テレビを捨ててモニター生活2年3ヵ月、そして故障
テレビを捨ててモニター生活にして約2年3ヵ月が経過
そしてメインモニタがぶっ壊れた。
症状は価格の口コミスレと同じで、起動時にストンと落ちる。
おそらくバックライトの回路が逝ったようだ
半年前から前兆はあった。
1、2回電源ボタンを押してもストンと落ちるが、毎度3回目で起動できたので気にしていなかった。
それが今回は何度やっても起動しない。
電源抜き差ししても同じだった。
この個体のMTBFは約9000時間になる。
一般的に液晶モニターは1.5万〜5万時間なのでかなり短い。
このメーカーでググると2年で壊れたというブログやスレが散見される。
安い割にいいモニタだと思っていたが、こうも壊れやすいのは普通の国産メーカーではあり得ない。
昔の国産液晶モニタのブランドのNANAO、EIZO、THINKPADは当然だがLG、ASUS、サムスンですらもっと品質が良かった。
新興企業の設計品質の甘さなのか、それとも製造委託先のチャイナ工場の選択ミスか。
どちらにしろメインモニターがなくなったので、AIの勉強やAmazonプライムビデオが見づらくなった。
PCとFire TVに依存していたことにも気づく。
テレビを持っていた頃は、つけっぱなしにして放置しても、それほど注視はしていなかった。
以前のメイン端末はiPadだったが、最近はPCで調べたり予約したりすることが増えている。
結構ライフスタイルが変わっている。
とはいえメインモニタ無し生活はきついので、なんとかしないと。
修理か買い替えか?
とりあえずメーカーのサービスに修理費用を聞いてみる。
もし買い換えるなら別メーカーにしたい。
ただ、このメーカーを外すと、大画面モニタの安物がなくなるのも痛い。
どっかのチューナーレステレビでも買うか?
PC接続してぼやけたりしないのか?
調べてみると、50インチ前後のモニターはJAPANNEXTの独壇場で他にはDMM、アイリス、IOデータが1機種ずつあるだけ。
またJAPANNEXT買うのかw なんだよなぁ…
VAだったから次はIPSがいいかなと思ったが、JAPANNEXTはVAの方が強そうなのでこのメーカーのIPSは躊躇する。
JAPANNEXTは普通のVAやIPS液晶とは別に、ショップなどでつけっぱなしで広告を流す目的のサイネージモニターも出している。
ということは、サイネージ用ではない普通の液晶モニタはパーツなどを安く上げつつ性能を高くすることにより寿命を短く設計してコストを抑えている可能性がある。
自分のように1日12時間程度つけっぱなしなら、2年がメーカー設計での寿命だったのかもしれん。
そうなると次はサイネージ用がいいかと思ったが、レビューに「ドットが甘くPC用というよりサイネージ用」と書いてある。
これではサイネージモニタを買うのも躊躇する。
元々Fire TV専用で買ったモニターだが、今はPCモニターとして使っている
今のモニターの性能には不満はないので、用途を考えると悩ましい
理想は
• Fire TV → サイネージ50インチ4K、ドット甘めのIPSモニターで長時間つけっぱなし。
• PC → 32インチ4K VA液晶を使用時間だけつける。
ただ、2台で安くても9万円はかかる
今月は車検もあるし、先月に続いて月の予算を突破する
そんなことを考えて自分のモニターを買った時のブログを見返して気づいた。
延長保証をつけていた!
国産パネルなら不要と考えていた5年間の外部の延長保証を、買値の10%プラスで購入していた。
記憶になかった。
壊れたことがないテレビやモニタやタブレットなど液晶製品に延長保証なんてつけない派だが、このメーカーは危険な香りがしたのか、つけていたようだ。
手前味噌だが俺っていい勘しているww
探してみたらSOMPOワランティの延長保証の証書も出てきた。
ネット購入の外部修理補償がちゃんと対応してくれるかも含めて、修理に出すことにする。
修理手続きと梱包の罠
JAPANNEXTは新興企業なので、大手のように全国対応のサービスマンはいない。
修理品の取り外し、送付、受領、取り付けが面倒だが仕方ない。
保証会社に修理依頼したところ、翌日に「メーカーへ依頼した」とメールがきた。
モニタ用スタンドから外して、購入時の箱を探したが、当然のごとく捨てていた。
あんな大きな箱を残せるのは一軒家で離れに倉庫がある豪邸だ。
気になったのでJAPANNEXTのサイトをググると、こんな記述があった
輸送する際は、きちんと梱包材で保護し、できる限りご購入時の梱包箱に収めて運んでください。
さらに、梱包してあったとしても、荷台に載せる時や降ろすときに強く落としたりすると、真下方向に強く衝撃が加わって損傷する可能性がございます。
真横に倒れてしまった場合も同様です。
(外箱に損傷がなくても、中の本体が壊れている場合もあります。)
引用:JAPANNEXT
梱包材も梱包もこちらで準備か。
なんだろ、このセルフサービス感。
働いていた頃なら、こんなの買って壊れてこれ読んだらキレていた。
しかもメーカーからの連絡は4日間梨の礫。
仕方ないので、SOMPO延長保証会社と何度かメールやり取りして、結局このメーカーへの対応プロセスが間違っていたようで一旦保証会社へ送ることになった。
この時点で非常に不安だ。。
更に送料は自己負担。
しゃーないので、せどり動画を参考に大型テレビの梱包方法を学ぶ。
必要な梱包材をホームセンターで購入して真似して梱包。
せどりなんてやってないから、こんな梱包材は家にない
梱包コスト
• 梱包材 877円
• ダンボール120サイズ2個 610円
• ガムテープ 110円+α
• 輸送費(ヤマト200サイズ精密部品扱い愛→東)3660円
• 合計 5257円
うう高い…
どこかの自治体の廃棄ダンボールの回収置き場で掻っ払ってこようかと頭によぎったが600円節約のため窃盗犯で捕まりたくないのでホームセンターで購入した。
プチプチも普通に巻くと1000円以上かかるので、家に残っていたプチプチで製品周辺をガードして更に養生などで使う安いスポンジの緩衝材を買ってぐるぐる巻きにする。
ダンボールもこのサイズはないので、動画を参考に120サイズを2つつなげて梱包だ。
なんとか200サイズギリギリで収まった。
(サイズ=縦横高の合計値)
ニコイチの手作り段ボール箱なので多少歪んでいて厳密な最大値で計測すると201になっていたがヤマト宅急便の人は3辺だけ測って快く持っていってくれて助かった。
他の運送会社は通常価格の宅配便だと160までなので「ヤマトだけが頼りだった。」
松本零士のSFアニメみたいw
ラージ便や引っ越し便を使うと、1万円コースになる。
発送するまでは買い替えたほうが楽になれそうな気分だった。
ダラダラと修理プロセスが進んでいるようで、何とか梱包して送付して受け取り通知が来ても何の音沙汰もないので送ったといったら次のメールが飛んできてから、そのまま1週間以上放置されている。。
検証後、診断結果と見積りが届き、保証内での修理の場合は
このまま修理進行のお手配をさせて頂きます。
万が一、保証対象外等でお客様負担が発生した場合には
必ず、お電話もしくはメールにてご連絡をさせて頂きます。
JAPANNEXTが修理部門のコストを下げて遅いとかは仕方がないのかもしれないが延長保証を生業としているSOMPOワランティの本業が対応が遅いのは意味が分からん。
JAPANNEXTのモニタは、壊れなければコスパはいい。
ただし、壊れたら別途延長保証に入っていても面倒な対応が待っている。
モニターなんて簡単に壊れないはずだが、故障時の手間を考えるとJAPANNEXTを買うのは慎重になったほうがいい。
でも4K50インチ液晶モニタで5-6万円の価格帯なんてライバル不在なので壊れたら運が悪かったで買うしかない。
チューナーレステレビだったらDMMやらチャイナのTCLやxiaomiとかでもいいのかもしれんがテレビ視聴用の液晶をPCで使うと滲みがねぇ。
その後、修理が進まないので仕方がなく32インチのプリンストンの湾曲モニタをセールで買ったら今度は黒線がモニタに表示される間欠障害に見舞われる。
もう踏んだり蹴ったりw
電源抜いても消えない時は消えなかったので回路部品の障害というよりフラットケーブルとかの接触不良や断線仕掛かりの気がする。
何度かサポセンとやり取りをしてサクッと替えてもらうことになった。
もしJAPANNEXTのトラブルがなければそのまま使おうと思っていたが、頻度が上がって保証切れで黒線が消えなくなるのは嫌なので頑張って初期不良対応にしてもらった。
間欠障害で大切なのは証拠を残すこと。
画面に黒線が出たところを何度か写真を撮って送っていたので信じてくれたのだろう。
あとはそのショップで何度も商品を買っており他にクレームを入れていない「優良顧客」というのも考慮ポイントだと思う。
それしてもかれこれ20台は液晶モニタを使ってきたけれどモニターでこんな目に遭うのは初めてだ。
50インチの修理は何度か催促して1ヶ月で戻ってきた。
チューナーレステレビと違いこの手のマイナー製品はそれほど高い製品も売れないし数も出ない。
スケールメリットも出せないので壊れたらこんな状態は覚悟しないといけないのかもしれない。
届いた製品はおそらく新品で型番が変わっており買ったモデルのサイネージ仕様で解像度は同じものだった。
32インチをPC用にして50インチは当初の使い方通りにFireTV専用に戻すことにした。
サイネージ仕様なので次は5-6年はもってほしい。