神戸旅行も最終日だ。
フライトがあるなら帰るだけの1日になるが新幹線18時発なので17時過ぎまで観光が可能だ。
人工知能と作った旅程でもバスのループマップを眺めても行きたいところが思い浮かばない。
そこで観光地をググると神戸にはロープウェイが2本とケーブルカーが1本ある。
ロープウェイのひとつは新神戸駅近くのハーブ園だ。
初日にクーポン使える乗り物として神戸シーバスと天秤にかけて日程の都合でやめた。
今日は営業しているが一旦やめたのでケチがついている。
もう一つが摩耶ロープウェイだ。
諸説あるがこのあたりのロープウェイランキング1位なのでここにしようと確認したら運休だった😭
そこで残りのひとつの乗り物の六甲ケーブルカーに乗ることに決めた。
ひょうごクーポンも使えるのでここで消化して残りを帰りのお弁当に回す。
あとはループバスの2日間乗車券があるのでシティループバス以外の乗っていないポートループバスと山手線運行ルートに乗車してみよう。
午前中は六甲方面、午後からポートループバスでハーバーランド、神戸駅まで徒歩、山手線バスで三宮駅、三宮駅からシティループバスで新神戸駅というルートだ。
今日もいい天気だ。
昨日買っておいたランチパックとコーヒーを淹れて朝食にした。
8:30過ぎにチェックアウトする。
臭いも慣れたのか感じなくなったし神戸三宮駅周辺で立地のいいホテルでおすすめだ。
難点は入口が分かりずらい。
三宮駅から六甲道駅(160円)にJRで移動してロータリー内のバス16系統(210円)で六甲ケーブル下に行く。
ロータリーの案内板は乗り場番号と系統番号が入り混じってどこの乗り場かわからないが停留所に大きな看板があるのでそこで並べば間違いない。
真冬の平日9時前だが座席は埋まってバスの乗客は多かった。
人気のようだ。
クーポン千円と100円で往復券をもらい乗車した。
お年寄りや外国人ばかりかと思いきや日本の若い女の子が半数以上いた。
卒業旅行かな?
あとスノボーらしき物体を担いだ女子もいたけど滑れるんだろうか。
ケーブルカーは床に車輪があるのでロープウェイよりは安心感がある。
高所恐怖症なのでブラブラ吊り下がっている乗り物は乗れなくもないが苦手だ。
勾配の急な坂を電車が登っているだけなので乗車中の景色は枯れ葉のみで絶望的だ。
秋になれば紅葉が綺麗なんだろう。
乗車中の電波もKDDIはNGでドコモがギリ使えた。
登ってしまえば山頂側にアンテナがあるのかどちらも普通に電波が入る。
山頂駅の展望台には特に何もないが神戸を一望できる。
頂上のマップを見て分かったのが山道でつながっているようでバスが周遊しており摩耶ロープウェイから戻ることもできる。
だから他の乗客はみなさんバスにのっていってしまった。
ひとりポツンと取り残される。
喫茶店も運悪く定休日でバスに乗ったら1日がかりになりそうだしトレッキングも相当距離がありそう。
周りをうろちょろしたら登山口があったので登りは登山で帰りはケーブルカーが正解だったか。
下調べすらしないのでこの手の失敗は気にしない。
営業していないカフェROKKOSANのでっかいすべり台の滑る部分がない展望台に登ったら高所恐怖症が悪化しているようで足がすくんだ。
動揺が身体に現れたか戻りの階段で軽い肉離れをしたw
昨日と一転して調子が悪いようだ。
いい陽気のせいで体調不良も隠れてしまいわかりにくい。
もうやることもないし戻ろうと1時間滞在してケーブルカーで下山した。
こんな時刻に降りる人もいないようで貸切状態だった。
上りでは気が付かなかったが下側の席はオープンカー状態なので真冬は上の車両に乗った方がいい。
比較的暖かい日だったので乗車時には気がつかなかったが動き出すと寒い!
バスとJRで三宮駅に戻ると11時半で案外いい時間になった。
神戸最後のランチはググって地元民のソウルフードのぼっかけにしようと2つ候補を決めて店を探すもどちらも見つからず。
仕方がないのでB1の三肉屋の横にあるカレー屋に並んでビーフカレーにした。
回転がよくひっきりなしに客が並んでくるので気になって入ってみた。
700円のビーフカレーの一択とリーズナブルなのもポイントだ。
腹が空いていて探すのも面倒になったし普通においしいカレーだったが最後くらいは神戸らしい食事にしたかった。
まあカレーも神戸の名物のひとつではある。
食べ終わって次のバス停に向かう途中であっさりとぼっかけ屋が見つかるのもよくあることだ。
午後は阪急百貨店前のポートループバス乗り場31番から終点のハーバーランドまで車内観光をした。
ポートループはシティループに比べて車内が広々としており開放感がある。
そしてこのバスって2両つなげた連結バスだった。
めっちゃ長い。
この時は気がつかず2回目に乗って気がついたw
そういえば昨年にニュースか何かで連結バスが街に走り出すとかやっていたのは神戸だったか?いやあれは名古屋だな。
神戸の連結バスは2021/4から運行開始らしい。
一方でシティはレトロ調でこじんまりして観光に似合っている。
シティは前乗り後ろ降りだったがポートは逆と統一性がないのも面白い。
違うバス会社が運営しているのかな?
ハーバーランドは昨日まで入口周辺をウロウロしただけで今回は神戸駅まで歩いてみるとかなり広い街だった。
個人的にはこの複合ビルなんていい。
業務スーパー、サイゼ、ダイソー、しまむら、西松屋の入ったビルそのまま近所に欲しい。
まるで貧乏人の御用達セットのようだw
神戸駅はさっきの六甲道駅より規模が小さい気がする。
バスはあまり見たことがない形のロータリーになっていた。
B乗り場で新神戸行き神姫山手線バスの時刻表を見ると1時間に1本しかない。
これは山手側で途中下車して寄り道していると新幹線に乗り遅れる危険がある。
50分近く時間があるのでどうしようと考えて、せっかく神戸に来たのに赤煉瓦見ていないのに気がつく。
マップを見ると600mと近場なので徒歩で向かうことにした。
地下でインフォメーションに尋ねると来た道を戻ってアンパンマンや観覧車の手前にあるらしい。
さっきバスを降りた辺りが赤煉瓦倉庫の入口付近だった。。
こじんまりとしていて観光客が見当たらないので閉鎖しているかと勘違いした。
神戸の煉瓦倉庫なんだから大規模な煉瓦造りの建屋がいくつか並んでいると思い込んでいた。
よほど地元の名古屋駅近くにあるノリタケの森の赤煉瓦の方が見応えがある。
神戸駅に戻るのも億劫になったので神姫山手線バスで三宮に戻るのはやめてポートループで新神戸まで移動する。
バスの時間調整でモザイクの海岸側のベンチで海を見ながらゆっくりした。
まだ新幹線の帰りの時刻まではかなりある。
新神戸で時間を潰せるところはとチェックすると当初の予定にあった雄滝が近所で駅から1kmもない。
せっかくなので滝を見に行こうとポートループバスで新神戸へ移動した。
新幹線駅から滝へのルートがわかりにくく悩みながらたどり着く。
徒歩で10分かからない。
まだ時間もあるし、みはらし展望台の地図では新幹線駅の反対側までつながっているような表記がされていた。
それならと上を目指してみた。
ハーブ園のロープウェイ頂上の山頂とほぼ同じ高さまで登って引き返した。
さすがに靴が滑りやすいスニーカーなのでそれ以上よじ登るのはきつくなった。
滝は思っていたより立派だった。
駅から数名の観光客と出張でやってきたようなスーツを着たおじさんにすれ違った。
体力使ったのでコンビニでチュロス買って食べておいて正解だ。
陽が落ちる前に新神戸駅に戻り残りのひょうごクーポンでお弁当とノンアルとお菓子をセブンで買って夕食だ。
出張でもそうだったが新幹線で食べるお弁当はうまい。
勤め人だった当時の出張では千円以上の弁当を食べておりその半額だけどそれでもやっぱりおいしく感じる。
あとノンアルのアサヒドライゼロの再現力が第三のビール並みの味になっている。
名古屋ではラッシュに巻き込まれたが予定時刻に帰宅することができた。
今回使った旅費は食事を除き交通費と宿泊費で20,390円だった。
良くも悪くも穏やかな旅行だったので記憶に残るかわからないがコスパもいいし初の神戸観光は楽しめた。
旅行で記憶に残るのは親指の爪を剥がした熊野山道とか、飲み物を持参し忘れて干上がりそうになった台北の登山とか、美味いものを食べたい欲求とFDの吐き気と戦った函館旅行とかだ。
記憶というより爪痕のようなものか。
今年も早く海外に行きたい。
ちなみにその後この旅行の最大の目的であるゲーム沼から簡単に抜け出て今では日に1時間もプレイしていない。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は3月中旬に出かけた比叡山延暦寺の旅行記で。