生活のスリム化

しばらく新型コロナウィルスのために外出するのも難しいので普段の生活向上に目を向けた。

退職前の価値観として面倒な事は可能な限り金で解決していた。

お金 < 時間

退職後はお金は有限で時間はいくらでもあるので時間をかけて済むことならお金をかけないように、

お金 > 時間

としてきた。

しかし残り寿命を考えればたかが知れているので予算の範囲で時間を大切にしてもいいかと考えるようになった。

特に志村さんが70歳という若さで亡くなられて人生は思った以上に儚いと気がつきその意識が強くなった。

もし同じ年齢で逝くと残り17年しかない。

例えばこれまで極遅のシーゲート製HDDで加工したデータのバックアップを取るのにとんでもない無駄な時間を費やしていた。

転送時間の待機、加工、また待機、加工の繰り返し作業を行って1日作業だった。

まともな速度のHDDを買って同じ工程を実施すると実はたった2時間で完了する作業だったと分かる。

こんな作業ひとつ取ってみても数千円をケチったせいでなんて無駄な時間を過ごしたんだろうと後悔の念が襲ってきた。

企業であればまさにQCサークルテーマ案件だ。

生活の中で効率が悪い無駄な時間はないか?(現状把握)
どの程度の無駄を減らすか?(目標設定)
無駄は何に起因しているか?(要因分析)
どうすればその無駄が省けるか?(対策の立案)
実施した結果は?(効果の確認)
今後無駄な時間が増えないようにするためには?(歯止め)
一連の生活効率化におけるメリットは(波及効果)

そして工程ごとにPDCAとして回していく。。。

いや違う違う、漏れなくダブりなくのMECEなんてセミリタイヤの身には不要だ。

リーマンではないので面倒なQC手法そのものが無駄だ。

そこで食事、運動、買い物、炊事、洗濯、掃除、お風呂、睡眠、運動、買い物、娯楽、旅行などのシチュエーションごとに無駄な時間がないか考え効率化も出来ないかを合わせて検討してみた。

1.炊事

朝食はフルグラに牛乳をかけるだけ、昼食は外食、夕食の調理時間は平均20分程度なので特に無駄はなさそう。

面倒だと思うのは毎回オクラ納豆を作ること。

オクラをゆでて切って納豆と混ぜるだけなのだが毎回やっていると1カ月当たりの調理時間は結構長い。

他の小松菜、菜の花、アスパラ、しいたけ、玉ねぎあたりはスライスして冷凍保存している。

オクラはダメだったかな?と調べてみるとオクラスライスの冷凍保存が業務スーパーなどでも販売されている。

見落としていた。。

いくら安くても業務スーパーの冷凍オクラはロット単位で残留農薬のヘキサコナゾールで何度か回収案件があるようなのでちょっと怖い。

スーパーで販売されているフィリピン産をまとめて購入し加工して冷凍保存すればよさそうだ。

実際に2-3パック一度に買って冷凍したのをレンジでチンして使うのはマジ便利だ。

鍋の固茹とレンジと味にも大差がない。

これを思いついただけでも今回の無駄な時間の洗い出しは成功だ。

あと洗い物は食事をしたら無意識に終わらせているくらいなので気にならない。

以前は少し面倒だった炊飯も今はオートミールなので牛乳と水をぶち込んでレンジで2分なのでまるで苦にならない。

2.洗濯

ドラム式の自動洗濯機なので文句のつけようがないがレイアウトで失敗していた。

我が家は洗濯物を洗濯機の左側に置かざるを得ないレイアウトになっている。

一方洗濯機は左開きに買い替えてしまった。

扉を開くと人がギリ通れるほどの空間になる。

これだと洗濯物の投入で毎回自分が洗濯機の扉に阻まれて移動できない。

以前は上から投入するドラム式だったので気がつかなかったが左に汚れ物に左開きは思っている以上に使いずらい。

といって購入してまだ数年なので買い替えられない。

そこで気がついた。

洗濯物を入れているランドリーボックスを洗濯機の上にのせて投入すればいい。

ルーチンワークで当たり前になっていたので考えが及ばなかった。

1回あたりの作業ロスは大したことがないが1年に換算するとかなりの無駄な時間だった。

今後は実践しよう。

3.掃除

掃除で思いつくのはあのお掃除ロボットだが床でラジコンでも走らせるような環境ではないと無理だ。

それに掃除はスティックタイプの掃除機を導入してから適当にこまめに掃除をしているので問題ない。

ウイルスには弱いが細菌やアレルギー物質には強い体質のようなので床の汚れはそれほど気にもしていない。

但し以前考えたように歳を取ってヨボヨボになったら家政婦さんにお任せするだけなくミニマルライフで床には何もない状態にして掃除ロボットに日常の掃除を任せるのもあり。

4.お風呂

お風呂を沸かすのも掃除をするのも最低限の作業しかしていない。

気になるのはお湯の出始めに30秒近くかかる。

そこで給湯器を交換したが変わらなかった。

配管の仕様っぽい。

あれはもったいないことをした。

給湯器をこの前に交換した、と思っていたが購入日を調べるとあれから5年近く経過しているのか。。

エアコンを替えたのは最近、ベッドを買い替えたのも最近、テレビを替えたのもノートPCを買い替えたのも最近と思っていたが案外時間が経っている。

5.睡眠

睡眠は大切だ。

不眠症や中途覚醒になったり治ったりを繰り返しておりうまく付き合っている。

睡眠薬は処方の1/4だけ飲んで寝られるので気軽に使って要らなくなったらすぐやめる。

ベッドも中華製の板スプリングのような安い物からドリームベッドのポケットコイルタイプに変えているので十分だ。

枕はオーダーメイドもあるが価格対効果に見合うのがが見当たらないのでやめておこう。

あとはエアーウィーヴの類似品の東洋紡のブレスエアーを長い間使っているがそろそろヘタっているので捨ててベッドだけにしようと考えている。

でもなかなか踏み出せない。

6.運動

ジムと旅行先のウォーキングが主な運動になる。

もちろんコロナウィルス期間は休止だ。

効率化を考えるとジョギングの方がいいのだろうが右ひざがたまに痛いので慢性化すると怖いのでやはりジムでは無難なウォーキングと筋トレにしておく。

ヴァームなどを飲んでいたこともあったがダイエットについては食事の方が影響が大きいので水道水を持って飲んでいる。

7.買い物

毎日毎日同じことの繰り返しは無駄な時間なので1週間まとめて買いだめの方が時間効率はいい。

でも旅行やイベントがない普段の日常では唯一の外部と接点を持つ場なので買い物は無駄だと考えていない。

8.娯楽

娯楽の時間が無駄ではなく、娯楽の準備にかかる時間。

例えば大画面で映画を観ようとしたらプロジェクターを持ってきて設置してみるまでの時間だ。

以前は天井に吊って(天吊り)おり電源オンで直ぐに観られた。

しかし機種が変わって吊れなくなったので椅子に乗せて投射させている。

この準備が意外と手間なのだ。

最近だとスクリーンのほぼ真下から投射する短焦点タイプがある。

当初は高価だったが徐々に廉価機種も販売されるようになってきた。

まだ廉価版だとHD画質と微妙なのでそのうち10万円超えの4kの短焦点プロジェクターが安くなるのを待っている。

オリンピックがちょうど1年間の延期が決まったのでそれまでに買いたい。

9.旅行

旅行は時短と旅費が相反するので高ければ高い程早く目的地に着き遅ければ安いのが一般的だ。

快適さやサービスを犠牲にしてコスパよく早く目的地に到着できるようにしたのがLCCだ。

退職してからLCC以外に搭乗した記憶がない。

いや、あったか。

一回目のタイ旅行がFSCのベトナム航空だった。

あとは全てLCCを利用している。

家から出て帰ってくるまでが旅行なので特に効率化する必要もないだろう。

それと買うのを躊躇っている旅行用のジンバルカメラだが撮りっぱなしができれば旅行ブログの下書き代わりになりメモを取るなどの時間短縮が図れるので一度検討してみよう。

途中から時間効率化から単なる改善になっている気もしますが皆さんもコロナで自宅に籠もっている間に生活を見直してみると案外新しい気づきが生まれるかもしれません。

最後に、

昨日志村けんさんが亡くなられました。

ドリフターズは自力で笑いを生み出す今ではほとんど存在しない稀有なグループで志村さんもその流れを継いで他人の悪口で笑いを取っているのを見たことがなかった日本最高峰のコメディアンでした。

台湾メディアも日本の喜劇王と表現してくれていました。

このような方が新型コロナウィルスで亡くなられたのは残念で仕方がありません。

心よりご冥福をお祈りいたします。


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