そろそろリタイア生活6年経過の感想でも書こうとネタを考えて目に留まったのが幸せといえば常に上位常連の北欧の幸福度だ。
6年連続幸福度世界1位のフィンランドをしばらく調べてみた。
毎度のことだが結論は無いしいつもの話にすり替わっているので読んだところで何の得にもならないとおことわりしておく。
関連する記事をかなり読み漁ってみたがフィンランド人がなぜ幸福なのか分からない。
平等を讃える左派系メディアのフィンランドを持ち上げる記事よりもフィンランドのことならフィンランド人だということで日本語でYouTubeをやっている方の動画を見ると、
「国民に相互信頼があるので安全な国だから」
らしい。
でもフィンランドが安全な国というのはいささか怪しい。
グローバルノートの世界の殺人事件ランキングで人口あたりの殺人件数にするとフィンランドは真ん中あたりの98位で、日本152位、シンガポール153位とほぼ最下位(=事件が少ない)とよほどわが国やシンガポールの方が治安がよく安全安心な国だ。
自殺率もフィンランドと日本はほぼ同じ。
国民の相互信頼で安心な国とかモヤッとしたことをいわれても数値化できないものは比較もできない。
他の奥様が日本人、旦那さんがフィンランド人で旦那にインタビューしている動画では日本の方が安全な国だと述べている。
客観的なものの見方をできる人物のようだったがそれでもフィンランドの幸福度の高さの秘訣を語ることはなかった。
おそらく国民すら幸福度が1位の理由がはっきりわかっていない気がする。
最初のYouTuberが母国でインタビューを取っていて国民みんな自国が好きで幸福な国と認識しているのは間違いなさそう。
そういう脚色編集をしている可能性もあるがそこまで疑うのは失礼だ。
もし日本で好きかと聞けば捻くれた左巻き以外は好きと答えるだろうが幸福な国だという回答はなかなか出ない。
福祉は日本より手厚いのは間違いない。
政治家のクリーン(汚職が少ない)ランキングも上位にいる。
でもちゃんとフィンランドでもホームレスは存在している。
幸福度1位を維持したい為だろうかホームレスを減らす政策も推進している。
日本も政策に取り入れているしそれはそれでいいことだ。
フィンランドは補償を手厚くする一方でその原資となる税金がクソ高く消費税は24%もある。
食品だけは14%とお安めだがそれでもわが国の倍近い14%だ。。
所得税、住民税は低収入者でも最低27%なので日本で突然政策変更したら暴動が起きる。
「オレが(ワタシが)稼いだなけなしのカネをどんだけ国が巻き上げていくんだ!」と。
最低賃金でも日本で年収1千万円越えと同程度の税金を毟り取られた上にちょっと稼ぐと4割税金を持っていかれる。
日本の累進課税でもむかつくのにそりゃあ人より稼ごうというモチベは失せて平均化する。
それに加えて健康保険料と年金を日本よりごっそり持っていかれる。
しかし保険負担が使える公立病院は人員不足で何ヶ月も先の予約で使い物にならず全額負担の私立を使わざるを得ないとか日本に比べて医療の問題もある。
別のフィンランドへ移住した日本人YouTuberが歳をとって病気になったら諦めるしか無さそうと言っていたのが印象的だった。
もちろん健康な人なら歳を取って病気になるなんて想像すらできないので気にしなくていい話だ。
そして生活は日本に比べて贅沢でもなく自分の生活に毛が生えた程度だ。
食事事情などは我々が普段食べている外食は高くて手が出ない。
自炊が基本で自分が普段食べている2万円食費の料理よりも下のようだ。
日本人の価値観でこれが幸福度1位というのがまだ理解できない。
更にフィンランドの外国人に対する補償の賛否だ。
高齢化が進んでいる国なので難民を働き手として受け入れる。
そして国民同様な福祉を与えるので国庫に負担がかかる。
かかった負担は国民の税金で賄われるのでその国民が反発している。
あれれ?まるでどこかの国と一緒だw
日本のマスコミ大好き準社会主義の成功例の国なのでこれらは報じない話題だがこの先フィンランドを注視していれば日本の外国人受け入れの是非も見えてくる。
福祉はよくても生活水準もさして変わらないしちゃんと浮浪者だっているし外国人の福祉の横取りには国民は怒っているし病院は日本のように通うためには激高のコストがかかる。
そうはいっても幸福度1位の国だ。
うーん、我が国と比較しても政策が福祉重視か医療重視かの違いで一長一短あるとしか思えない。
それでいてかたや幸福度1位でもう一方は47位/137ヶ国だ。
国民の幸福に対する価値観が180度違うとしか考えられない。
もしかして一種の宗教か洗脳か?
悪い例えだがあのオウム真理教の信者達は当時幸せだと感じてあの宗教にハマっていたわけだ。
そんな状態?
もちろんあっち側から見ると欧米型競争主義社会こそ悪徳宗教にハマった人々に見えているのかも知れないw
また別の日本人のフィンランド移住者のインタビューを見ると移住してから日本のよさが引き立ってくると述べている。
それに税金があまりに高いため頑張って稼いでいい生活をという価値観が僅かでも残っているとフィンランドは移住先に合わないようだ。
この移住者もご本人曰く北欧向き(平等好きな左寄り思想者)だったと思って移住した人だ。
それでもクソ高い税金のせいで人より頑張って働いていい車を買おうという気持ちが萎えていくのでそんな(欧米型の競争社会の)意識が残っていたんだと気がついたらしい。
寒い国なので食生活は日本に比べてかなり乏しいのにも言及していた。
もちろん探せばフィンランドが肌に合うのか諸手を挙げて移住を喜んでいる方もいる。
ワークライフバランスがいいとか自然がいいとか。
ストレスが減るとか。
やっぱり福祉がいいとか男女平等が日本よりも遥かに進んでいるとか。
昔流行った意識高い系な方々だ。
結局はどんな政策が自分にとって比重が高いかで良し悪しが決まる。
北欧国とその他を比較した話として、
主に西側諸国の幸福は成功を掴むことであり、北欧の幸福は日々の安穏とした生活が続くことというような文章をみた。
これがまんまと腑に落ちた。
我が国は戦争に負けてアメリカの文化や価値観が蔓延してしまい幸せの基準のひとつにアメリカンドリームが代表される。
日本でも「都会に出て一旗揚げる」という言葉に代表されるように人生のゴールの代名詞になっている。
これは共産主義であるべき中国も商売好きな国民性故か資本主義に侵され似た状態になっている。
一方でフィンランド人は自国に誇りを持ち何気ない日常の普通の暮らしの中にすら幸福を感じられるのだろう。
まさにそのうちリタイアの感想で書こうとしていた今の気持ちだ。
ただ若いうちからそんな覇気がなくてどうなんだ?
一生懸命働いて成功者を目指して歳を取ったら安穏と暮らしていけるのが自身にとっても国にとってもいいぞ。
もちろんこれもひとつの価値観だ。
自分の意見は別にして日本の世論は、
経済的な成功を掴み取る=幸福 だと思い込んでいる。
だから普通に安全な暮らしをおくれていようがそこに幸福を感じず幸福度は低い。
例えば日本で可もなく不可もなく幸せとも感じていない人間が出張で強制されてフィンランドへ移住したら税金もクソ高くなんて日本より不幸せな国だと思ってしまう気がする。
幸福の基準なんて決まっていないのでどう感じるかはその国民の価値観次第だ。
比較できる機会があるといい。
例えば兵役の代わりに16歳〜20歳の間に他国に国家予算でランダムに190カ国のいずれかに1年間ホームスティを義務付けるとか。
義務じゃなくても国公立進学に極端な有利不利の条件を加えてもいい。
先進国も含めてほとんどの国が日本より不便な生活をしている。
平等にランダムに散らばれば90%以上が生活が大変な国へgoだ。
日本とは別の価値観に触れることができて国民が世界へ目を向けながら日本のよさを再認識できるので一石二鳥だ。
色々な面で日本の素晴らしさが身に染みてわかるはず。
文科省か内閣あたりで検討してみると如何だろう。
中には変わった人がその国に住み着くかも知れないがそれはそれでひとつの多様性だ。
冗談はさておきそんなことをせずとも幸福度が高いフィンランドの価値観形成の根幹は道徳教育でありフィンランドには価値観の授業というものがある。
そしてウェルビーイングという考えがある。
日本でも研究すべき課題ではあるし岸田政権誕生時に彼が望んだ日本の未来像はおそらくこのウェルビーイング国家だったのではないかと推察する。
それをうまくまとめられずパッケージ化できなかった。
そして反対する官僚の犬であるマスゴミも挙って馬鹿にして叩かれたのではないだろうか?
社会主義に忌避感がある保守系も叩く。
個人的にはいつの世も競争なくして人類の発展は無いと考えている派だ。
切磋琢磨しなければ国も企業も人も衰退する。
実際に昔はかなりあった社会主義国もほぼ消滅したし残っているのも社会主義とは名ばかりと歴史が証明している。
可能な限り平等な非競争社会も理解できないわけでも無い。
それを試してみて失敗して落ちぶれる前に主義を切り替えてV字回復できればいいが国が消え他国に飲み込まれ亡国の民族となり迫害でも受けた日にはたまったものでは無い。
ハイブリッド型の新社会主義が今後発展できるのかオワコン国化していくのは次の歴史が答えてくれる。
但し今のところフィンランドも順調にGDP成長率が鈍化トレンドを示してしている。
今の時点ではどちらの価値観がいいかわからないし正解はこの二つにはないのかもしれん。
あと個人的な考え方で、
日本の幸福度が低いのはやっぱりマスコミのせいでもある。
でたでたw
これは真面目に幼少期からテレビや新聞が日本政府はダメだ国はダメだ日本はダメだと刷り込んできたのは事実だ。
例えばアメリカは左派が政権を握れば左メディアは持ち上げて右メディアが叩く、逆になれば入れ替わると賛否両方の意見が生まれる。
一方が敵対視しても他方が味方になって持ち上げてバランスを取っている。
日本の場合は自分が生まれて数年左派が政権を取ったもののそれ以外はずっと自民党政権だ。
それを自称中立な左派マスコミが馬鹿みたいにずーーっと叩き続けてきた。
それが高じてマスコミは日本そのものの批判や卑下も大好きだ。
ドイツはいい国、中国はいい国、北欧はいい国という幻想を植え付ける。
それで幸福度が下がっている可能性は高い。
しかし日本人って海外や海外メディアから褒められる動画なんかアップされていると馬鹿みたいに観て再生回数が伸びる。
海外の人にはあまり見られない傾向だ。
これは国内のマスコミが自国を褒めないせいで日本が褒められることに飢えているんだと理解している。
日本人って総じて自分や日本が褒められるのも大好きな国民だ。
気がついていないが愛国心は強い。
それを理解できず叩き続けたので社会が色々歪んでいる。
結局マスコミの日本叩きは政府がマスコミ不介入で放置しすぎてしまったのが原因だ。
コニタン文書の話も政府がマスコミ不介入を徹底していることが分かっただけで逆に政府がもっと介入すべきだった。
介入とはいわなくてももう少し国が誘導して害しかないお馬鹿なマスコミを育成すべきだった。
ちょうどテレビと新聞のオールドメディアが死にかけてネットメディアに主力が移る今がチャンスだ。
今後はネットメディアを右と左が鎬を削るよう育成できる土壌を政治の力も利用して作っていくべきではないだろうか?
このままだとネットメディアは国民の支持に後押しされて保守系一辺倒で左翼系メディアは消えてなくなる。
そのためには左派がもう少し常識の範疇でしっかりしてもらわねば。
最近はこの状態を見てアメリカの左派メディアが馬鹿みたいに日本は軍国主義に走りつつあるとかのたまっている。
アイツらもアホだが実際左巻きが消えるのはよくない。
やはり世界全体、日本全体で思想のバランスは大事だ。