iPad mini第6世代の使用感

iPad mini6が2021/9/24発売日に届いたので仕様などを省きサクッとレビューしよう。

色はピンクを選んだがピンクというより淡いゴールドピンクだ。

WiFiのみで64GBという最安で59800円のモデルだ。

持った感想はmini5に比べて小さく感じた。

物理的に若干縦が短くなっているがそれ以上にホームボタンが消えて画面がインチアップしたことも影響している。

mini5から切り替えてホームボタンが無くなった操作は当初戸惑った。

それでも1時間も使えば下からのスワイプでホームボタン1回押しや長めスワイプで2回押しのタスク表示に慣れる。

イライラするのは似通った操作で少しだけ仕様が変わるパターンだ。

例えばAndroidの機種変更でタスクキーと戻るキーの配置が入れ替わっている機種依存だと指が操作を覚えているので戻るを押したつもりがタスクキーでイラッとしてスマホを投げつけてしまいそう。

今回のように明らかに動きが変われば操作ミスは起こさない。

それでもスマホシェルフから取り出す際にiPad mini5であれば下側を持ち上げるのと同時に親指でホームボタンを押してロック解除ができるワンステップだったが、

iPad mini6は上部を持って電源ボタンを押して底側で親指をスワイプしてロック解除の2ステップなので

例えば料理の最中にブラウザで表示させていたクックパッドなどのレシピをサクッと片手で見ようとした時など鬱陶しい。

手を一旦上部の電源に動かして一番下までスライドして指を跳ね上げようやくロック解除だ。

スマホのサイズであれば大して手を動かさなくても解除できるしiPad miniでも両手で抱えるなら問題ないが片手操作だとこの動きは面倒だ。

エルゴノミクスを研究し尽くしていそうなアップルらしからぬ作りだ。

上部右端に指紋認証付き電源ボタンがあり左側にボリュームキーがある。

ボリュームは横向きにすると上側が大で下側が小に切り替わるようになっている。

あとスピーカーの穴もある。

そして底面にUSB-Cのコネクタポートとこちらにもスピーカーの穴だ。

側面は両側何もないが右側面にはApple Pencil2が張り付く磁石が内蔵されている。

かなり強力な磁石でハサミを持ち上げられる。

ちなみにこのくっついている位置だけに磁石が入っている。

あとApple Pencilには興味がないがスマホのタッチパネルがまだまだの頃に買った百均で売っていそうな静電ペンでもストレスなくメモ書きができた。

1.6万円するアップル純正品は筆圧で太い細いの表現ができるし紙のような描き心地を再現しているようだが互換品をメモ書き程度に数千円出して買うならまずは安い静電ペンを試してみるのも一考かと。

この静電タイプなら充電しなくていい。

性能を示すベンチマークはantutuが76万点だった。

mini5の51万点からあまり上昇していない感じもするが、

CPU 12万→20万

GPU 20万→33万

なので重い処理はサクサク動くはず。

普段使いの性能を示すUXはほとんど変わっていないのでブラウザやグーグルマップや軽いアプリばかり使っていると体感では分からない。

バッテリーの消費調査のために原神とWEB版のドラゴンクエストXで少し遊んでみたが携帯ゲームはこれでいいんじゃないか?とすら思えた。

サイズ感といい画面の大きさといい持った感覚といいちょうどいい。

Switchが270gでmini6が300gなのでほぼ同じ重さだ。

最近使ったことがなかったが仮想ゲームコントローラーでも十分遊べた。

ただ原神は問題ないがドラクエはLRキーが変な位置に配置されているのでボスなどと戦うシビアな操作には物理コントローラーが無いときつい。

Androidのようにエミュレータが簡単にインストールできるなら旅行もこれでゲームもいいがPPSSPPなどを稼働させるのはかなり面倒なので今後ゲーム機として使うことは無さそう。

動画編集や写真で重いフィルターかけたりレタッチとかをするわけでもないのでmini5から入れ替えたSoCアップに関するアドバンテージを感じていない。

コネクタがライトニングからUSB-Cに変更されていたのはやっぱり嬉しい。

USB-CのハブをつないでUSBメモリから普通にファイルマネージャーで動画や写真を読み込めた。

これは便利だ。

64GBモデルでも旅行先でPCなしで例えばiPhoneで撮った写真や動画の母艦としても活躍してくれそう。

使い方にもよるが256GBモデルを77,800円で買うなら64GBモデルと512GBのUSB-Cメモリを7万円弱で買った方が機動性がいいと思う。

iPhoneもMicroSDカードスロットさえ実装するか早くライトニングからUSB-Cに仕様変更してくれれば母艦も不要なのだが。。

EUがガジェットの電源仕様はUSB-Cに統一すると勝手に決めたので次のiPhoneも変更せざるを得ないだろう。

でもアップルさん、欧米仕様はUSB-Cでアジア仕様はライトニングなんてアホな戦略だけはやめて欲しい。

ハブのPDに電源アダプタを挿しセルフパワーで供給すれば外付けHDDも読み込むことができた。

但しiOSはNTFSのファイルフォーマットに対応していないのでWindowsと共用で使う場合にはexFATにするなどの注意が必要だ。

別にmini6に限らずアップルのUSB-Cコネクタ製品なら出来るがやっぱり便利だ。

このハブにはHDMI端子もあるのでつないでみたら普通にテレビにも画面表示された。

ただアスペクト比が異なるので横にそこそこの黒帯がつく。

もし旅行先のホテルのテレビで動画を観たりしたいなら太いHDMI物理ケーブルよりもChromeCastかAmazon Fire Stickでも持っていった方が取り回しが楽だ。

グーグルマップなどのアプリをiPadで開いて大画面でみんなで旅程を決めるとか打ち合わせに使うならHDMI接続もありだろう。

個体差なのかもしれないがUSB-Cコネクタが少し窮屈で家にあるケーブルコネクタがことごとく固い。

一度引き抜こうとしたときに固くて力を入れ過ぎてすっぽ抜けてiPadが宙を舞いそうになった。

いきなり初日にぶっ壊すところだった。

説明が難しいがブログのライティング機能と相性が悪いので困っている。

仮想キーボードもダメだ、と思ったがmini5から物理的な移行とiOS15へ移行が同時だったためか日本語キーボード、英語キーボード、英語キーボードと変に3つ設定されていたのでひとつ削除したら使いやすくなった。

同じくiOS15関連だと思うがデスクトップのメニューが前田のあっちゃん化している。

全体的に中心にぎゅっと寄ってしまって微妙な感じだ。

スピーカーは横向きステレオに変わり正解だ。

音質はmini5と同程度でも両側から鳴ると動画を観ていても音楽を聴いても広がりがある。

カメラは未調査だがインカメラに顔を追いかけて画角を調整する機能があるので外でネット会議参加では便利だろう。

価格以外は総じて満足なのでiPad mini5に戻すことも無いだろうが次期iOSでは電源ボタンだけでロック解除のスワイプなしにして欲しい。

mini5と同じ5万円だったら95点でいいが6万円なので80点かなぁ。


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