行にしようかとも考えたが行きたいタイの航空料金がシャレにならないほど高い。
10月、11月の中部国際空港からバンコクだと最低料金で13万円かかり手が出ない。
エアアジアXが福岡ーバンコク便再開セールをやっておりこれに乗っても6万円台だった。
福岡往復の航空料金と宿泊費も追加で必要なので全国割を使って安くしたところで8万円以上かかる。
コロナ以前はエアアジアXを使って3万円前後で往復していたのでこの値段ではどうしても手が出せない。
長いコロナ禍も終わり海外旅行特需で需給バランスが崩れているのとエネルギー高騰と円安の影響をモロに受けているんだろう。
タイ旅行はせめて名古屋から5万円以下で往復するLCC便が復活するまで待つことにしている。
目的すらないので焦って出かけることもない。
そこで全国割に頭を戻す。
ふと思いついたのがフェリーで全国割が効かないか探した。
フェリーが全国割を使えればこんなルートがお安く計画できる。
名古屋→(バス)→大阪→(フェリー)→福岡→(LCC)→那覇→(LCC)→東京→(バス)→大洗→(フェリー)→苫小牧→(JR)→札幌→(LCC)→名古屋
しかし政府主導全国一律ルールのGOTOキャンペーンとは違い岸田さんの全国割は言うなれば自治体丸投げ割だ。
複数の自治体に跨っているフェリーの場合は調整が大変でこの時点ではサンフラワーの一部ルート以外は全国割は適用されるか未定だった。
GOTOキャンペーンか、何もかもが懐かしい。(沖田さん風)
ただこの手のキャンペーンは「待てば海路の日和あり」ではなく「早起き三両倹約五両」が正解だ。
どんどんいいルートの予約が埋まっていき国がばら撒く予算にも限りがある。
11/4現時点では楽天トラベルで20都道府県しか全国割が残っていないが予約当時はまだ京都だけが売り切れだった。
そこで10月末から11月にかけての那覇1週間旅行を決めた。
需要が大きいためか安い往復日で調整しても那覇までのLCCの航空券が1.5万円もする。
名古屋ー石垣島往復なんて6万円だ。
GWシーズンかよ、あり得ん。
以前出かけた時には同じ便が1万円台だった。
かなりの高騰だ。
ホテルが4割引で平日クーポン3千円、休日千円つけば安いはずだと誰しも考えるだろう。
しかし実際にはホテル代の方も高騰しており1月の那覇旅行の相場の2倍近くまで跳ね上がっている。
そこから40%オフなので通常シーズンより微妙に高い。
アマゾンの大型セールでセール数日前に一旦定価に戻してからセール値引きをかける姑息な中華メーカーを連想した。
デニーさんが知事だろうが沖縄新報や琉球タイムスがあろうが沖縄県民の良心はそこまで毒されてはいないと思いたい(笑
結局クーポン割引でLCC増額分を相殺して1月の那覇旅費と大差ない程度になる。
心情的には安く旅行できるはずとイメージしているのに割引がない頃と変わらないのはモチベーションが下がる。
お得感もないので何かいい方法が無いかと探すとエアトリがLCCとホテルをセットで全国割を付けて販売している。
楽天トラベルやじゃらんなど大手はJALやANAとホテルのセットツアーしかない。
そこから40%オフで予約するくらいならLCCを直接買ってホテルだけ40%オフで買った方がまだ安い。
国際線ならまだしも国内線でJALやANAに乗るのはマイル修行者か会社の宿泊交通費が使えるかお金に余裕がある人々に限られる。
もちろんLCCの便がなくANAかJALだけのルートが目的地ならこの割引はおいしいが名古屋ー沖縄間はLCCがある。
LCC+ホテルで40%オフ
これだ!
絶対こちらの方が安いはず。
さすが節約旅行のプロ!と自画自賛した。
そしてエアトリでLCCと那覇のホテル代の全国割セット価格とLCC単体と楽天トラベルで予約した場合と支払い額を調べてみた。
結論は使えんがな…
ビジネスホテルだと明らかに後者のLCC単体で宿泊だけ楽天トラベルで予約した方が安い。
エアトリは航空券に割引が掛かっていないのかはたまたホテル代が異常に高い値付けをしてから割引ているのか知らんが例えば1週間の旅費で1万円以上高くなってしまう。
唯一エアトリが優位なのは全国割の下限1泊5000円以下で割引が効かないドミトリーやカプセルホテルに泊まる場合だ。
元々ドミトリーやカプセルホテルは相場高騰からも外れており安い宿泊費とLCC費用の合計に対して40%の割引がかかるのでびっくりするほど安かった。
それでいて1泊に平日3千円、休日千円のクーポンが付く。
バックパッカーは全国割で行かない理由がないだろう。
しかしバックパッカーではないのでドミトリーやカプセルホテルの長期宿泊は嫌だ。
仕方がないのでLCC単体で予約して楽天トラベルの全国割クーポンを使い那覇の普通のビジネスホテル3泊と民泊で使っていそうなアパートメントタイプ4泊を予約した。
合計支払いが38,493円だ。
過去の那覇旅行の実績では航空券1万円で宿泊費が高くて1泊5千円なので7泊8日で計算すると45,000円になる。
全国割が消費税分を割引いたくらいでマジびみょーだ。
でもここに5泊x3千円 + 2泊x1千円 = 17000円のクーポンがつく。
これが救いだ。
格安レンタカーは需要が高く全滅だったのでもしクルマで回るなら通常期に比べてかなりお高い費用を支払う必要がある。
レンタカー無し旅行ならクーポン付きでトータルで何とか「少しお得な気がする」程度で出かけられるがレンタカーに乗るなら確実に合計価格で全国割が始まる前より割高でGWに出かけるようなもの。
全国割が通常期を繁忙期に変えて相場を引き上げてしまいトータル費用で通常期変わらない価格になっているようだ。
ホテルだって自由競争市場なので受け入れるしかない。
しかし出かける前に売れ残りのレンタカーを調べたら7泊8日で21万円とか無茶苦茶な相場になっている。
何とか最安で7万円台まで見つけたがその金額で別の土地で1週間以上旅行できるので今回はレンタカー利用は敬遠した。
それでも10月末から11月にかけて最低気温20度で過ごせるのは嬉しい。
電車とバスで回っていないところを少し回ってあとはのんびりしよう。
というわけで明日から那覇旅行記2022秋編です。
この記事は10月下旬に書いている。