WindowsパソコンにてExplzhで60GBほどのバックアップをフォルダーまとめて圧縮していてかなり時間かかっていた。
折角最近新調したインテルi5-13500の負荷23%程度しか使っておらず宝の持ち腐れのようだ。
なんとなく遅いので最近はどのソフトの圧縮がマルチタスク化が進んでいて速いのかググってみた。
しかし解凍速度しか見当たらないので自らテストしてみる。
リリースバージョンが変われば速度も変化するしPCの能力によっても違うのであくまで2023/10末現在にダウンロードした圧縮ソフトにて計測した結果であり参考程度とご理解を。
1.テスト環境
CPU i5-13500
MEM 16GB(64GBのうち割り当て)
SSD IODATA sspv-usc960w(Dドライブ) +
SK hynix Gold P31 SHGP31-1000GM-2(仮想Cドライブ)
OS Windows11 under VMWare v17 CPU core全割り当て
2.テストファイル
- オフィス系ファイル 929MB
EXCELやパワポ、PDFなどの仕事で使っていたファイル
- バイナリーファイル ISOのOSイメージ 3.71GB
OSのインストールDVDを ISO化したファイル
3.テスト方法
Dドライブのテストファイルを圧縮しながらCドライブに作成。
開始から終了までをストップウォッチで計測する。
VMWAREアンダーだがホストOSは何の処理もしていない。
スタンドアロンを使わなかったのは単に不要なソフトをインストールしてレジストリが汚れるのが嫌だっただけ。
4.対象製品
窓の杜からダウンロードできる圧縮ソフト9製品とBANDIZIP
フリーウェアではない有償製品版のWINZIPも混ぜたかったが購入しないと圧縮すらできないので諦めた。
WinRARはシェアウェアだが圧縮もできた。
BANDIZIPは有償製品版だが無料の広告表示版もありそちらを使った。
DropITは同じテストのためになんか設定が必要そうだったので対象から外した。
全てインストールした状態で設定はいじっていない。
5.テスト結果
Lhaplusはフォルダーの多さか深さかファイル数か何に引っかかったかわからないがオフィス系ファイルはエラーしてしまい完了しなかった。
この結果を見るとBANDIZIPが圧倒的過ぎて比較するまでもない。
最初は冗談かと数回テストをやり直した。
このソフトだけがCPUをフル活用できている。
広告が気にならなくて最近の高速CPUを使っておりZIPで大量の圧縮を頻繁にするなら乗り換えの検討をしてもいい。
サポートが必要なら買ってもいい、と思ったが30ドルとそこそこするので広告版でいいw
TC4Shellはオフィス系ファイルの圧縮がBANDIZIPに次ぎ他製品に比べ図抜けて速いので事務系業務のファイルバックアップ専用で広告は嫌で有料版も嫌なら一択だ。
あと常用しているExplzhも案外悪くなかった。
バイナリーの圧縮はBANDIZIPに迫る勢いだ。
ただしBANDIZIPはオフィス系もバイナリもどちらも早く全CPUコアで全力圧縮しているのに対してExplzhは大して圧縮できそうもないバイナリーデータは適当に圧縮処理の手を抜いて速度を稼いでいると推測できる。
それでも圧縮率が同じで早ければ十分だ。
自分の場合は現在オフィス系の圧縮バックアップを取る必要が無くなったので普段はこのままExplzhを使い続け、BANDIZIPの広告版をインストールして大量バックアップ時にだけ使おう。
2023/10現在の結果でした。