安倍晋三を失った自民党の左傾化が止まらない。
元々右と左が存在して幅広い翼を持っていたのが自民党でそれが強みではあったがまともな保守系議員は両手で数えて余るようになってしまった始末だ。
自民党主導でLGBT法案が可決するなど安倍さんが健在には思いもよらないことだ。
左傾化だけではなく親中媚中化もひどい。
河野太郎なんかが自衛隊の電力を不安定な太陽光パネルに頼るとか中国国営企業をバックに中華太陽光パネル導入を推し進める自然エネルギー財団を中核に据えて日本の国益を害しようが党内で誰も何もお咎めしない。
もちろん左翼野党は国会で何も追及せずだんまりを決めて、苦言を呈しているのは保守系野党やまともな無所属議員のみ。。。
正確に言えばおそらく自民党はかなり昔から左傾化していた。
自民党内部を蝕む左傾化を中道右派系の安倍長期政権が見えなくしていただけなのだろう。
アベノミクスでバブル弾け民主党政権がマジで危険水域まで持って行った日本経済をデフレ維持で保たせて回復の機会を作ってくれた安倍さんには感謝してはいるが結果的に自民党の左傾化を覆い隠してしまったのが功罪の罪の部分だろう。
不思議といまだに岸田政権が20%程度の支持率があるがこれは中道左派系の支持だと考えられる。
間違っても米国民主党のなすがままで宏池会出身で予想通りの政治をする岸田総理を保守層が彼を推すことはないし許すこともない。
安倍さんが生前にvsオバマ民主政権は大変だったと苦労を語っていたくらいなので米国民主政権の左派政治押し付けは大変なのだろう。
次の総選挙の自民党の票畑は中道左派系と長いアベノミクスでインフレまでにこぎつけた好景気を享受できている政治に興味のないノンポリな人々と円安影響で好景気の輸出産業従事者だろうか?
一方で政治色の強い保守層は保守系野党に票が流れる。
といっても現在の日本の保守系政党は維新、国民民主、参政党、日本保守党のいずれかになる。
(日本保守党は政党要件を満たしていないので正確には政党ではない)
このいずれかに票が入るので保守系野党勢力が力をつけるのは間違いない。
今後左翼野党は厳しい。
自民党が左傾化が国民に丸見えになってしまったので存在意義が怪しくなる。
何せ政権持っている政党が左傾化してくれるなら国政能力もない「総理!総理」と文句しか言えないポンコツ政党を支持する必要すらない。
すると現状の左派野党は、存在意義を示すためより左へ先端化していく他無くなりマイルドな左派代表では自民党との差別化が困難でより苛烈な左の辻元清美議員あたりを代表にしていかないと政党として保たなくなっていく。
もはや共産党だ。
日本には共産党アレルギーが全世代に存在するのと、共産党の思想とは相入れない野党左派議員がより保守色の強い政党に鞍替えして逃げていくだろうから行き着く先は吸収されて共産党の今の議席数と大差がないまでに激減して泡沫化する。
そして残るのは左派自民党と右派野党勢だ。
この左右政党で二大政党政治が再構築できると面白い。
右から左へ幅広くの自民党のせいで国民が自分の思想を票で反映できないのは一党独裁政治と変わらなかった。
しかし自民党が左へ左へ寄っているのでその均衡が破れかけている千載一遇のチャンスなのだ。
ただ左は左で仲が悪いように右も右であまり仲が良くないためある程度の思想で妥協して協力体制を作る触媒が必要だ。
ある意味自民党の左傾化を邪魔している存在である高市大臣あたりが党を離れてその触媒になると面白いのだが、どうもグループを束ねるとか管理職が苦手な人みたいなので難しそう。
それに彼女には中国の軍事以外の搦手による侵略を阻止する法案を作って貰わないといけないので当面は安保大臣で頑張ってもらった方がいいい。
自民党の中でも中道である菅さんは維新とパイプがあるので彼が外に出て彼の仕事人の能力で右派野党をまとめるのが近道だが元々野望の少ない人で年も年なので側近がうまいことそそのかさない限り無理だ。
それに一大勢力になると同じ選挙県で仲のいいセクシー小泉やら河野太郎あたりまでも連れてきそうなので勘弁して欲しい。
でもセクシー小泉のビジョンは空っぽでも票は持ってくるので要職におかず選挙対策委員長ならありだw
結局は自民党+保守系野党の維新か国民民主での政権というのが現実的になり、連立を組んだ保守系政党が次の次の選挙で力を失って自民党は次に力をつけた保守系野党と連立して政権を維持するわけだ。
これでは自民一極政治が続いていく。
だから必要なのは保守系野党をまとめることのできる触媒になる存在だ。
人気もガタ落ちの橋下徹あたりが親中化する前の人気があった頃なら未だしも可能性はあったが今は無理だ。
保守の大家(たいか)である石原慎太郎の息子共がもう少しシャキッとしていたら候補になっていたかもしれないが選挙に落ちるほど人気もないし政治家としての能力も微妙なのでここも無理。
百田さん年齢的に厳しいし敵を作りやすいタイプなのでそもそも無理だし、天才※有本香さんあたりの知名度が上がって触媒になれるのを期待するしかないか。
※天才文在寅とは違い本当に天才という意味
だからしばらく時間をかけて保守系連立グループvs左派自民党の構図でも運良く出来上がり二大政党政治になるのを待つしかない。
それでも自民党の左傾の表面化は今後の政治に大きな波を与えるのは間違いないと考えている。
あくまで個人の意見ではあるし政治はど素人だが左右中の色々な論客のYoutubeを観ていたらこれくらいは見えてくる。
ただ今が二大政党政治構築のチャンスと捉えている評論家も政治家もいないのが残念だ。