せっかく札幌にいるのだから北海道らしいものを食べたい。
というわけで食べたことのないもの三連発。
海鞘(ホヤ)
スーパーでみかけるのが魚介売り場に置いてあるフルーツのような不思議な物体。
地元でも生鮮食料品店でたまに見かけることがあるホヤだ。
新鮮なホヤはおいしいといわれている。
逆に古いホヤは不味いか臭いのだろう。
北海道で採れるのが赤ホヤで宮城産がマホヤだ。
気になっていたがスーパーの鮮度が分からないしばらし方も分からないので手が出せなかった。
そして根室花まる寿司に行った。
札幌駅の根室花まる寿司にはランチセットがあったが郊外店にはなかったので普通の回転ずしのように皿を取るか1皿ごと注文する。
ヤリイカ、まぐろ、鉄火巻き、えんがわを食べた。
クルクル寿司で価格は中クラスでネタはさほど大きくないが新鮮。
うまい。
そして今日のおすすめを見たら赤ホヤ(230円)があったので注文した。
色は少しピンクかかったオレンジ色でとても綺麗。
悪くいえば少し毒々しい。
食してみたところ珍しい触感だった。
途中までは厚めの鳥皮を噛んでいる感じで噛み切るとつぶ貝のようなコリコリした食感が当たる。
海のパイナップルと表現されているがこれまで食べたことのない味としかいえない。
臭みは全くなかったので新鮮だったと思う。
貝好きだが少し甘みと苦みを感じただけで薄味の貝のような印象。。
採れたてではないためか海のパイナップルは感じられなかった。
不味いものではなかったので北海道のお寿司屋さんで一度試してみてもいいかも。
北海甘露
札幌で安いメロンをたらふく食べたいと思ってスーパーに行くと売っているのは茨城産ばかり。
2玉食べたがなんで札幌で茨城産ばかり食べないといけないんだ。
たまに夕張産を売っていたりするが同じサイズで価格が3倍近くするので手が出せない。
スーパーをまわるとよく売っているのがカンロ。
カンロ?
ググると瓜の品種だ。
「瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し売り売り帰る瓜売りの声」のあの瓜だ。
この時期大体300~400円で販売されている。
1つ買ってみた。
まさに胡瓜(キュウリ)のお化け。
ウリ科キュウリ属のまくわうりは子供の頃食べた記憶がある。
おそらく当時日本全国に出荷されていた。
当時食卓でメロンといえばまくわうりかプリンスメロンのどちらかでマスクメロンは贅沢品で病院のお見舞いの手土産だった。
まくわうりはプリンスメロンに大衆果物の座を奪われ、そのプリンスメロンですら最近はタカミ、アンデス、ホームラン等の新種に押されて見かけない。
だからカンロは一周まわって新しい。
そして夕食後に食べてみた。
おお、少し固いと思ったがみずみずしい。
思ったより水分含んでいるな。
だが甘くない。
そうそう昔の瓜ってこんな感じだったとノスタルジー。
後で調べてみると種のワタのところが甘いので皮を包丁で剥いてワタと実を一緒に食べるのが正しい。
メロンじゃなくて瓜と思えばそこそこおいしく頂けた。
スーパーでおばあさんがよく買っているので北海道のお年寄りのソウルフードになっている。
マンボウで300円で買えたがイオンでもヨーカドーでも約400円で売っているのでこの値段なら地場の八百屋で小玉のタカミメロンかアンデスメロンを食べた方が嬉しい。
生ホッケ
最後は生ホッケだ。
札幌でもホッケの干物は高いが生ホッケは比較的安い。
札幌以外であまり見ないのは足が早いようだ。
これを煮つけにしてみた。
煮ていると脂が出る出る。
調理中の生臭さはない。
実はこの前に三陸産のぶりを煮込んだが失敗した。
生臭さが気になり煮込みすぎたかみりんが多かったのか身が固くて不味かった。
安かったので時期も悪かったのかな。
そしてロシア産の紅鮭も焼きで失敗した。
鮭の味が薄くて仕方がないので醤油たっぷりかけてもダメだった。
こちらは不味くはないのだが半分くらい食べていて途中で何の魚を食べているか分からなくなった。
あの鮭はバター焼きが正解だった。
そして今回ダメだとさかな三連敗になる。
そこで固くならないようみりんは少なめにして5分ほど煮込んで20分程放置してしみこませ軽く温めなおす作戦に変更した。
煮魚レシピは毎度同じ
- 水 150ml
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 100ml
- 砂糖 大さじ2
- 生姜 小指2
盛り付けられる大きさの皿がないのでフライパンでそのまま食した。
んーうまい。
味はホッケの干物そのままだ。
アジなんか干物と生を焼いたら味が違うがホッケは変わらない。
もちろん煮魚にしているのであっさりしている。
干物のように脂が酸化していないからか独特の雑味も臭みもなく素直で上品な味だ。
でも脂が出汁に落ちてしまうので生ホッケは焼きが正解だな。
気になるのはスーパーであまり売れていなかったこと。
なんでこんなコスパがいい魚買わないんだろ。
(6/26,27記)