この物語は念の為フイクションとさせていただきます。
かつて、青い鳥の王国は、活気に満ちた言論の広場であった。
しかし、時を経るにつれ、そこには「意識ばかり高い系」の者たちがはびこり、次第に王国の活力が奪われ腐敗していった。
彼らは高尚な理念を掲げながらも、実際には王国の生産性を下げることに長けていた。
「我々は多様性を守らねばならない!」
「持続可能な成長のために、まずは心理的安全性を確保するのだ!」
そうした声が響く中、実際には業務効率は落ち、言論の自由は抑圧され、王国の秩序は崩れつつあった。
表向きは善意に満ちた理想を掲げながら、実際には異なる意見を持つ者を排除し、気に入らない者を「差別主義者」「陰謀論者」とレッテルを貼り、追放していた。
同盟国の王にすら気に入らないと入国禁止令を出してしまった。
王国の国力は地に落ちて、活力を失っていった。
勇者登場
そんな中、一人の勇者が現れた。
その名はイーロン・マスク。
彼は遠くの地、テスラとスペースXの王国を統べる偉大なる技術の騎士であり、第一原理思考という勇者ジョブスから受け継がれた伝説の剣を操る者だった。
彼は理論や理念ではなく、「物理法則」に基づいて真理を探求し、無駄を削ぎ落とすことに長けていた。
「青い鳥の王国は腐敗している……だが、まだ救う価値はある!」
そう決意したイーロンは、かつての支配者から王国を買い取り、改革を誓った。
浄化の戦い
イーロンが王として即位すると、すぐに王国の内部を調査した。
そこで彼が見たのは、驚くべき実態だった。
王国には実質的に何もしていない者たちが大量に存在していた。
彼らは会議を重ね、理念を語り合い、時にはポエムを書き、時には「問題意識」を共有しながら、実際の業務にはほとんど貢献していなかった。
「我々の使命は、健全な対話を促すことにあるのです!」
「まずは心理的安全性の確保が最優先です!」
しかし、イーロンは彼らの幻術に惑わされなかった。
第一原理思考の剣を振りかざし、シンプルな問いを突きつけた。
「君の仕事は、王国の本質的な価値にどう貢献している?」
多くの者は答えに詰まり、やがて王国から姿を消した。
ある者は「ブラック企業になった!」と叫びながら去り、ある者は「自由な職場文化が破壊された!」と嘆いた。
しかし、彼らがいなくなったことで、王国の歯車はスムーズに回り始めた。
蘇る王国
イーロンは国名をX王国に改名し次々と改革を進めた。
過剰な巻物検閲を廃し、言論の自由を取り戻し、実際に価値を生み出す者だけが生き残る仕組みを作り上げた。
かつて王国を支配していた「意識ばかり高い系」の者たちは王国の外で悲鳴を上げ、「X王国は地獄になった!」と叫んだ。
しかし、王国内では活発な議論が戻り、再び活気に満ちていった。
こうして青い鳥の王国は生まれ変わった。
次なる戦い
だが、勇者イーロンの戦いは終わらなかった。
彼は世界を見渡し、新たなる腐敗の源を見つけた。
それは米国救済団体という謎の組織だ。
「表向きは国際支援機関を装いながら、裏では他国の世論を操作し、無駄に意識ばかり高い系を量産し続けている……」
イーロンは剣を握り直し、次なる戦場へと向かうのであった――。
(完)
あくまでこの物語はフィクションです。