中国のアリエクスプレスで購入した赤外線体温計が届いた。
価格は送料込みで1264円だった。
購入したショップは消えていたのでアリエクのこちらあたりで探して頂きたい。
国内で同様の商品をアマゾンで買おうとすると転売やら供給不足の値上げでチープなモデルでも4~6千円で安定してしまった。
一方で中国では供給過多なのかコロナ前の相場に戻っている。
納期は約3週間だったので体温計が壊れたなどで急遽必要な方にはおすすめしないが第二波第三波に備えて買っておくならいいのではないだろうか。
それでも海外の流通もコロナでてんやわんやしている状況なのでスマホなどリチウムイオンバッテリーでも輸送コストの安いシンガポールポストを使い約3ヶ月待たされた。
一方この体温計は別売単4電池なのでチャイナポスト経由で3週間とまだマシだ。
ただ扱いが酷いのかパッケージはボロボロで届いた。
ボロボロなので単4のエネループを2本入れてもうんともすんともいわず当初は故障しているのかと勘違いした。
そうではなく、この機器は1.5Vのアルカリ電池やマンガン電池が必須だ。
1.2Vの蓄電池では起動しない。
温度計なので電圧をシビアにしないと誤差が激しくなるんだろう。
なお単4電池2本同じ方向に入れるような金具になっているが蓋の内側に薄らと極性が書かれているので間違えてはいけない。
表面の刻印より型番はUX-A-01とわかる。
製品表面のスペックでは体温を35〜42度の間で計測できると記載されているが実際にはモードが二つあり0〜55度まで計測できるサーフェスモードも備えていた。
モードはSETボタンでスイッチできる。
先端はおもちゃの水鉄砲みたいだ。
体温計を使ってみた。
頭に目がけて銃を向けて撃つようなイメージだ。
引き金を引いて数秒待って電源をオンにすると1秒もかからず計測できる。
そして10秒ほど放置すれば電源が切れる。
電源オフの状態から頭に向けて引き金を3秒引きっぱなしでも測れた。
誤差としてはオムロンの体温計で計測した値+0.1度を数値を示した。
何度か計測すると±0.2度ブレるのでスペック通りだ。
発熱しているか知る程度なら問題ない。
口の中に向けて測ると少し高く37.0度を指している。
脇の下は頭と同じ36.6度だった。
足先は35.5度、身体と手と首は36.5度
手は冷えているかと思っていたら高めだ、と体の表面の体温の観察もできる。
37.3度を超えると画面がオレンジ色で警告音が鳴り38.1度を超えると画面が赤くなり警告音が早くなる。(ホットコーヒーを飲んで時間経過で体温を調整して喉の中を計測。)
これは使える。
3秒で気軽に体温を測れるのがいい。
以前は1分体温計を使っていたがボタン電池が手に入らず最近は10分体温計を使っていた。
1分体温計のボタン電池を楽天で買って交換したのだが数回使ったらバッテリー切れになった。
倉庫に眠っていたゴミ電池でも送ってくれたんだろう。ショップ〇上さん。
10分体温計だと時間がかかり面倒なので体調が悪く無い限り体温を調べなくなった。
それが今ではこの非接触式体温計が目につくたびに測っている。
以前もどこかで書いたが人の体温は平熱でも時間帯によって変化するので1日の体温変化を把握するのはコロナに感染した時にも重要な情報になる。
それに単4電池なので百均で確実に売っており体温計で使われるボタン電池のように品切れになる可能性が低い。
前述の通り横のSETボタンを押してサーフェスモードにすると表面の温度を計測できる。
これもまた便利で例えば冷蔵庫の中を測ってみると中の温度が把握できる。
シャープのメガフリーザーは冷蔵庫の上部が12度あり下に行くほど下がり真ん中が7度で肉などを入れるチルド室は1度だった。
そこで冷凍食材の解凍は当初真ん中を使っていたが一番上を空けて解凍用エリアにした。
庫内温度を知ることにより何をどこに置くかを決めやすい。
しかし0度以下は計測できないので冷凍庫の計測には使えない。
他には部屋の壁や窓の温度がどれくらいあるかで断熱状況を調べることも可能だ。
エアコン吹き出し口やエアコン横のセンサー周辺の温度を調べて28度設定で冷えすぎ、29度設定で冷えない問題をなんとかするためアルミ保温シートをカーテンレールの上のどこに置くかで温度の違いを確認して調整している。
中華製の安物なのでどの程度使えるか、品質に関しては何とも言えない。
それでも日本アマゾンの7000円以下で販売しているのもたいてい中華製なので保証を気にしないなら直接中国のアリエクスプレスで購入するのもありだろう。
アマゾンで購入しても保証はあてにならないが初期不良の返品くらいは何とかなるはずだ。
あとこの製品が稼働することを確認して血中酸素飽和濃度を計測するパルスオキシメーターもアリエクで購入した。
こちらも送料込みで1,200円程度だった。
国内だと9千円台から販売されている。
コロナが始まった頃には中華製の安物も数多く売られていたが今は見つからない。
中途半端な医療機器を販売して変なデータが表示されて病院に殺到するといけないので厚生省→経産省あたりの通達で認可がない製品の販売を禁止しているのかも?
体温計なら他の体温計の温度と比較してある程度精度を確認できるがオキシメーターはどうやってまともに動いているか確かめるのか。
単純な方法として普段の血中酸素飽和濃度を計測して96~98ありかなり苦しい状態まで息を止めて80台まで下がっていけば最低限のチェックは可能と判断できる。
あと腕に巻く時計のような活動量計のXiaomi mi band 5にオキシメーター機能を付けている噂もあるようなのでグローバル版が販売されレビューで機能があると確認できたらそちらを購入するのもありだ。
精度は分からないが24時間計測できれば睡眠時間も含めて血中酸素のトレンドは確認できる。
おそらく4~5千円で発売されて万歩計などのヘルスチェック機能やBluetoothで接続してスマホの通知機能もついているし腕に巻いても軽く前モデルまではレビューアーの評判も上々の製品だ。
コロナがこのまま終息するのか第二波が拡大してまた緊急事態宣言に突入するのか更に波状攻撃で数年に渡り流行してしまうか分からないが物資が十分ある現時点で