例えばこの記事
【ワシントン時事】犬や猫を飼うことで得られる満足感は、年収が7万ポンド(約1300万円)増えるのと同じ―。ペットが与える影響を経済学的に分析した英国の研究で、犬や猫が飼い主にもたらす多大な恩恵が明らかになった。
この記事にある研究は「あくまで人による」としか言えない側面が強いです。
この研究は、「生活満足度を年収に換算する」という手法を使っていますが、これはかなり主観的な評価を数値化して経済的価値に置き換えるというものです。たとえば、
- ある人にとっては犬猫との暮らしが癒しになり、孤独感が減り、幸せを感じる
- 別の人にとっては飼育の手間や費用がストレスになり、むしろ生活満足度が下がる
というように、人それぞれ全く異なります。特にペットアレルギーがある人や、忙しくて世話ができない人にとっては「マイナス」でしかないかもしれません。
また、「年収7万ポンド(約1300万円)分の満足度」という数字はインパクトがありますが、これはあくまで統計上のモデルに基づいた理論的換算値であって、実際に1300万円もらった人と同じ満足を感じているわけではありません。
この手の研究は、「ペットのポジティブな側面を強調したい立場の人々」には都合が良く、「あくまで傾向」であることを忘れると誤解を招きかねません。
結論:この研究は興味深いものではあるけれど、「全員に当てはまる」「ペットを飼えばみんな幸せになる」と言い切れるものではなく、やはり個人差が非常に大きいことを前提に読むべき内容です。

おーら
さすが時事通信の記事だwこんなの誰でもわかるだろ!という意見の方も多いかもしれないが、そうでもない。かなりおかしな記事でもそれなりの権威のあるメディアが報じるとどんな出鱈目でも信じてしまう人が一定数いるのだ。