5:30に目が覚めて少し二日酔いが残っていたがサイクリングに支障はない。
パンを食べてホテルをチェックアウトして浅草駅に向かう。
浅草から上野に移動してJR快速常磐線で高浜駅まで1時間半の移動だ。
下りなので通勤時間ながら車両はガラガラだった。
途中から学生がちらほら乗ってくるだけ。
ラッシュのギュウギュウ詰めにならないよう祈っていたが杞憂だった。
高浜駅は何もないところでまずはコンビニまで歩いて飲み物を買い込んでレンタルポイントまで自転車を借りて出発した。
借りたのはGIANTの電動アシスト自転車でかなりのパワーがある。
GIANTといえば台北で湾岸をぐるっとサイクリングした時に乗ったあのオレンジの自転車を思い出す。
引用 第二回台湾旅行4日目
見た目はその辺のチャリンコなのに40kmくらい走っても大して疲れないいい自転車だった。
そのスポーツタイプ電アシ版なので間違いない。
駆動系に若干の異音があったがレンタサイクル特有のボロボロ感も少なく整備されている。
レンタル費は3000円で最長6時間だった。
少し高いかとも思ったがしまなみで借りた電アシのBESVは保険込みで7300円だったので比べればリーズナブルだ。
パワーはBESVの方が上だった気がするものの乗りやすさは変わらない。
ただサドルがスポーツタイプの細い奴なのでケツが痛くなる。
クッション入りの自転車用パンツを持ってきたが時間が短いので履かなかった。
広域レンタは電アシの台数が少ないのでもし電アシをグループで借りるならル・サイク土浦で借りるのが正解だ。
車種が充実しているル・サイク土浦の難点は開店時間が遅いので朝早めに出発できないのが難点で余裕をもって回るなら霞ヶ浦周辺の宿に1泊がいいか。
朝早くから乗りたいなら自前の自転車を輪行するかハローサイクリングになる。
当初の予定は土浦駅からショート90kmだったが午後から雨の予報だったのでWindy.comやyahoo天気などを定期的にチェックしながらベリーショートを周った。
距離にして34kmだ。
途中で道の駅たまつくりで休憩してメロンソフトクリーム(430円)を食してほぼノンストップで周回して自転車を返した。
3時間半くらいかな。
雨でさえなければ90kmを走る予定だったがケツが痛くなったのでちょうどよかったかも。
これ以上走ると浜名湖のレンタサイクルのようにケツの痛みに耐えながら走る辛いサイクリングになった気がする。
薄い感想だったのは景色がずっと変わらずハプニングもなく順調だったので思い付くことがない。
もしかしてショート90kmを走ればもう少し風景も違ったのかも知れないが地元の川縁を走るコースとあまり変わらない。
ただしベリーショートは一般道に出ることが少なくほぼ自転車専用道路を走れたのは安全安心でよかった。
それに午後から雨のせいで他の自転車乗りもほぼいなかったのもサイクリングロードを独占していた感じでよかった。
専用道とはいえクルマは頻繁に入り込んでくるので20台以上抜かれるかすれ違った。
ほぼ平地で電アシなんてもったいないと思われるかもしれないが向かい風の時には電アシ選んで助かったと感じた。
ツレが普通のクロスバイクに乗り向かい風をヒーヒー言いながらどんどん速度が落ちていく横を涼しい顔で抜き去って喜んでいた。
湖に吹く向かい風を舐めない方がいい。
逆に追い風になるとアシスト切れて全力で漕いでもクロスバイクの速度についていけない。
関東に住んでいるならこのベリーショートコースはファミリーでかすみがうら市交流センターで予約してクルマでやってきて利用するのが正解かな。
自転車を返却してJRで自転車の街である土浦駅に移動した。
少し街を見学する。
雨じゃなかったら借りる予定だった地下のハローサイクリングも見てきたところ横にもう一つ自動で借りられるレンタサイクルがあった。
(写真は撮り忘れ)
利用料は桁違いに安くそこが霞ヶ浦の最安のレンタサイクルのようだ。
廃棄されたか貰い受けたような自転車を修理してレンタサイクルにしているのか車両数は多いが一点モノの自転車ばかりである意味面白い。
ここで借りて乗るのが気軽でいいのかも。
ランチは同じビルのラーメン(1000円)を食べて日暮里経由で代々木に移動した。
代々木から明治神宮へ。
元々8時間は走るつもりだったのでのぞみの切符は21時過ぎ。
まだ7時間もある。
代々木で降りたら雨が降っていた。
気を振り絞って歩く。
途中で土砂降りになってきた。
傘が意味を成さず身体中べしょべしょ。
歩いているのは外国人ばかりだ。
なんとかたどりつけた。
平日のこんな土砂降りの中でも結構な参拝客がいるのには驚いた。
先日熱田神宮にも平日の雨の中お参りに行ったがこちらの方が人手が多い。
さすが参拝客数1位の明治神宮だ。
本当は靖国神社へ行きたかったがあっち側の人がいたので明治神宮に譲ったが結局その人は理由をつけて参拝前に先に帰っていった。
だったら靖国に行けばよかったな。
土砂降りの中参拝して原宿へ戻った。
その後回るところも思いつかず東京駅の喫茶店で時間を潰す。
長野ブランドの紙コップサイズ1杯のクラフトビールが900円で手が出せなかったがツレは喜んで飲んでいた。
長野のビールメーカーの人が試飲のお猪口を持ってきてくれたので飲んでみるとフルーティーで飲みやすい。
缶をコンビニなどで販売しているらしいが値段が値段なので飲むことはなさそう。
夕食はリーズナブルなカレーにでもしたかったがツレが東京駅周辺で高い料理を見つけてきてはこれでいい?と推してくるのでできるだけ安いお店を探して台北で美味しかった小籠包のお店の鼎泰豐で妥協して夕食にした。
驚いたことにクオリティが酷かった。
あまりの酷さに店内で一切写真を撮り忘れた。
写真好きなツレも料理を全く撮っていなかった。
生ビールは届いたうち1杯が泡だらけで半分しか入っておらず、小籠包はぬるい、坦々麺もぬるくて、炒飯だけが生温かった。
炒飯ももしその温かさで王将で出来てきたらその店舗には2度と足を運ばないレベルだ。
ツレもキレかけていた。
おそらく味は悪くなかったが中身がぬるい小籠包なんてそれは小籠包ではない。
どんなひどい店でもここまでひどくはなかった。
その後に自宅で食べた140円で買ってきた王将冷凍坦々麺をレンチンした方がはるかに美味しいw
想像するにホールの配膳が人員不足で間に合っておらず出来た料理がかなり長い間放置されていたのでは無いだろうか?
それとも基本調理法は電子レンジを使っておりレンチン不足で温かくなかったのだろうか?とすら疑ってしまう。
もしかするとたまたまだったのかもしれないがこちらは一生に1度入店するかどうかなので酷い店だったが全ての評価になる。
鼎泰豐本店から定期的に品質の抜き打ち検査をすることをおすすめしたい。
1泊2日の旅費は往復ののぞみにいい感じのホテルにクルージングに浅草観光に霞ヶ浦ポタリング、土砂降りの明治神宮と詰め込んで28,816円とリーズナブルだったのはJR東海ツアーズのお陰だ。
一方でこの1泊2日の食費が家計簿チェックしたら10,617円と立ちくらみがした。
食事に緩急をつけてご馳走と質素にすることは大切でも4食で1万円でそのご馳走に値段なりの納得感がないのはダメだ。
いいと感じたのは海鮮丼とどじょう鍋であとは値段不相応で失敗だった。
で鼎泰豐が最期ダメ押しした。
どちらにしろこちらは年々貧乏化してツレは年々ブルジョア化していくのでそろそろ旅行レベルが折り合わなくなってきた。
元々は自分の方が浪費家でツレの方がケチケチな人ばかりだったが退職してから徐々に逆転した。
資産や投資による収入の違いなので仕方がない。
出来るだけひとり旅に戻そう。
家に戻って驚いたのは腕が真っ赤に自転車焼けをしていたこと。
最初は前日の30度の炎天下のせいかと思ったが昨日シャワーで焼けていた感じはなかったしどう見ても腕の上側だけが焼けているので自転車だ。
あれだけドン曇でも焼けるものなのか。
贅沢したのに体重は0.5kgしか増えていなかったのは一泊だったからだろう。
今回は観光は雨で大変だったが満足で食事は高すぎで検討の余地ありという旅だった。
最後までご覧いただきありがとうございました。