アイリスオーヤマのコンベクションオーブン CMOT-S040を購入したのでレビューしていこう。
コンベクションオーブンの購入
価格は9千円台〜1.2万円くらいの間で販売している。
コンベクションオーブンとは庫内に対流(コンベクション)を発生させて熱風で焼くオーブンだ。
最近の家庭用ヒーター式はオーブン、トースター、ノンフライヤーの機能を併せ持ちこの機種は更に低温調理とその延長でドライフルーツやビーフジャーキーなども作れる。
楽天アイリスプラザで購入した。
びっくりするほど大きな専用段ボールで届いたので一体どんな大きさなんだ?と驚いたがマトリョーシカのようにその半分位の小さな黒い段ボールの二重梱包されていた。
内容物は
- オーブン本体
- 説明書
- トレイ
- スチーム用の素焼き
の4点だ。
焼き網必須
とりあえず一通り本体をチェックして気になったのは網目が荒すぎて小さめの食材を乗せると落ちそう。
そこでセリアで百円網を買って使っている。
これがちょうどいいサイズだった。
あと百均に行くならついでにクッキングペーパーの25cm幅を買っておくといい。
トレイのサイズが縦横25cmなので敷くのにちょうどいい。
最初は30cm幅のクッキングペーパーを使っていたが毎回ハサミで切るのが面倒になり買いに走った。
作った料理の感想は後回しにして使用感よりこの製品のメリット、デメリットから始めたい。
機種固有の特徴ではなくコンベクション共通=(共)
いいところ
- オーブントースターから置き換えができる(共)
- 価格の割にドアの開閉がいい
- 色が黒と白でシック
- フライ風が手軽に楽しめる(共)
- 低温調理が手軽にできる
- フライ系惣菜の温め直しは電子レンジと雲泥の差(共)
- 外側は火傷するほどでもない
コンベクションオーブンにもトースター機能があるので今使っているトースターから置き換えができて新しく場所を取らない。
作りは安物トースターと変わらないがドアがスムーズで取り出しやすい。
1万円と考えれば当然だが内側はかなり安っぽい一方で外観はシックだ。
我が家の日立の電子レンジと同じ黒と白なのでレンジ台で縦に並ぶと見た目がいい。
買った理由がノンフライヤーの代わりであり実際にノンフライでフライ風の料理が手軽に楽しめる。
思った以上に使えるのが低温料理で鶏胸肉ジャーキーは絶品だった。
フライの惣菜を買ってきて電子レンジで温め直すとベチャっとするがコンベクション(温風)で温め直せばカリッと別物になる。
直接触れば火傷するが230度で焼いていても周りはそれほど熱くなかった。
総じて買ってよかったアイリスのコンベクションオーブンだ。
悪いところ
- 内部がチャチ
- タイマーが4時間まで
- 揚げ物で外はカリッと中はジューシーの調整が難しい(共)
- 網が荒すぎて小さいものが載らない
- 1段のみなので一度にドライフードを作れる量が少ない
- 長時間コンセントを占有する(共)
よく言えばシックでシンプルだが悪く言えば作りがチャチだ。
ただチャチなだけで壊れやすいかは不明だ。
タイマーが短いのは考えもの。
鶏や牛のジャーキーを作る時には60度6時間がベストなので寝る前に作るのは無理。
起きている間に2時間と寝る前に延長4時間を設定しなおさないといけないのは弱点だ。
テスコムの売れ線商品のタイマー12時間だ。
なぜ後発なのにいいところを真似ない?
フライを作るためにメインで購入したが外をカリカリにすると中が焼けすぎてそれほどおいしくない。
おそらく肉などを切るサイズを調整すればうまく焼けるはずだがしばらく試行錯誤が必要だ。
逆に中は気にせずカリカリにするなら難しくないので酢豚などその手の料理には向いている。
網と呼べるかわからないほどスカスカのグリル用網みたいなものなので例えばバナナのドライフルーツを作ろうと乗せると落ちるほど。
そこで上記写真の通りセリアでちょうどいいサイズの焼き網を100円で発見したのでそれを使っている。
100円で解決なので欠点でもないか。
アイリスでも2段網にできる機種もあるがこれは一段のみだ。
上の網の脚を立てて2段にして使えないこともなさそうだがそんな設計になっていないので試していない。
ワットメーターで調べるとヒーターは1300Wのオンとオフの間隔時間だけで温度調整していた。
何を意味するかといえば低温調理中でもヒーターの1300Wとオンしたりオフしたりするので同じ系統のコンセントで高電力の機器を使うと1系統2A越えでブレーカーが飛びそうなのでウチの場合電子レンジが使えん。
長時間低温調理をしている間に電子レンジが使いたくなったら一旦コンベクションオーブンを切って利用している。
それではレビューのために調理した料理を紹介しよう。
酢豚の豚唐揚げ
さて最初に作ったのは念願の酢豚だ。
作り方は普通の酢豚と同じ。
豚唐揚げのコンベクションオーブンのレシピが見当たらなかったので230度で20分焼くつもりでスタートさせたが15分で小さめな肉が消し炭のように黒くなったので焦って止めたのが敗因だった。
フライヤーのように揚がったのから順番に取り出していけないのが難点だ。
3割くらいは表面がカリカリでおいしかったが残りは酢豚らしいカリカリ感が足りなかった。
切るサイズを統一するか15分くらいで焼けたのを菜箸で取り出した方がよさそう。
あと酢豚の素をケチりすぎて粉タイプを買ったので酸っぱさの切れも不足していた。
王将の酢豚を90点としたらそこそこおいしかったので70点くらいか。
黒酢でも混ぜたりクックドゥの酢豚の素を使うとか、豚肉を均等に焼ければ80点にはなりそう。
鶏胸肉ジャーキー
胸肉が冷凍庫にあったのでジャーキーを試した。
せんべい用に保存していたがあまりおいしくないので作らなくなり放置されていた胸肉だ。
70度4時間のコンベクションでソフトタイプの鶏胸肉ジャーキーを作った。
味付けはシーズニングソルトだけ。
酢豚の結果がそれほどでもなかったのであまり期待していなかった。
しかし久々に鶏胸肉を明日買おうと決断した程うまい。
鶏の旨味が凝縮した味だ。
ノンフライヤー目的で購入したが低温調理がメインになりそうな予感がした。
ボディビルダーやダイエッターはこれを作るためだけに買ってもいいぞ。
その後60度6時間の硬めのジャーキーも作ってみたが個人的にはこちらのソフトタイプの方が好きだ。好みの問題だろう。
フライドポテト
他のコンベクションのレビューで特に油も使わず焼いておいしそうなので作った。
コンベクション220度で15分だ。
なんとなくただのポテト焼きになってしまうと予想していたがそれに反してうまい。
ノンフライでも明らかにフライドポテトだ。
食感はじゃがりこに近いか。
味はフライドポテト。
今回の中ではダントツにうまい。
でもノンフライといえどもジャガイモなので食べたら太る。。
鶏唐揚げ
230度で10分でひっくり返しまた10分コンベクションで焼いた。
下味漬け込み3時間、片栗粉多め小麦粉少なめ配合でパリッと仕上げた。
外はパリッパリでおいしい。
でも中のジューシーさが損なわれていた。
まずくはないけど専門店の唐揚げと比べると売り物にならない。
理由はサイズに対して焼きすぎ。
表面の焼き加減がバッチリだったことを考えたらもっと大きめのブロックに切るべきだった。
唐揚げ専門店の唐揚げを90点とすれば60点かな?
あと塩加減も足りなかった。
大きめに切って焼けば85点までは近づけそう。
今度は下味にマヨネーズも試してみよう。
最後に
他にもまだまだ色々作ってみたい。
スペアリブとかエビフライとかドライフルーツとかオートミール使ったケーキ類とか安い牛肉見つけたらビーフジャーキーとかオートミール豆腐ピザもまだ作っていない。
(ブログ内を検索していただければ他の料理もあるよ。)
もしかしたらレンチンする冷凍食品でもうまくカリッと焼き上げることができるかも。
アルミホイル巻いてサツマイモの石焼き芋も作りたかったが230度で1時間だと電気代が1回で20円越えるので躊躇している。
電子レンジならキッチンペーパーを巻いて濡らしてラップを巻いて2分600Wで30分200Wで作れるので電気代はかなり安いので節約家としてはこちら。
胸肉ジャーキーはレギュラーになった。
フライドポテトも定番にしたいが絶対太るのでこれを最後にする。
酢豚、唐揚げはまだ改善が必要だ。
それにしても料理のレパートリーを広げてくれるいい買い物をした。