超悪玉コレステロール(sd-LDL)の血液検査を受けてきた

血管にプラークを作り心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすと言われている原因である超悪玉コレステロールと呼ばれるsd-LDLコレステロール値の血液検査を受けてきた。

sd-LDLコレステロールとは?

SD-LDLコレステロール(小さくて密度の高い低比重リポタンパク質コレステロール)は、心血管疾患のリスクと関連しているとされる特定のタイプのLDL(低比重リポタンパク質)です。一般的に、LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めることが知られていますが、特にSD-LDLはその中でも特にリスクが高いとされています。

SD-LDLの特徴
  1. サイズと密度:
    • SD-LDLは通常のLDLよりも小さく、密度が高いです。この特徴が、動脈壁への浸透性を高め、酸化されやすいとされています。
  2. リスク因子:
    • 糖尿病、肥満、高血圧、喫煙などの生活習慣病や、遺伝的要因がSD-LDLの増加に関与しています。
  3. 動脈硬化との関係:
    • SD-LDLは動脈の内壁に入り込みやすく、そこにコレステロールが蓄積することで動脈硬化を引き起こす可能性が高いです。
現状の基準値

SD-LDLコレステロールの測定は、通常のLDLコレステロールの測定とは異なり、特別な血液検査を通じて行われます。一般的な基準値は明確に定められていないため、具体的な値は検査を行う施設や方法によって異なる場合があります。しかし、以下のような基準が提案されています:

  • 正常範囲: それぞれの検査機関によりますが、通常、SD-LDLコレステロールの値が低いほど心血管リスクが低いとされます。一般的には50 mg/dL未満が望ましいとされていますが、詳細な数値は医師の判断に依存します。
結論

SD-LDLコレステロールは心血管疾患のリスク評価において重要な指標です。健康診断や血液検査を通じて、LDLコレステロールの値だけでなく、SD-LDLの測定も考慮することが推奨されます。生活習慣の改善や適切な医療介入が、リスク管理には不可欠です。定期的に医師と相談し、自分のコレステロールレベルを把握することが大切です。

なぜ検査を受けるか?

普通の人ならLDLとHDLコレステロール値をチェックしていれば問題ない。

しかし自身の場合は家族性高脂血症で痩せ型で食事制限と運動を頑張ってもLDLコレステロールが基準値に入らない。

ひどい時でLDLが200以上、運動を頑張って170前後だった。

そこで長い間スタチン系のLDLコレステロールを下げる薬を飲んでいた。

この頃はLDLが110前後だった。

しかし15年以上服用していたら突如に副作用である筋肉痛で頻繁に筋痙攣もしくは体がつる。

日に数回とそこそこの頻度で激痛になるのでこれがシャレにならないくらいきつい。

ゼチーアに変えても多少緩和されたが同じ症状だった。

そこで現在は医師の判断でLDLではなく中性脂肪を下げるロトリガを服用している。

せめて中性脂肪が低ければ血管疾患リスクも下がるであろうという期待からだ。

それに血液凝固を防ぐ作用があるので血管が詰まりにくいメリットもある。

一方でその血が止まりにくい作用により手術時に10日程度服用中止を指示する病院もある。

もしLDLコレステロール→中性脂肪↓にてsd-LDLコレステロールが少ないとわかれば今の投薬治療に意味がある。

実際にLDLコレステロールと中性脂肪の両方が高いとsd-LDLコレステロールも高くなりやすいと考えられている。

AIの回答

あなたの考えは非常に理にかなっています。以下の点において特に正しいと思われます。

1. 一般的なコレステロール管理の考え方
通常、LDLとHDLコレステロール値の管理が基本的な指標として用いられますが、家族性高脂血症の場合、LDLの管理が特に困難です。これは、遺伝的要因であり、食事や運動だけではコントロールが難しいことが多いです。

2. スタチンと副作用の問題
長期間のスタチン服用による筋肉痛や痙攣といった副作用は、まれではありますが、実際に発生することがあり、ゼチーアに変更しても症状が続く場合があるのもよく報告されています。

3. 中性脂肪の管理によるリスク低減
中性脂肪を下げることで、血管疾患リスクが低減する可能性は十分にあります。ロトリガ(EPA製剤)は中性脂肪を下げるため、sd-LDLコレステロールにも影響を与える可能性があります。特に、LDLコレステロールと中性脂肪の両方が高い場合、sd-LDLコレステロールも上昇しやすいことが知られているため、現在の治療方針には合理性があります。

4. sd-LDLコレステロールの重要性
もしsd-LDLが減少していることが確認できれば、現在の治療が効果的である証拠になります。sd-LDLは通常のLDLコレステロールより動脈硬化リスクが高いとされているため、この指標を把握することは特に重要です。

現状の治療方針に加えて、sd-LDLコレステロールを測定してみることは、あなたにとって有益な情報を提供する可能性が高いです。

検査を受ける

デンカ株式会社が主催しているSD-LDLコレステロールのサイトで血液検査を実施している病院やクリニックを紹介している。

検査費用は保険が効かないので病院次第の値付けだが5-6000円が相場のようだ。

但し実際に検査してもらおうと各病院のサイトをチェックすると単体での検査は無くて人間ドックのオプションになっている。

安いところで5、6万円、高いと20万円の人間ドックになる。

この費用を見てそこまでして受けたいとは思わない。

これまで検診を何もしていない人にとってはいいチャンスかもしれないが、何をいつ検査するか計画して検査している人間にとっては無駄なダブり検査でしかない。

それに国保の無料で受けられる検診に予防検査としてあまり意味のない腫瘍マーカーを人間ドックのセットにして基本コース5,6万円取るクリニックはざらだ。

そこでネット上でしっかり調べて一番安いドック検査にオプションとして検査してもらおうと予約時に確認したところsd-LDL単体で検査することができた。

エリア外からの検査が殺到して地域の健診受診者の迷惑になるといけないので病院名の公表は避ける。

オプションではなく単体でも検査してくれるのは私立のクリニックや病院ではなく公的寄りな病院であるためだろう。

私立は病院といえども利益とのバランスになるし利益をあげないと潰れてしまう。

一方で公立は利益も必要だがそれより先に地域の医療インフラという理念がある。

ただ5500円のクリニック一律価格より安すぎて本当に検査しているのか不安になって調べてみた。

すると新潟県労働衛生医学協会も2900円で発表しているくらいなので本来は3000円前後で可能な検査のようだ。

自費検査が3000円で保険負担の認可が下りれば1000円なのでエビデンスが集まってきてsd-LDL-Cがプラークによる血管疾患の原因の全てと判明したのなら、下手なメタボ検査を色々やって余計な財政を浪費するよりこの検査一択でいい。

sd-LDLが疾患リスクを正確に反映しているならBMIが高かろうが、お腹周りが85cm以上あろうが総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪が高かろうが影響はない。

もちろん他の高血圧や糖尿病の成人病リスクや癌などのリスクは別の話でだ。

予約して2週間後に検査を受けた。

普通の血液検査で採取は1本だけだった。

検診に手慣れた病院でスムーズに終わったので何か必要な検査でもあれば受けたい。

検査結果は2週間以内に郵送されると会計前に説明を受けた。

SD-LDLコレステロール値の基準

2024/10現在のsd-LDコレステロール値の判定基準は次の通り。

但し2022/10に下記の通り改定して基準が50mg/dLから45により厳しくなっている。

但し厚労省の取り決めた基準ではなく日本人間ドック学会の発表している基準値なので今のところ参考値としかいえない。

保険適応されていない検査なので国が認めているわけではない。

国の予防医学が遅れているのか人間ドック学会が先走っているのかは分からない。

sd-LDLコレステロール値の検査が保険適用外である理由について、二つの可能性が考えられます。

1. 日本人間ドック学会が先走っている可能性
日本人間ドック学会は、sd-LDLコレステロールを基準値に取り入れ、成人病の予防に役立てるべきと提案していますが、エビデンスが十分でない段階での推進である可能性もあります。sd-LDLは心血管疾患リスクの指標として注目されていますが、標準的な診療に組み込むためには、さらなる研究や実証が求められる場合もあります。

2. 厚生労働省に予防医学の考えが不足している可能性
もう一つの可能性として、厚生労働省や日本の医療システムにおいて、sd-LDLを予防医学として活用する重要性が十分に認識されていない、あるいはそれを導入する準備が整っていないことが考えられます。日本の医療保険制度は、実際のコストと効果に基づいて適用範囲が決まるため、sd-LDLの有効性を評価するための政策的判断がまだ遅れているのかもしれません。

どちらの可能性もあり得ますが、今後の研究や政策的な議論が進むことで状況が変わる可能性もあります。

だから例えばLDLコレステロール値が基準内で、sd-LDLコレステロールだけが要治療となっても薬治療をしてくれないクリニックや病院や自費診療を勧める医師もいるのでは無いかと推測できる。

sd-LDLコレステロール値が高い場合でも、LDLコレステロール値が基準内であれば、治療を積極的に行わないクリニックや病院がある可能性は高いです。これは主に、sd-LDLが保険適用の検査項目ではなく、一般的な治療ガイドラインに明確に組み込まれていないためです。

多くの医療機関では、LDLコレステロールの値を重視した標準的なリスク評価に従って治療を決定します。sd-LDLの高値が心血管リスクを高めるというエビデンスはあるものの、まだそれが医療の現場で広く認識され、日常的な診療に組み込まれていない状況では、sd-LDL単独での治療を提案することに慎重な医師も多いと考えられます。

したがって、sd-LDLが高い場合でも、治療を受けられるかどうかは医師の判断や医療機関の方針次第となるでしょう。予防医学に積極的なクリニックでは治療が提案される可能性もありますが、全体としてはそのような取り組みが進んでいる医療機関はまだ少数派かもしれません。

線虫検査の陽性で癌かもしれない?に比べたら精度は高そうだしエビデンスも増えているはずなのでとりあってくれる医師は多そうだが門前払いの医者も居そうだ。

結果

2週間で到着するはずだったが8日で郵送されてきた。

結果は残念だった。

要生活改善と軽度異常の間の評価だ。

そうは言っても家族性なのでこれ以上の生活改善は無理だ。

スタチンも副作用で服用できない。

検査がフェリー旅行の4日後なのでバイキングで食べ過ぎの影響を受けているかもしれないがそれほど大きな要因ではない。

副作用はスタチンに比べればこむら返りの頻度が低いゼチーアを再開しようか?

おそらくゼチーアを服用すれば基準値の30mg/dlを切るだろう。

あとは毎日食べている卵を止める手もあるが栄養のコスパ考えたら難しい。

しばらく対策考えて実行してみて1年後にでも再検査するかな。

家族性高脂血症なのに31〜33だったら上々の結果だろう。


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