昨年は下腹部痛にて検診の計画を作成したのも半年過ぎてからで結果としてあまり受けられていない。
自費検査が少なかったお陰で医療費コストは格安だったが、この状態に慣れるとがんの再発を見落としそうなので今年から頑張って受けよう。
但し2022年から受けていない頭部MRIは今年もパスする。
脳は血管瘤くらいしか見つけてもあまり意味もないと考えているので来年に持ち越す。
DWIBSはそれなりに大きくなっている癌を見つけることしかできないと考えているが癌経験者でありPET-CTと比較しても被ばくしないので隔年で受けていくことによりPET-CT並みの精度に上げたい。
DWIBSがん検査に対する疑念と課題
1. 感度と特異度の問題
- 偽陽性の可能性
炎症や良性腫瘍(例:線維腺腫、脂肪腫など)も高信号を示す場合があり、がんとの鑑別が難しい場合があります。- 偽陰性の可能性
拡散が明確に制限されない種類のがん(例:一部の低悪性度がんや小さな病変)では検出が困難。2. 診断精度が部位に依存
- 腹部や骨盤内では、周囲の臓器や構造物の影響で精度が低下する場合があります。
- 一部の腫瘍(例:腎細胞がんや一部の脳腫瘍)では他の画像診断法よりも劣ることがあります。
3. がんの種類による制限
- 一部のがん、特に低細胞密度を持つがん(例:腺がんの一部)では信号が十分に検出されない場合があります。
- 小さな腫瘍や粘膜内の早期がんの検出には限界があります。
4. 他の検査との比較
- PET-CTとの比較
PET-CTはがんの代謝活動を利用して検出するため、DWIBSと組み合わせることでより高い診断精度が得られることがあります。ただし、PET-CTは被ばくのリスクがある点でDWIBSに劣ります。- 従来のMRIやCTとの違い
DWIBSは全身スクリーニングに特化しているが、詳細な構造評価には従来のMRIやCTが必要な場合があります。5. 費用と普及の課題
- 検査費用が比較的高額であり、保険適用の範囲が限られる場合があります。
- 医療施設によっては装置や専門知識の不足から実施できないこともある。
DWIBS検査の適切な活用
有効な場合
- 全身スクリーニングや転移の確認目的で有用。
- 放射線被ばくを避けたい場合(例:若年者や妊婦)。
- リンパ節や骨転移の検索が主な目的の場合。
注意が必要な場合
- がんの診断確定や詳細な評価が必要な場合は、他の画像診断や病理検査と併用する必要があります。
- DWIBS単独では偽陽性や偽陰性のリスクがあるため、他の検査と総合的に判断することが重要です。
まとめ
DWIBSは安全性が高く、全身スクリーニングに適した有用な技術ですが、感度と特異度の課題があるため、診断には他の検査と組み合わせた包括的なアプローチが推奨されます。疑問がある場合は医師と相談し、検査の適応を判断してください。
2025年に必須なのが昨年に肺がんドック単体で受けた胸部CTの再受診だ。
肺がんは血行性転移が高いので最優先で早期発見をしたい。
血行性転移とは、がん細胞が血液の流れに乗って体内を移動し、遠隔の臓器や組織に新たな腫瘍を形成する現象を指します。これは、がんの進行期において一般的に見られる転移の一形態です。
血行性転移のメカニズム
- がん細胞の血管侵入
原発巣(がんが最初に発生した場所)からがん細胞が周囲の血管(主に静脈)に侵入します。- 血液中での移動
がん細胞は血液中を流れ、体内の別の部位に移動します。血液中では、免疫系の攻撃を受けることもありますが、一部のがん細胞はこれを逃れて生き残ります。- 血管外への浸出
血液中のがん細胞が目的地の臓器や組織の毛細血管に付着し、血管の外に出ます。- 新しい腫瘍の形成
血管の外に出たがん細胞が増殖し、新たな転移巣を形成します。
血行性転移が多い臓器
血液が豊富に流れる臓器は転移の標的になりやすいです。特に以下の臓器が血行性転移の代表的な部位です:
- 肺
全身の静脈血が最初に流れ込む場所であるため、がん細胞が集まりやすい。- 肝臓
消化器がん(大腸がんや胃がんなど)の場合、門脈を介して転移が起こりやすい。- 骨
特に脊椎や骨盤が転移の好発部位。- 脳
血流が豊富なため、肺がんや乳がんなどの転移が多い。- 副腎
血流が多く、肺がんや乳がんなどからの転移が起こりやすい。
胃カメラは昨年パスしたので今年は受けよう。
ピロリ菌非保有者なのでリスクは低めだがFDで胃が弱ってしまい胃炎から胃がんだって可能性はある。
肺結節がいくつも見つかったのでその成長を確認する。
肺結節ががんになる可能性は、結節の大きさ、形状、成長速度、位置、および患者の背景(年齢、喫煙歴、環境要因など)によって異なります。以下に詳しく説明します。
肺結節の概要
- 肺結節: 直径が約3cm以下の小さな異常陰影で、X線やCT検査で検出される。
- 分類:
- 良性結節: 感染、炎症(結核、真菌感染、肉芽腫など)、良性腫瘍(過誤腫など)。
- 悪性結節: 原発性肺がん、転移性腫瘍。
がんになる可能性を示す主な要因
1. 大きさ
- 小さい結節(直径 < 5mm):悪性の可能性は 1%以下。
- 中程度の大きさ(5~10mm):悪性の可能性は 5~20%。
- 大きい結節(> 20mm):悪性の可能性は 50%以上。
2. 形状と境界
- 不規則な形状や**スピキュラ(棘状の突出)**がある場合、悪性の可能性が高い。
- 境界がぼやけている結節もがんである可能性が高まります。
3. 成長速度
- 悪性結節は通常、2倍になるのに1~18ヶ月の期間を要します。
- 良性結節は成長が遅いか、ほとんど変化しません。
4. 石灰化の有無
- 良性結節は同心円状の石灰化を示すことが多い。
- 石灰化が不規則または欠如している場合、悪性の可能性が増加。
5. 位置
- 肺の上葉にある結節は悪性の可能性がやや高い。
6. 患者背景
- 喫煙歴: 喫煙者では肺結節ががんである可能性が非喫煙者よりも約10倍高い。
- 年齢: 高齢者ほど悪性の可能性が高い(60歳以上でリスク上昇)。
- 環境要因: 石綿、ラドンガス、PM2.5などに長期間さらされているとリスクが増加。
- がんの既往歴: 他の部位のがん歴がある場合、転移性結節の可能性。
診断のための検査
- 経過観察(CTフォローアップ)
- 良性と判断される結節は定期的なCT検査で経過観察。
- 数ヶ月から1年以上の間隔で成長を確認。
- PET-CT
- がんの代謝活性を見る検査。悪性結節では**高集積(SUV値の上昇)**が認められることが多い。
- 生検
- 必要に応じて、気管支鏡や針生検で組織を採取し、病理診断を行う。
- 血液検査
- 腫瘍マーカー(例:CEA、CYFRAなど)を測定。
但し結節は大きくなっていなければ放置する。
更なる精密検査は開胸などして生検なので体の負担が大きすぎる。
大腸癌のためこれまではほぼ毎年大腸カメラはを受けていたが5年経過しているので2年で十分かもしれないが気持ちとしては1年半で受けたい。
ただ負担が大きいのと大腸カメラで下腹部痛が悪化している気もするので難題だ。
胃はピロリ菌を保有していないので胃カメラは2~3年で十分な気もする。
ピロリ菌(Helicobacter pylori)感染の有無による胃がん発生率の違いは非常に大きく、ピロリ菌感染は胃がんの最も重要なリスク因子の一つとされています。以下にその違いを詳しく説明します。
胃がん発生率の比較
ピロリ菌陽性者の場合
- 胃がん発生率: ピロリ菌感染者の中で胃がんを発症するリスクは、非感染者に比べて 約5倍~10倍 高いとされています。
- 統計的データ: 日本人を対象とした研究では、ピロリ菌感染者のうち胃がんを発症する人の割合はおよそ 1~3% とされています。
- メカニズム:
- ピロリ菌が胃粘膜に炎症を引き起こし、慢性胃炎や萎縮性胃炎、腸上皮化生へと進展。
- 胃粘膜の異常が蓄積されることで、がん化のリスクが高まる。
ピロリ菌陰性者の場合
- 胃がん発生率: ピロリ菌に感染していない人が胃がんを発症するリスクは非常に低いです。
- 統計的データ: 非感染者が胃がんを発症する確率は 0.1%未満 とされます。
- 例外: ピロリ菌非感染者でも、遺伝的要因やその他のリスク因子(喫煙、大量飲酒、塩分過多の食事)によって胃がんを発症する場合があります。
胃がんリスクに影響を与える要因
ピロリ菌感染の有無以外の要因
- 喫煙: 胃がんリスクをさらに増加させる。
- 食事: 塩分の多い食品や保存食品(漬物、干物など)の摂取がリスクを上昇させる。
- 遺伝的要因: 家族歴のある人はリスクが高まる。
- 年齢: 高齢になるほどリスクが増加。
ピロリ菌除菌の効果
ピロリ菌感染者が除菌治療を受けると、胃がん発生率を減少させることができますが、リスクが完全にゼロになるわけではありません。
- リスク減少: 除菌後も萎縮性胃炎や腸上皮化生が残存している場合、胃がんリスクは低下するものの一定程度残る。
- 推奨: 40歳以上や胃がんの家族歴がある人は、ピロリ菌感染の有無を検査し、陽性の場合は早期の除菌治療を検討するべきです。
まとめ
- ピロリ菌陽性者: 胃がん発生率は非感染者に比べて非常に高い(約5~10倍)。
- ピロリ菌陰性者: 胃がん発生率は非常に低い(0.1%未満)。
- 除菌治療: ピロリ菌を除菌することで、胃がんリスクを大幅に低減可能。
早期発見と予防が重要であり、特にピロリ菌感染の有無を調べることが胃がんリスク管理において有効です。
それでも大腸カメラに比べたら楽なので最低2年で受けることにしている。
あと飛蚊症が急激に悪くなっている気がするので眼科にもいきたい。
それ以外はいつもの検査だ。
予定としては、
眼科 1月
血管年齢 4月
大腸カメラ 5月
DWIBS 7月
胸部CT 8月
エコー 8月
胃カメラ 11月
2025年の医療費は自費検査が多いので20万円を超えそうだ。。。