178万円の壁への援護射撃か知らんがXで日本の税金が世界一だーとか騒いでいる。
178万円まで押し上げて欲しいのでやれやれーと思ったが「いくらなんでもそれは無いだろww」とAIにOECD国民負担率ランキングを作ってもらった。
ルクセンブルクは移民国家なので仕方がないしギリシャは一旦破綻しているから相応の租税で国を安定させないとしゃーない。
それを除くと上位はわかりやすく福祉大国だ。
いやどちらかといえば社会主義化しちまった残念な国のランキングと言った方がいいか。
フランスなんかは実質社会主義国なので仕方がないが北欧が上位にずらっと並ぶかと思いきや欧州が多いのには驚いた。
ポルトガルあたりは周りのEU諸国に比べて賃金も安い上に租税も多くて生活がきつそうだ。
これだけ高いとルクセンブルクを除き上位はそのうち滅びるんじゃないかとすら思っている。
日本は北欧や欧州と自由の国アメリカの中間くらい。
いい感じでそんなもんじゃない?
いかんいかん、これで終わると壁の引き上げガー
引き上げガー
問題なのは税金を取る最低所得だ!
そこでAIさんに最低課税額をランキング化してもらった。
捻り出してもなぜかこの5カ国しか出てこない。
あれ、別に悪くないのか?
いやこれは財務省や内閣府が作ってる古くて怪しいデータを引用している。
まさに財務省の陰謀だ!
そうでは無くて大切なのは標準控除の比較だ。
そうそう、これこれ。
G7の中でも日本は基礎控除が低く所得の低い国民からカネを巻き上げようとしているのがよくわかる。
基礎控除をGDPの近いドイツ並みに引き上げれば103万円の壁は185万円になる計算だ。
全国加重平均の最低賃金で1995年の611円から2024年に1055円とおよそ1.73倍になったので昔から変わらん103万円の壁に掛ければ、
103万円x1.73 = 178.2万円の壁
になるというタマキング理論はここからもいい線じゃないかとわかるぞ。
(AIではなく独自に調べてみるとドイツの基礎控除は独身で9168ユーロの149万円、イギリスはAIの通り12570ポンドのままだが為替で245万円、フランスは基礎控除が無い代わりにゼロ税率が9807ユーロの127万円になっている。そこから上の累進課税のルールもまちまちで比較が難しすぎる)