普段は絶対に手を出さない類いの金融商品を買ったお話だ。
わかりやすい商品なので頭に入れておけば何かの足しになるかも。
今後は円高に戻しその後に再度円安に振れると予想している。
もしマスコミ大好き小石河あたりがこの先に間違えて総理になってしまうと財政構造改革を主軸として反リフレの経済金融引き締め路線が濃厚だ。
民主政権時代のように円高が進行してデフレに戻り失業率上昇時代が到来するかもしれん。
このうち「小」のつくセクシー議員はちょっと意味合いが違い主婦層に根強い人気はあるものの国家ビジョンが空っぽなので違った意味でやばいw
円高デフレ社会は日本の未来より自分の老後優先のお年寄り方の固定票が見込めるので野党に実力がつき自民党に逆風の案件でも発生して選挙でピンチにでもなれば人気取りのために小石河が登板する危険もある。
しかしポンコツ野党がステイしていれば政府は嫌いでも消去法で支持政党は自民党しかないというねじれ状態が続いて人気低迷すれば顔をすげ替えるだけ。
お花畑の左巻きや真っ赤な党や保守系親中やお花畑右巻きしか選択肢が無いことが自民独裁政治を助長している。
こう見えても日本に二大政党政治を待ち望んでいるのだ。
55年体制から続く右から左まで取り揃えて中道なフリをするのはそろそろやめて真っ二つに分けて白黒ハッキリつけて欲しい。
ただ現在は日本は国の長を直接選挙ではなく派閥の原理で決めているので自民党がピンチでもない限り小石河に総理の椅子が渡らないのには助かっている。
議院内閣制は国民がその場の雰囲気だけでおかしなトップを選んでしまわないようにするセーフティネットにもなっているわけだ。
大統領制が難しいことをお隣の国が答えを出してくれている。
そんな中で行員からいい金融商品があると定時連絡をもらう。
いい金融商品は本当のお金持ちにしか伝わらないのが世の常と考えているのでいつものように聞き流すつもりで話を聞きにいった。
今回売りたいのは10年米国債の保険らしい。
複数の投資先ではなく米国債だけを保険に組み込んだ商品だ。
こんな円安で米国債や海外預金なぞ為替であっという間に金利分が吹き飛ぶとこれまで聞く耳もなかった。
しかし今の金利ならポートフォリオに入れて悪くないんじゃないかと考えだした。
終身保険の投資先が10年米国債で商品で10年後の利回りがドルベースで141%が確定している。
年3.4%程度の利率しかなく現在の米国債の利息に比べるとイマイチだが保険会社と銀行の取り分もあるので仕方がない。
それでも米国債が高利回りの現在だから出せるパフォーマンスだ。
その時に円高に振れていれば10年間の利回りが全て吹っ飛ぶ。
吹っ飛ぶどころか円高が進行していれば赤字利回りになる。
だからこれまで米国債は調べもしなかったし買いたいと思わなかった。
ただ紹介された保険商品の場合は10年後の損益分岐点が為替で94.6円だ。
10年後に95円以上なら負けない計算になる。
分かりやすい丁半勝負だ。
この円ドル95円ラインをどう考えるかになる。
なお各年度の為替による損益分岐はこのようになっている。
1年目 135円
2年目 130円
3年目 125円
4年目 120円
5年目 115円
6年目 110円
7年目 106円
8年目 102円
9年目 98円
10年目 95円
円高リスクとして一気に110円台に戻す可能性もあるので短期売りで考えてしまうとポンコツ商品だが10年先まで放置するなら悪くもない。
10年後もまかり間違って130円台を推移していれば40%の利回りが出る。
それは取らぬ狸の皮算用で110円で10年16%の利回りあたりを想定して円安リスク対応の商品と考えるのがいい。
逆に民主政権時代のようなドル円75円なんてつけていると-20%の大赤字だがその時は円の価値が上昇してデフレ維持で生活支出は今より減っている。
だから米国債は円安インフレのリスクヘッジになる。←いまさらか!w
円高インフレという経済状態が無いとも限らないが日本の場合は当面先だと考えている。
今のアメリカがまさにインフレに突き進んで物価上昇を冷やすためにFRBが利上げをしてドルが上昇してきた。
10年先などどうなっているか予想の範疇外だがアメリカのようなインフレが起きると年金受給者はほぼ壊滅で選挙も自民大敗の未来が見えるのでそのあたり考慮するとベーシックインカムでも実装しない限りもっと手前で急ブレーキをかけてしまう。
年金の改革までケアした上でインフレを起こしつつ加熱したら日銀と連携して金利のコントロールで程よい冷やしを掛けられる経済通な総理大臣が生まれるとか、財務省の増税野望を薙ぎ倒して3-4%のインフレを継続させる剛腕財務大臣が生まれる可能性はどうだろう?
まず考えにくい。
そんな未来予測をするとこの商品は案外悪くはないと思い始めた。
この保険商品のリスクは、
- 早期解約による損失
- ドル円為替
- 米国政府の破綻
- 保険会社の破綻
基本これだけ。
本当はネット証券で償還期間が長い米国債を直接買えるといい。
しかし直近発行の利回りのいい米国債やクーポン付きは大人気で売り切れて個人には買えそうもない。
その代わりに保険会社がまとめて米国債を大量購入して手数料を取り個人に売る。
利回りが購入日で3.8%→3.4%に落ちる。
お得感が少ないもの現金を10年間眠らせるとか直接ドルを買うなら円安リスクヘッジとして有りだ。
国債が積み上がれば積み上がる程に原資が見当たらず確率は極めて低いもののベーシックインカム実装でも円安に振れるはずなのでそのリスク対策にもなる。
米国利回りが下がれば通常は円が上昇するのでドル円の損益分岐点がもっと円高でもマイナスにならなきゃこの先も買える。
だから利回りよりも重要なのは為替の損益分岐だ。
10年間放置することを前提にポートフォリオのひとつに打診買いで組み入れた。
しかし組み入れたタイミングが少し悪かった。
日銀総裁人事が雨宮氏か中曽氏で決まりそうなのでこのままリフレ継続かと予想していたがまさかの経済学者の植田氏になった。
あと数日待てばよかった😓
就任当初はリフレ派かと考えていたがゼロ金利はけしからんという語録があるらしいので国民の失業率よりも銀行の安全重視の反リフレ派なのかもしれない。
経済通のリフレ派Youtubeコメンテーターの反応もまちまちで正体がイマイチわからないというのが現状だ。
もし一気に円高に振れたら損益分岐点を92-93円あたりまでずらすことができたかもしれない。
しばらく市場の為替も注視したい。
個人的な姓名占いレベルでは「速」とか「福」とか「白」という縁起がよさそうな名前が付いた日銀総裁はアウトで「黒」というどちらかといえば縁起がよくない名前の方が向いていたので「雨」のつく方が就任された方が正解だったような。。。
「植」は縁起がよくも悪くもなさそう。
これで円高のまま米国債の金利がしばらくステイしてくれたら同じ保険商品を買い足すのも有りかな。
総裁の出方次第でリスクが増加してしまったので今回買った商品名を出すのはやめておこう。
あくまで投資は自己責任で。
ちなみにタイトルのイラスト屋さんの絵は
投資=苗を植える
という高尚な意味ではなく総裁の名前から連想しただけw