サーチGPTでGoogle一強が塗り替わるかも

OpenAIがサーチGPTを発表した。これはAIを使った検索エンジンだ。

対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは25日、AI搭載型検索エンジン「サーチGPT」を一部のユーザーを対象に展開すると発表した。検索市場をほぼ独占するグーグルに攻勢をかける。

Googleも元々は多くの検索エンジンの一つとしてスタートし、うまく投資を集めて各種サービスを追加し、巨大な企業となった。かつて多くの人がYahooディレクトリ※を使っていた時代、私はInfoseekやアトラスを利用していたが、検索機能が急速にGoogleに取って代わられたのを覚えている。
※Yahooディレクトリは、ホームページ作成者がYahooに登録し、それをユーザーが利用する巨大なリンク集だ。

それでも、多くの人は長い間Yahoo検索を使い続け、他のサービスが全てGoogleエンジンに置き換わるまで、不十分な検索を利用していた。長い間、Googleが一強だった検索エンジン市場において、もしかするとサーチGPTがこれを変えるかもしれない。しかし、それは容易なことではない。現在のGoogleエンジンよりも優れた点がなければならない。

日本の場合、GoogleとYahooの検索の関係とは異なるが、習慣として使っているサービスを乗り換えるのは容易ではない。私自身もGoogleサービスから抜け出そうと別の検索エンジンを試しては、結局Googleに戻っている。

現在のGoogle検索の問題点は、SEO対策の影響で、アフィリエイト情報が上位に表示されやすいことだ。検索して開いて読んでみると、結局は異なる製品やサービスのアフィリエイト情報ばかりで、無駄な時間を過ごすことが多い。本当に多い。一体いくつのサイトを見れば欲しい情報が得られるのかと、疲れ果ててしまう。

昔はこんなことはなかった。上位のスポンサー表示は無視すればいいが、通常の表示でも上位にあるサイトが知りたい情報と異なることが多い。誰もが知っている情報や明確な情報はすぐに見つかるが、例えばあるソフトウェアの使い方を知りたいと検索すると、上位5-6件が異なるソフトのアフィリエイトサイトばかりというのが当たり前になっている。

これはGoogle側の問題というより、アフィリエイトで金儲けしようとする人が増えている一方で、Googleの広告収入が減り、まともな情報を書いている人が減っているためだろうと分析している。Googleはそれを排除しようと対策しているが、アフィリエイトで稼ごうとする人々が減らなければ、いたちごっこだ。近年、この問題は一層深刻になっている。

まだ見ぬサーチGPTだが、SEOを無視して本当に信頼できる情報だけで検索順位が決まるなら、かなりの優位性があるだろう。しかし、正確な情報を書いている人の収入が減ってしまえば、ネット上から有益な情報が淘汰されてしまうのは間違いない。Wikiのような形でボランティアだけでは、深い情報は残らない。この問題をサーチGPTがどのように解決するかにかかっている。

それでも、Google一強が崩れれば、新たな検索エンジンの競争が始まるので楽しみだ。是非ともOpenAIには頑張ってほしい。

PS.自筆の内容だがChatGPTさんに校正頼んだら小説のような段落にされちゃうし読点多いしニュアンスも微妙に変わってるけどこっちの方が読みやすいんだろうか?


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