台湾の都市である台北に出かけることにした。
海外旅行は2年半ぶりだ。
台湾は5年ぶりだ。
いやーあの台北で台風直撃で帰国できないイベントから5年か。
そう考えるとあっという間だ。
今回の台北来訪の目的は自転車で台北を一周する。
「環騎台北」という正式名称がある66kmのサイクリングだ。
ただし完全に1周するのは途中に一般道があるため自転車専用道路のみを走って終える。
前回台北に出かけた時にも同じコースをYoubikeでサイクリングをしたが距離は稼いだものの実際には半分も回っていないのでそのリベンジだ。
自転車で走り回っているツレが行きたいということなので2人旅となる。
本当はお気楽なひとり旅がいいが飲み会で酔っ払った勢いで喋ってしまったのでしゃーない。
日程を調整したら服装に面倒な季節になり、日本はもう冬で台湾は秋なので秋冬の衣類が必要で荷物が嵩張る。
リュックに6kgになった。
肩が痛くなるので4kg以内に収めたい。
土日を挟む最悪な日程なので宿泊費が膨らんだ。
台北は平日と土日のホテル代が天と地の差がある。
コスパがいいのは断然安い日程で予定を立てられるひとり旅だ。
天気は地元も台北も全日いいらしい。
フライトはピーチではなくタイガーエアになる。
この歳になるとピーチの深夜便はきついのでタイガーエアのセールを待って予約した。
しかしその後もっと安いセールが出てがっかりへにょんだ。
出発は13時頃でも当日10時前に中部国際空港に到着する。
まずはプライオリティパスを使い第一ターミナルの4階にあるぼてちゅうで無料セットをゲットした。
少しでも楽天プレミアムカードに支払った会費を回収したいw
オマケで付いていたどら焼き5個はツレと分けて昼食代わりにした。
焼きそばを食べてツレと合流してカードラウンジで無料ビールを何杯か飲んでタイガーエアーの発着陸するターミナル2に移動した。
セルフチェックインができればギリギリまで粘るつもりだったが日本側は不可だったのでカウンターでのチェックインが必要だった。
1時間半前と余裕を持ったチェックインのつもりがみんなギリギリでやってきており列が長くクローズ数分前までかかってしまう。
タイガーエアのいいところは手荷物制限が7kgではなく10kgなので重さに気を使わなくていいところだ。
そして飛行機は1時間遅れの出発だった。。。
でもLCCはしゃーない。
桃園国際空港に到着して入国審査に20分かかった。
その後税関申告を出たところを左に歩き銀行で2万円程両替をしてその奥で5日間300元の4GのSIMに入れ替えてまた元来た道を戻って通称ラッキーと呼ばれる5000元が当たるクジを引いた。
クジはオンラインで1週間前から事前申請ができるので台湾へ行く人は是非登録したい。
クジはツレも自分も外れたが来て早々にワクワクがあるのは楽しい。
台湾政府としては権威主義国チャイナがいつ襲ってくるかわからんので旅行控えから観光業を守るための秘策だと思う。
その後にSIM屋がある方向に戻ってMRTのホームに向かった。
税関申告を出てから先に右のラッキーくじをやってから両替してSIMゲットしてMRTに乗るのが最短ルートのようだ。
MRT乗り場では日本のSuicaのようなヨーヨーカー(イージーカード)を手に入れるべきだが2人とも台北渡航歴ありで持ってきたので1000元チャージだけしてMRTに乗り込む。
これはYOUBIKEに乗るために事前準備した。
その後MRTの中でYOUBIKEのアプリと台湾携帯番号を紐付けしようとレジストレーションしたが過去に使われてしまっている電話番号のようで新規登録できない。
試行錯誤してわかったのはアプリのパスワードを忘れたという項目から台湾の携帯番号を入れてsendボタンを押して返ってきたSMSコードを入力して自分で任意で決めた新パスワードやらパスポート番号、メアドあたりを入れたら紐付けができる。
あとは悠遊カード記載の番号を追加すればアプリ不要でYOUBIKEの緑ボタンを押してカードを自転車に接触させれば引き出せる。
これは流石にググっても出てこない。
でも誰かがYOUBIKEで使った携帯番号だからと諦めないようにしたい。
台北駅は乗り換えでレッドラインからホテルのある雙連駅まで移動してチェックインした。
4泊するのは旧ホテル名がシンシーホテルで新しい名前がニューシティホテルだ。
台湾は前回よりも物価が上がり円安も相まって日本よりも宿泊費が高いがこのホテルは名前を変えたせいもあってこの時期に1万円以下と比較的リーズナブルで新しくて広めで綺麗な内装だ。
ツレのために土日を挟むことになってしまいホテル選びは本気だった。
フロントも程よく優しくMRTレッドラインの雙連駅で問題なければおすすめのホテルだ。
但し病院が近いので救急車が頻繁に出入りするため運が悪いと睡眠妨害になる。
あとこのホテルだけではないと思うがこのクラスのホテルは壁が薄いので周りで夜に騒ぐ客がいると最悪だ。
ツレの隣が日本人でAM2時まで宴会をやっていたようで最終日が最悪だったと言っていた。
騒音が絶対嫌なら宿泊料金を2-3倍支払って有名なブランドのホテルに泊まった方がいい。
そしてそのままホテル近くの寧夏夜市の方家雞肉飯で魯肉飯(ルーローハン)と豚の脳みそを食す。
どうしてもツレが脳みそを食べたいというので出している店をYouTubeやブログなどから探してあげてやってきた。
自分より偏差値高くて頭はいいはずなのだが脳みそ食べてもっと賢くなりたいのかは知らんw
そのお店の並びは15分くらいだった。
どこもかしこも人気店には行列ができている。
そして脳みそなんてうまいモノじゃ無いとは予想していた。
注文すると店の人も反対して隣の蛤スープにしておけと言ってきたのでやはりなと思いつつツレはキレそうになりながらオーダーを通したw
豚の脳みそはグロいのが2つも入って60元だった。
他にはルーローハンも注文する。
味は臭みが微弱なので誰でも食べられるだろうが店員が蛤スープを勧めてきたのが正解で決して美味しいものではなかった。
見た目のような白子っぽい味でもない。
「ルーローハンの方が断然美味しいやろ?」とツレを挑発したら「脳みそうまいうまい」とスープまで残さず飲み干していた。
話のネタなら食べてもいいが普通はやめた方がいい。
これが美味いというYouTuberは味音痴だと思うので信用しない方がいいw
あとこの店のルーローハンも複数のYoutuberが推すほど絶品とは思わなかった。
店名のジーローハンの方が正解だったかな?
ツレはコンビニで買った缶ビールを終始飲みながら回っていたがこの手のお店は持ち込み禁止なのでご注意を。
以前ツレに業スーの葱餅うまいぞと勧めて買って食べていたようで本場台湾でも食べたいということになり目ざとく屋台を見つけて注文していたので乗っかった。
売り子のおばあちゃんには悪いがこれが最悪だった。
油まみれでベトナムで食べた揚げパン以上に生地に油が染み込んでいて、味は美味しいのだがその後胸焼けと機能性ディスペプシアの再発になりかけた。
1週間分の油取得量を1食で摂取した感じだ。
おばあさんが油切りはしてくれていたんだけれど素材が吸いまくっていた。
間違っても業務スーパーの葱餅同様と思って年寄りが食べてはいかん。
買っていたのはみんな若者だった。
自分は半分捨てたがツレが店を選択したせいか、うまいうまいと食べきっていた。
しかし翌日気持ちが悪いと零していた。
油まみれの葱餅食べたせいで旅行中はガスモチンとタケキャブを飲み続けて耐えたが、もし持っていなかったらこの後の旅行の食事の楽しみが台無しだった。
お年寄りでどうしても食べたいなら焼いているタイプの葱餅にするかキッチンペーパー持っていき油を取れるだけ取って食べよう。
移動につかれたのであとはホテルでコンビニで買った缶ビールを22時頃まで飲んで寝た。