パンガシウスに続き食べたことのないものを食べてみようのコーナーだ。
せっかく日本に仕入れている方には申し訳ないがパンガシウスは自分で買うことはない。
おいしい調理法があるのかもしれないが自分の料理の腕ではパンガシウスをおいしく仕上げられない。
そして今回買ってきたのはマンボウだ。
絵を描けと言われれば大抵の人は描けるだろう。
しかし食べた人はどれくらいいるのだろう?
マンボウといえば水揚げをすると溶けちゃうんじゃないの?とか太陽光を浴びると死ぬ?とか仲間が死ぬとショック死する?とか変な最弱伝説があるのだが全てデマだ。
名前を知っていても水族館以外で見たことも食べた事もない。
そしておいしいのかと調べてみると魚ではなく鶏の胸肉に近い。
買ってきたマンボウの身を指で押してみると確かに鶏肉のような弾力がある。
調理方法を調べていた時に見つけたたブログでは内蔵がおいしいようだ。
ただ今回手に入れたのは一体どこの部位だろう?
それにパンガシウスもそうだったようにブログの意見をあてにしてはいけない。
そしてこの価格でも2日間売れ残って半額になっている始末。
あえてラベルに「うまい!」と書いてあるのが哀愁を誘ってしまう。
そう、なんとなく食べる前から結論が出ている気がする。。
調理法は焼きにしたかったのだが寄生虫がヤバイので煮つけにする。
レシピはよくわからないが魚なので一旦湯引きして酒、砂糖、醤油で軽く煮込む。
出来上がり。
食す。
ありゃコリコリしてる。
なんだろう。
鶏肉とは似ても似つかない。
食感は牛ミノだ。
花をつまんで食べたらみんなミノと答える。
生臭さはない。
味はあるといえばあるんだけど薄っすらと白身っぽい。
そして調べるとコリコリする部位は腸のようだ。
ほぼ完食したんだけど一欠片だけ生臭さかったのでやめた。
食べられない部位でも入っていたかな。
これはおかずというより酒のつまみにぴったり。
珍味というのが正しい。
それに味付けは中華が間違いなく合いそう。
きくらげのように麻婆、回鍋、八宝菜とかに入れたらうまいと思う。
醤油で素材の味を楽しむというより味噌やオイスターソースで濃いめの味をつけて触感を楽しむ食材だろう。
醤油だけの単調な味付けにするのは失敗だった。
食べ終わって気がついたけど焼肉のたれつけたらミノになったかな(笑
ググると唐揚げとかにしているけどそれもいい。
供給量が少なすぎるからあまり見ることはないけれどもし多くの人がこの味知ったら高騰しそうだ。
特に中華に向いている食材なので中国人に目をつけられると買い占められて二度と食べられなくなりそうだ。。
みなさんも見つけたら一度試してみて。