ここ数十年の欧米と日本を比較した高橋洋一さんの公共事業への投資比較の動画は非常に参考になる。
他国が5-6倍に増額しているところ日本は0.6まで削っているのにGDPが横ばいでよく頑張ったとすら言えるほど政治と役人がアホすぎるデータなのでぜひ観たほうがいい。
我々と同世代から上とかはこれだけ公共投資を減らしてよくぞ民間の日本人はここまで頑張ってきたと泣きそうになるぞ。
そして下の世代はそんな政治家と役人のせいで日本のGDPが成長しなかったんだと腹が立つだろう。
高橋さんによるとなぜ日本はこれほどまでに公共投資をしなかったかといえばマスゴミと財務省が公共投資を悪だと浸透させてきたからという結論になっている。
まさにこれは正しい。
働いていた頃は入ってくるのはテレビと新聞の情報で彼らは財務省(大蔵省)をバックに公共投資は悪だと刷り込まれた実感がある。
特に朝日毎日だ。
ネットもSNSもなくマスゴミを信じるしかない国民はそれを信じるしかなく自分自身も薄らと公共投資は悪だと勘違いしていた。
そんな最中に生まれたのが民主党政権で悪の公共事業をバッサバッサと切り刻んでいく事業仕分けにみんな夢中になっていた。
安倍内閣が誕生してアベノミクスがスタートして就職氷河期が終わって、ある程度は「公共事業が悪だ」は間違っていると我に返ったわけだ。
しかし今だに公共投資・公共事業は悪だという精神が長い年月をかけて日本人の多くの人に刷り込まれてしまっている。
これがザイム真理教の経典のひとつだ。
そのあたりを如実に書いているのが、癌となって生い先短くなり暴露してしまえと発行したザイム真理教という森永卓郎さんの書籍になる。
自分はわざわざ買って読まなくてもわかるし個人的にはあまり好きな経済評論家ではなかった。
但しこれも稼ぐためにメディアに忖度して生まれた経済評論家・森永卓郎の仮の姿だったのかもしれん。
なんかよくわからんうちに「大阪万博反対!」とか騒いでいる人は気が付かないうちにザイム真理教に入信している可能性があるので是非購読することをおすすめしたい。
統一教会とかオウムとかも同じだけど入信している人はそれがおかしいと気が付かなくなっている。
そして前述の森永卓郎さんもテレビに都合のいいコメントをして仕事増やして資産増やすのも必要なくなり、ようやく国民のためにこの手の話をテレビでし始めたところ出演していたコメンテーター枠が全て無くなったらしいw
裏で財務省が糸を引いているのかテレビ側が財務省に忖度しているのかは知らん。
ただ一点前述の高橋洋一さんの動画も大事なことを言っていない。
公共投資をしてこなかった日本はどこにカネを使っていたかだ。
税金は社会主義化している北欧と比べたら安いが欧米と比べて税金額は遜色はない。
消えて無くなっているわけでは無いだろう。
ひとつは保守系の大嫌いな左翼ビジネスに税金チューチューされてその手の団体に金が流れている訳で最近は肥大化してしまったが以前は騒がれるまで大きくはなかったはず。
やはり大きいのは老人向け社会保障費用と無駄遣いだろう。
福祉は弱いと言われているが社会保障は下手すりゃ世界一になっている気がする。
これが正しいか間違っているかはよくわからないが日本の経済成長を阻害していたのは間違いない。
あとはやっぱり無駄遣い。
民主党政権時代に投資では無い無駄遣いをなんとかすると思っていたら日本が成長するための大切な投資をバンバン切っていた。
だいたいあの頭が悪いメンバーがまともな事業仕分けなんてできるわけないのでどこを仕分けるかという情報提供に財務省の役人がいたはずだ。
それ以上は言うまでも無いか。
財務省が完全な悪かといえばその判断は難しいけど経済バランスを取るのが非常に難しい仕組みになってしまっているのでは無いだろうか?
権限を少し弱くするため大蔵省から財務省にリニューアルしたけどもう一度バランスが取れる構造に変える必要がありそう。
でも今の日本の政治家では無理だろうな。
以前は中国人が習近平に楯突けない国民と言ってみたけど日本人も財務省というお上には誰も楯突けないわけだ。。