プライオリティパス難民からの脱出

プライオリティパスの解説


プライオリティパス(Priority Pass)は、世界中の空港ラウンジを利用できるサービスです。旅行者にとって、空港のラウンジは快適な休憩場所として重宝されますが、一般的には高い利用料金がかかるため、利用できる機会が限られていることが多いです。しかし、プライオリティパスに加入することで、会員は指定されたラウンジに無料でアクセスでき、旅のストレスを軽減することができます。

プライオリティパスは、航空会社の上級会員やクレジットカード特典として提供されることが多く、利用可能なラウンジは国内外問わず、ビジネスラウンジやエアラインラウンジを含む数千ヶ所にも及びます。ラウンジ内では、飲食やWi-Fi、シャワーなどの設備を自由に利用でき、快適な時間を過ごすことができます。

退職直前に楽天の通常クレカを楽天プレミアムカード年会費11000円にアップグレードして付帯するサービスのプライオリティパスを使用していた。

コロナ禍前はほぼ毎月に旅行に出かけたためしっかり利用させていただき元を取っていた。

コロナ禍では旅行に出かけるのも難しくGOTOキャンペーンで国内を時々回っていたくらいでほぼ使えなかった。

それでも解消されたらまた利用できるだろうとダウングレードせずにそのままにしていた。

それからコロナ禍も明けたが原因不明の下腹部痛で長時間の移動が難儀になりほとんど出かけなくなった。

最近ようやく騙し騙しでも旅行が復活できると思っていた矢先に2025/1より楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスの使用制限が無限から年間5回までと改悪となる。

先日の台湾旅行1回だけもプライオリティパスをレストランで3回使用した。

今後年間2回旅行に行くと5回制限に引っかかってしまう。

実はそのレストラン使用すら不可になった。

2025年1月2日(木)より、ご利用いただける施設が変更となります。

・変更前

Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内・国外のすべての提携施設が利用対象

・変更後

Priority Pass (A.P.) Limited社が提供する国内・国外のラウンジ施設が利用対象

引用 楽天カード

2025年からラウンジ使用5回のみとなる。

おそらく楽天グループは楽天モバイルが大赤字のお荷物になっているのでゴールドカード保有ユーザー数を捨ててでもグループ全体のコストを少しでも下げたかったのだろう。

これまでプライオリティパスは航空会社用の空港ラウンジ利用が中心だった。

対してコロナ禍がきっかけで旅行が減少で会員も減少を盛り返すためにレストランやカフェへ無料使用を拡大したと推測する。

ラウンジだと時間に余裕があるとか待ち時間が無ければ使わない。

せいぜい1フライトに1回使えばいいところだった。

しかしカフェやレストランのテイクアウトが使えるとなれば可能な限り使いたいのが貧乏性だし楽天プレミアムカードの付帯で使っている人の大半だろう。

楽天カードとプライオリティカードでどのような契約が取り交わされているか分からないが、料金が固定であれば実績から値上げ交渉になるし、使った分だけ支払うならコスト増になっていく。

それでレストランをカットしてラウンジ使用回数を絞ったわけだ。

ユーザーから見れば最大32ドルx5回しか使えないカードに1.1万円を支払うのは馬鹿馬鹿しい。

それに1回のラウンジ利用コストは32ドルと言われているが二千円以下の価値しか感じないし5回程度では楽天プレミアムカードの年会費の元も取れない。

楽天プレミアムカードなんてプライオリティパス付帯サービスを外したら楽天ノーマルカードと比較しても大差がないカードだ。

むかしは色々特典があったが全て切り捨てて残っていたのがプライオリティパスだった。

楽天にとってもプライオリティカード会社の方針転換のコストアップで気の毒だとは思うが楽天プレミアムを持っていても意味がなくなったので無料カードにダウングレードする。

これは決定事項だ。

ダウングレードの審査が無職で通らなきゃ楽天カードはサクっと捨てる。

そのために退職前に何枚もクレカを作った。

正確にはカード会社が潰れる可能性を考えて複数枚作った。

さてその後どうするかだが、調べてみるとプライオリティパスが付帯するゴールドクレカで敷居が低くリーズナブルに使えるのはセゾンアメックスゴールドカードらしい。

普通に審査を経て手に入れると年会費に11000円+プライオリティパス利用料11000円がかかる。

年間維持費22000円だ。

それでも5回旅行をすれば元は取れそうだ。

それでも2万円払って維持したいほどでもない。

もう少し調べてみるとセゾンでキャンペーンやっている優遇型ゴールドにすれば当面の間は年会費をタダにできるというガイドが出ている。

過去はインビテーション加入だったようだが2024/11/14より優遇型も自分で申請して収入などの条件を満たせば入手できるようになった。

旧楽天プレミアムカードのプライオリティカード同様に年間11000円で無制限で使えることになる。

しかし新規でクレカを申請しても無職ではまず審査が通らない。

投資家にして適当に年収額を書けば通る可能性はあるが落ちたらショックだ。

退職前に1度審査に落ちて結構ショックだった。

諦めるか?

と考えをまとめた時にふと西友とウォルマートが手を切ったので保有していたウォルマートセゾンカードが、

セゾンアメックスカードに変わっていたことを思い出す。

このカードは西友を利用するかもと退職前に作っておいたかな?と自身の過去のブログを引用するとこんな理由だった。

このカードはアメックスが無料で使える。

今ならセゾンがあちこちと提携したので出光、パルコ、タカシマヤ、MUJIなど無料カードでアメックスが作れるが当時は珍しかったはず。

あの頃はコストコに通っており使えるブランドがアメックスだけだったので作った。

しかし今はコストコがマスターカードに切り替わっているし、そもそも節約を考慮してコストコに行かなくなった。

それに最近アメックスのブランドってどうなんだろう?

不要なカードに感じるがセゾンカードといえば西友で5%オフの日がある。

現在は西友に行く機会は少ないが例えば札幌に1ヶ月居た時はとても重宝した。

激安スーパーに比べると最安でもないがイオンやヨーカドーなどの大型チェーンに比べると平均的に安めな設定なので一箇所で済ませるなら使い勝手がいいスーパーだ。

継続性は長期的に見ると西友がウォルマート傘下から外れる可能性もあるのでなんとも言えないが西友近くのマンスリーマンションや安普請アパートに長期滞在するなら持っていて損はない。

そうそう当時はコストコで使えるクレカがアメックスカードのみという変な仕様だった。

ウォルマートもアメックスもアメリカの大企業なので連携していたんだろう。

今はVISAでもJCBでも使えるらしい。

そしてそのウォルマートと手を切ってセゾンが送付してきたセゾンアメックスって色は金じゃなかったか?

いやいや、ゴールドを無料でくれん普通、シルバーだったよな?

なんだか記憶が定かではない。

使わないカードなので別のところに厳重保管してある。

手元に無いのですぐに確認できない。

と翌日に機械式預かりサービスからカードを取り寄せてみたら

色はこれやがな!!

年会費無料でゴールド送りつけてきたのかw

楽天プレミアムカードとJCBゴールド持っていれば十分だったので興味がなくてそのまま預けて忘れていた。

ありがとう!セゾン

こんないいカード送ってくれていて。

しかし調べてみると年会費無料は終了して次の更新で一度も引き落としに使わないと2200円の年会費を取るらしい。

気がついていなかったら危なかった。

なにせこのカードは使う気がなかったので登録した銀行口座に預金がゼロだ。

もし年会費を引き落としされると焦げ付いてクレカ信用が下がっていた。

無料カードに加入していたと思ったら発行元の都合で勝手にゴールドを送りつけていていつのまにか無料から会費を取るのは酷いぞセゾン!

手のひら返しw

それでも楽天プライオリティパスの改悪絡みで調べていて助かった。

ありがとうミッキー、そしてサヨウナラ!

セゾンのおかげでプライオリティパス難民にならずに済みそう。

雑に放置していたセゾンゴールドアメックスカードを今後は大切に使っていく。

セゾンゴールドアメックスのサービスで推しているのはセゾンフクリコだけどざっとみて使えるのは映画の割引かな。

あと特定の空港でコートお預かりサービス20%オフは地味に嬉しい。

ただ還元率が低いのでメインカードには厳しい。

当面は公共料金の引き落としを楽天プレミアムカードからセゾンに切り替える。

本当は引き落としをひとつだけセゾンにして貯まった楽天ポイントでカード支払いの一部を返すのがお得なんだが固定費支出は一旦セゾンにまとめてしまう。

これで年会費の発生が自動で防げるしカード会社から使っていないからと切られたり一方的にダウングレードされることもない。

そして来年最初にフライト付きの旅行に出かけるタイミングでセゾンのプライオリティパスを作る。

自分のように楽天プライオリティパス難民がセゾンプライオリティパスに押し寄せて、そのうちセゾンも改悪する可能性もある。

その時はその時で仕方がない。

プライオリティパスの利用だけやめればいい。

楽天のようにカードの付帯サービスではなく利用料を支払うとプライオリティパスが使える点がポイントだ。

あと楽天プレミアムカードをやめると2つデメリットがある。

ひとつはゴールドカードラウンジの回数制限だ。

旧ウォルマートセゾンから移行したゴールドと優遇型ゴールドには年2回という制限がある。

手持ちのJCBビジネスゴールドカードにも年5回の制限があるので合計7回になる。

一方で楽天プレミアムカードには今のところ回数制限がなかった。

コロナ禍前の毎月旅行の頻度は考えていないし、アル中じゃないんだから台北旅行みたいに帰りまでビールを飲むための寄ることは無いので年7回で十分じゃ無いかと思う。

ただセゾンアメックスゴールドだけしかゴールドを持たないとなると年間利用2回の制限は厳しい。

だから楽天プレミアムしかゴールドを持っていない場合にカードラウンジ使用か、航空会社ラウンジ使用かどちらが多いか検討してから乗り換えた方がいい。

もうひとつが海外旅行の保険の改悪だ。

楽天プレミアムをダウングレードすると自動付帯から利用付帯に下がり限度額が300万円→200万円となる。

楽天ノーマルカードになるとそのカードで旅費の支払いに使った上で200万円までになる。

一方でセゾンゴールドの上限は300万円だがさすが安物ゴールドで自動付帯ではなく使用付帯なので楽天ノーマルかセゾンゴールドか旅費をどちらで支払うか決めないといけない。

ポイント考えたら楽天になるし補償考えたら100万円高いセゾンゴールドだ。

それでも海外保険に関してはJCBビジネスに自動付帯の海外旅行保険が残っているので両方合わせて500万円まではなんとかなりそう。

この歳になるとどこで病院のお世話になるかわからん。

国名病状保険金の支払額
韓国頭痛があり、病院を受診したところインフルエンザと診断された。治療費用が発生。約49,000円
タイ食中毒のため、入院。治療費用・入院費用が発生。約154,000円
アメリカ発熱のため受診。治療費用が発生約311,000円
中国マイコプラズマ肺炎のため現地病院で受診。治療費用が発生。約209,000円
イタリア吐き気・下痢・発熱の症状があり受診。治療費用が発生。約74,000円

出典 エイチ・エス損保

ちょっとした治療でも日本で医療を受けるのと桁が一つ二つ違う。

更に例えば先日出かけた台湾で手術や入院となればこれくらいの医療費がかかるようだ。

台湾クルーズ船内でベッドから転落、首を痛め下船し受診。椎間板ヘルニア・胸椎骨折と診断され14日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。617万円
台湾クルーズ旅行中に息苦しさを訴え救急車で搬送。急性肺水腫と診断され24日間入院。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。588万円
台湾バスの中で気分が悪くなり救急車で搬送。脳動脈瘤破裂と診断され35日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。697万円

出典 SBI損保

国内手術だったら健康保険1/3と高額医療費なんとかで20-30万円程度に抑えられる案件だ。

超高額医療費で有名なアメリカ旅行だったら3000万円の保険に入らないと旅行中に倒れて手術を受けて帰国してみりゃ自己破産なんてことにもなりかねない。

その前に病院側から資産と保険を確認されて払えなきゃ野垂れ死かも。

個人的にそれほど高額医療費の国には近づかないのでカード付帯の海外旅行保険はあれば助かる。

まずは年内に公共料金や固定費の支払いをセゾンゴールドアメックスに移して来年フライト付きの旅行が決まった時点でプライオリティパスを注文しよう。

あと楽天プレミアムは忘れないように更新日の2ヶ月くらい前にダウングレードしておこう。

WEBからは申請できずサポートデスクに電話で依頼だったはず。

その後は再度楽天カードに公共料金のほとんどを戻してもいいし

楽天カードやめて他のオリコとかをメインカードにしても還元率に大差はないけれどVISAブランドは無くしたくない。

追記

2024/12/18に新しく楽天カードから発表されたサービス内容だが、プレミアムはもういらん。

この残念な特典を見るだけでも楽天グループの台所は相当苦しそう。
早めにグループ丸ごとKDDIあたりに売却してくれた方が消費者は嬉しいがミッキーは楽天を地獄の底まで道連れにしそう。
元zozoの前澤さんみたく価値があるうちに株を売り払って悠々自適の生活すりゃあいいのにと思うんだけどミッキーは仕事が大好きなんだろうな。


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