以前の急性低音障害性感音難聴の発症から治る兆候までの記事を再編集して完治までに書き直した。
2023年6月下旬のある朝に突如に低音が異常に鬱陶しく感じるようになった。
何が起きたかわからなかったが飛行機で上空に舞い上がった時の気圧変化で耳がおかしくなったような状態だ。
しばらくの間は両耳かと思っていたが起きているのはどうも右耳だけとわかった。
耳抜きをしようが一向に改善しない。
飛行機やらヘリコプターの音どころか冷蔵庫や家電の低音が異常にうるさく気持ち悪くなってくる。
数日経っても治らないので検索してみると耳管開放症の症状に近い。
何らかの原因で耳管が開きっぱなしになり音が大きく聞こえる病気でこれといった治療法も無く対策は漢方薬らしい。
病院にいっても病名言われてあまり効果のない治療法を勧められて終わりじゃ通院してもカネが勿体無いだけと自己診断で3日放置していた。
しかしとにかくちょっとした機械音が異常に煩く感じてこのままだと精神疾患にでもなりそうと他の用事で耳鼻咽喉科を通りかかりで受診した。
医師は耳の中をチェックして異常なしといい、症状を聞いて聴力検査とティンパノメトリー検査をした。
ティンパノメトリー検査は耳に圧をかけて鼓膜がちゃんと動いているかの検査らしい。
聴力検査は免許更新の時や会社の健康診断の時にやる古めかしいヘッドホンを着けてかなり広範囲に細かく周波数を変えて5分くらいかけて検査する。
検査の結果は右耳の低音が聴こえずらい難聴だった。
検査結果直後にグラフで右耳と左耳の聞こえ具合をグラフ化して右耳の低音域が聴き取りにくいことを可視化して見せてくれた。
耳鼻咽喉科だと一連の流れになっているんだろうな。
とりあえず元外科の主治医に診てもらおうと考えていたが耳鼻咽喉科にやってきたのは正解だった。
餅屋は餅屋だ。
この難聴のメカニズムは10の内耳(蝸牛)に何かの原因でリンパ液でむくんでしまうか血行が悪くて低音伝わり辛くなる。
簡単には耳のカタツムリがデカくなる病とでも覚えておくいいかも。
前回のめまい以外はわかっていても病名を言わない医者なので調べてみると急性低音障害性感音難聴という病名になる。
ジャニーズでこの疾患で休養していた人がいたとうっすらと記憶にあるのでググって見たら大倉くんや歌手の柴田淳さんが罹っていた。
最近は特に若い女性に多い難聴でめまいを伴う場合もあり症状が変動する。
これを知っても女性が罹りやすい病歴だらけなので今更驚かない。
比較的最近になってメニエール病や突発性難聴と分離されて病名がついたらしくネット情報だとお勉強不足でこのあたりをよくわかっていない耳鼻科の医師もいるらしい。
いつも喉や耳で何かあると利用している耳鼻科の先生は患者が耳管開放症にミスリードしたのにも関わらず内耳が浮腫んで低音の聴力障害が起きていると診断してくれた。
但し病名は絶対に言わない。
治療は軽い場合は利尿剤でむくみを取って様子見で改善しないか悪化するならステロイド薬をしばらく飲むとのこと。
利尿剤を処方してもらい1週間経ったら再度聴力検査を受けるらしい。
適当に病名決めつけて治療がないと諦め放置せずよかった。
イヤーピースアレルギーでは信用を無くしていたクリニックだが前回の突発めまいも検査で一発で当ててくれ今回も症状からおそらく当たっていそうなので今後もこの耳鼻咽喉科を利用しよう。
典型的な耳の疾患には手慣れた耳鼻咽喉科は強い。
そしてググって自己判断の生兵法はケガの元だ。
家に戻りYoutubeで低音障害型感音難聴で検索すると低音チェックがあったのでやってみると100Hzで両耳で聴くと左耳からしか音が入ってこない。
交互に片耳を閉じてみると薄らと右でも聴こえた。
80Hzになると右耳は全く聴こえない。
他の帯域は右耳も問題ないので低音難聴で間違いなさそう。
そんな疾患があるとは知らなかった。
処方された薬はこの3つだ。
たかが利尿剤を1週間分で1500円と高かったがシロップは脳圧や眼圧を下げる効能があり普通の利尿剤では無いようだ。
そしてこの利尿剤はまずいシロップで有名で実際にかなりまずかったw
大腸カメラで飲む下剤のニフレックに甘みを加えた感じでマグコロールPよりまずい。
他の2つの薬を調べると赤い方はビタミン剤で気休め感しかしないのでこういうセット処方は国費を医療費で食い潰さないためにもやめた方がいい。
ただ今回の薬価はほとんどがシロップ代だし特効薬とか効くメカニズムが明確になっていない疾患なので予後がいいエビデンスの薬をかき集めてセット処方しているのだろう。
この疾患の原因と考えられているのは
- 睡眠不足
- ストレス
- 体の慢性的な疲れ
でストレスは無いし身体も疲れていないのでこの中だと睡眠不足が該当するか。
ここ最近は途中覚醒や早朝覚醒が多いので睡眠時間は4-5時間だ。
あとデスクワークで動きが少ない人も起きやすいようなのでまさに昨年に発症した良性突発性頭位めまい症と近しい原因だろう。
あくまで勘だがあれもおそらく右耳だ。
自分の場合はことごとく右半身で疾患が起きているので何かあるんだろう。
今回も身体に良くないと思いつつPCで色々なAIのPythonスクリプトをいじり倒して実験して1日が過ぎる毎日を送っていた。
公開する気はないがGitHubですらまだ発表されていないような仕組みが出来たりするのでめっちゃ楽しい。
前回はゲーム三昧でずっと座っていたので同じだ。
あのめまいも耳のリンパ液に耳石などが落ちてめまいを引き起こすものでどちらも耳のリンパ液が共通している。
最近は症状をググってこれなら大丈夫と自己診断して放置して重大な病気が隠れているのに通院せずに悪化させたり場合によっては死に至る人もいそうなので自分の身体が大切な方だけはヤブではないクリニックなりちゃんとした総合病院に通った方がいい。
今回もYoutubeやブログなどから色々情報収集したが医師や実際に罹った患者は正確な情報をアップしているものの中には怪しい情報も流しているので気をつけないといけない。
宗教で病気の治る壺を買うよりは幾分かマシだが治らないと藁をも掴む人を騙すような商売はいつの時代も無くならないので仕方がない。
その後、利尿剤を処方されていたのでカリウム不足を懸念してブロッコリーを買ってきて食べていたが服用2日目で高脂血症治療薬をやめて初めて足がつったので影響は間違いないとケチらず食べる量を増やした。
カリウム入り利尿剤もあるはずだがこの症状には処方されないのかな?
とにかく多岐に渡り疾患に罹っているのでやたら詳しくなった。
その後7日服用し続けて耳の詰まりも解消されず2度目の聴力検査でも前回とほぼ同じ結果だった。
予定通りステロイド薬と胃の粘膜保護剤を処方された。
プレドニンを3日間は朝晩食後に10mgでその後2日間は減薬で朝晩5mgという処方だった。
医師や薬剤師のYoutube動画の事前調査でステロイド飲み薬の副作用が怖いイメージがあった上に医師が重ねて精神に影響が出る場合がありハイになるだけじゃなく気が狂った人もいるとまで脅すのでやめようかと思ったがこのまま治らない可能性も示唆して脅してくるので服用することに決めた。
ググって調べていたので難しい病名を言って症状を話そうとしたらそれは私が説明することなのでと病名を遮って止めたくらいでやはり病名を明確にするのが嫌いらしい。
あとこのステロイド不眠を防ぐため朝、昼の処方が一般的になのだが朝、夕処方というのも微妙でやっぱりヘンテコな医者だ。
旧ホームドクターほどヤブではないと思っている。
そして飲んだ夜は薬の副作用でやはりほとんど眠れずようやく寝付けたと思ったら物音で目を覚ました。
何の音かたしかめると右鼓膜がガサガサ、ガサガサと騒いでいる。
耳の中に虫でもいるか?
でも目を覚ますと耳に虫が入った感じではなく唾を飲み込んだり耳抜きをした時のあの鼓膜のガサガサ音が少し小さめで何もしないのに細かく不定期に長時間に鳴っている。
なんとなく右耳の内耳が膨張している気もするので病気が悪化し始めたかそれとも薬が効いて逆にむくみが引いているかだろうと考えた。
1時間も睡眠が取れなかったがそれから2時間弱で耳のガサガサ音が止まった。
なんとなく耳の詰まりがよくなった気がする。
ただ寝室の無音状態だとよくわからない。
そこでYoutubeの聴力検査で低音を探してふるさと納税の年度を勘違いして自腹になったソニーのヘッドホンつないで聴いたところ50Hzが左耳と変わらないくらいに聴こえる。
病院で見た聴力検査結果のグラフだと50Hz、80hzあたりは左に比べてストンと落ちていた。
薬が1日で効いたようだ😃
人それぞれで治るタイミングや治り方も違うだろうがこの病気の改善の兆候がネット上で一切見当たらないのでこれはひとつの参考になりなる情報だろう。
ステロイドは副作用が多く免疫力低下もあるのでしばらくマスク生活をするけれど効果も強力だ。
もしくは8日間飲み続けた利尿剤他の効能が効き始めたのかも知れない。
しかしこの兆候はぬか喜びで1日だけ調子がよかったが翌日になると元の状態に戻ってしまった。
そしてステロイドを3日間10mgを朝晩飲んで、残り2日間5mgを朝だけ飲んでいたが症状はどちらかといえば悪化していた。
薬がなくなったのでもう一度耳鼻科に行くとなぜか聴力検査はよくなっているということだった。
しかし自宅でヘッドホンをつけて30-100Hzを左右の耳で聴いてみると初回耳鼻科から帰宅してヘッドホンつけて確認した状態と変わらないくらい聴こえない。
耳鼻科からもらったのはまだ減薬が必要らしくステロイドを4錠とこれまで通りの利尿剤とビタミン剤とアデホスだった。
ステロイドは別にもう減薬も要らんだろと飲まずにそのまま放置した。
利尿薬とビタミン剤とアデホスだけはこれを飲んだところで治らないだろうと思いながら無くなるまで飲んだ。
そして耳鼻科に行くのもやめる。
難聴の状態は発症当時と何も変わらない。
脳も慣れてきたのかクルマなどの低音が響いてもそれほど鬱陶しくなくなってきた。
それでもヘッドホンで低音チェックをしても100Hzあたりまで右耳はほぼ聴こえなかった。
発症から20日を迎えた。
そういえば減薬用のステロイドが残っていたことを思い出す。
また前回みたいに症状がよくなるかもしれんと朝と昼に5mgを一錠ずつ飲んでみる。
冗談のようだが当日夜にまたバリバリと右耳で音がして低音が聴こえるようになった。
しかし同じようにその翌々日には元に戻ってしまう。
もういいわ!とそのままにしていたところ発症からちょうど1ヶ月後の7月下旬に低音難聴の症状が完全に消えていることに気がついた。
おそらく22日目から1週間かけて気がつかないくらい少しずつ回復していたのだと思われる。
その時に気がついたのは首周りのリンパの腫れの感覚が完全に引いていた。
これまでに何回か起きている原因不明の喉の痛みが起きると必ず首周りのリンパが腫れている感じがしたのであれが耳の症状にやってきたのではないかと考えている。
数日で治る人もいれば何ヶ月も治らない人もいる病気なのでわからないが1週間や2週間で治らなくても諦めずに居れば治る可能性もあると完治までの経緯を書いてみた。
そして3割程度が再発するらしいのでもし再発したらその時にもレポートしてみよう。