2月まで外出用回線はWIMAXを使用していた。
2年縛りが終わったのでNURO 5時間/日使い放題のSIMを3ヶ月使った。
速度が出ないので何に変えるか迷っていた。
MVNOは音声回線でない限りほとんどのメーカーは縛りがないのでいつでも乗り換えできる。
WIMAXに戻ろうかとYoutubeをみていたらかじまっく氏の動画でFUJI WIFIの個人向けサービスを再開していたことを知る。
2016年末頃にFUJI WIFIという名前でソフトバンク回線が使い放題のモバイルルーターレンタルサービスの存在を知り加入しようと思った時には個人向けサービスを停止していた。
再開しても法人だけだったので諦めてNUROを契約した。
FUJI WIFIは当初3000円強だったはずだが使い放題は税込で5000円近くまで値上げしている。
一方もうひとつプランがありWIMAXと同じ100GB/月を提供していた。
(3日で10GBの制限になっているWIMAX2+ギガ放題が月当たり実質100GBの利用制限になるのでほぼ同じ。ただFUJI WIFIは3日10GBの制限なし)
月額3696円(税別)
制限が付いた上に以前よりちょっとお高くなっている。
WIMAXの継続キャンペーンで月額最安値の2968円(税込)ですら高いと考えてやめたのだ。
しかし5/31まで596円引きで3100円(税別)とキャンペーン中の最終日だった。
あまり考えている時間はないし事務手数料は1000円と安く、縛りもないので遅かったら解約してWIMAXの2年縛りに戻ればいいと契約した。
レグルスとかいう会員にならないといけないとか免許証の写しを写真で送付するとか少し気になる点があったがまあいいかと登録した。
▼目次
そしてルーター到着
発送は注文の翌日で翌々日に到着した。
大手メーカーではなかなか出来ないクイックな対応だ。
なんとルーターがゆうパケットで届いた。
当然ポストに放り込まれていた。
まあ事務手数料が1000円なので贅沢をいってはいけない。
開封
箱もなくビニールで梱包か。
本体とUSBケーブルとぺらぺらの説明書2枚とオプション300円で購入したACアダプタが入っていた。
よく考えてみればUSB電源など腐る程あるので買わなくてよかった。
ぺらぺらの説明書2枚とUSBケーブルもレンタル解約の返却時には本体と一緒に送り返さないといけないので保管しておこう。
そしてモバイルルータはZTEの304ZTだ。
FUJI WIFI提供ルーターの性能について
ファーウェイの501HWかZTEの303ZT、304ZT、富士ソフトのFS030Wがランダムに送られてくるようだ。(2017/8/12 FS030W追加)
501HW | 303ZT/304ZT | FS030W | |
メーカー | ファーウェイ | ZTE | 富士ソフト |
発売日 | 2015/10/9 | 2014/9/26 | 2016/12/12 |
最大LTE 下/上 | 187.5/37.5Mbps | 187.5/37.5Mbps | 150/50Mbps |
最大4G 下/上 | 165/10Mbps | 165/10Mbps | – |
キャリアアグレーション | ○ | ○ | ○(*) |
WiFi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
通信時間(h) | 10 | 9 | 20 |
バッテリ容量 | 3000mA | 2700mA | 3060mA |
サイズ(mm) | 60x104x18.2 | 62x117x139 | 74x74x17.3 |
重さ(g) | 150 | 150 | 128 |
機能 | フルセグチューナー | SIMフリー端末 | |
5秒起動 | バッテリ |
(*)記載はないがLTEが理論値の倍なので実施している。
303ZTは3GのW-CDMA方式の周波数以外は304ZTと同じ仕様。
2017/8/8の再開時に富士ソフトのFS030Wが追加されている。
FS030WはSIMフリー端末なのでサービスが売れすぎてソフトバンク端末の確保が間に合わなかったかと推測される。
501HWにはフルセグ、ワンセグチューナーが内蔵されてスマホで視聴できる。
人によってはフルセグチューナーが欲しい人がいるかもしれないが個人的に外でテレビなどみないのでどうでもいいし自宅で視聴は電波が届かないようで諦めたほうが良さそう。
5秒起動はとても便利だろう。
FS030Wはソフトバンク専用モバイルルーターではなくドコモでもAUでも使えるSIMフリー端末なのでそのデメリットとしてBAND41の対応が仕様上確認できない。
(SIMフリールーターでBAND41対応はないはずですが万が一内蔵しているかもしれないので実機でLTE/4Gの切り替えを確認出来たら教えてください)
これは4G(AXGP)が使用できないことを意味する。
但しLTEの方が4Gよりサポートエリアが広いので普段使いに問題はないと考えるし後述の通りでアップロードならLTE固定の方が有利で4Gアンテナは近い将来5G回線に移す予定なので問題なさそうだ。
前述のかじまっく氏の情報では501HWや303ZTは3G回線を掴まないが304ZTは掴むらしい。
なおFS030WもBAND1をサポートしているので3Gを掴むと考えられる。
W-CDMA(3G)の対応BANDはこのようになる。
SBの3G BAND | 周波数 | 501HW | 303ZT | 304ZT | FS030W |
BAND1 | 2.1GHz | ◎ | ◎ | ||
BAND3 | 1.9GHz | ◎ | |||
BAND8 | 900MHz | ◎ | |||
BAND9 | 1.7GHz | ◎ | |||
BAND11 | 1.5GHz |
303ZTのBAND9は停波予定で既にルーターなのかメーカーなのかわからないが制限をかけているようで3Gは掴まないようだ。
スペック表を見ても303ZTと304ZTはどちらも3G方式対応としか書いていないので対応BANDまでは分からかったが実際は違う。
501HWは海外のみのW-CDMA(3G)と明記されているので3Gが使えないのは確定している。
ただほとんどの方の移動範囲に3Gエリアはないはず。
例えば小樽駅から小樽水族館へ行くバスの中でもずっとLTEで繋がった。
しかし近鉄で三重県伊賀上津と西青山間で切断状態や3G表示を見ることができたので全くゼロではない。
僻地で4GやLTEを掴まない場所だと304ZT、FS030Wでないとまずいがランダムで届き選べない。
それにある程度の都会の人ならLTEエリアで充分事足りるだろう。
304ZTバッテリーは使い方にもよって大きく変わるが自分の場合だと9~10時間で落ちる。
ファーウェイの機器は控えめにバッテリースペック出すので2時間程度余計にもつことが多いがZTEはほぼスペック通りでギリ1日使えそうだ。
富士ソフトのFS030Wは4G対応を補って余りある20時間利用可能なので外出時つけっぱなしで十分だ。
サイズもFS030Wが少し小さめなのでアドバンテージがある。
環境によるが個人的にこの4機種は304ZT、501HW、FS030Wが当たりで303ZTが外れといったところだろうか。
もしバッテリの弱めの303/304ZTが当たってしまったらカード型のモバイルバッテリーをテープで巻きつけて使うのもありだ。
以前WIMAXのルーターに貼り付けて1年間毎日完全充放電を繰り返していたが7割くらいまでしか劣化しなかった優秀なカードバッテリーがこちら。
本体サイズはWIMAXのW01とほぼ同じ面積で厚さが1.5倍ある感じだ。
重いという意見が多いがこれまで使ってきたWIMAXルーターは重かったので気にならないし鞄に入れるのでバッテリー容量が大きい方が嬉しい。
ルーター電源オン
電源を入れてみる。
(データ通信料が872MBなのは開封してすぐ回線速度チェックをやっていたためで最初は20MB程度だった)
電源オンオフは今時珍しいスライドスイッチになっている。
これ長押ししなくてもいいので使いやすい。
最近のガジェットにはありそうでなかった。
タッチパネルは画面が細かいので若干操作を間違える。
視界性は悪くない。
アンテナを見るとバリ4立っている。
自宅はソフトバンク回線あまり電波飛んでこなかったはずなので感度は良さそうだ。
ただメインスマホのAsend MATE7が5GHzはうまく掴んでくれないので2.4GHz使うしかないけど混んでいる場所でiPad使うときなんかWifiの帯域切り替えるといいかも。
さて回線速度はどうだろう?
早速回線速度チェック
名古屋の自宅でこれは速い。
WIMAXは鉄筋コンクリートの中弱いので自宅ならこっちが速い。
NUROのように細かく速度調査をしようと考えた。
しかし、県を跨ぎながら移動して信号待ちの度にチェックしてもダウンロードは30Mbs前後で変化がない。
たまに遅いところでも18Mbpsはある。
逆に30Mbpsを大きく超えることもなかった。
ブルートゥースの影響を受けている環境で5GHzにWiFiの帯域を変えると速くなるという情報があったので途中で切り替えてチェックしてみたが影響はわからないほど。
あと2.4G帯が混線しているような場所であれば効果があるのだろう。
回線速度チェックの表作っても同じような数字のコピペになるだけなのでやめておいた。
時間帯だと20-24時はさすがに10Mbps以下まで落ちることもあるがそれ以下にはならない。
それに平日 12-13時はMVNOのような回線低下は全く見られなかった。
不思議なのはダウンロードは安定してどこでもいつでも同じような値になるのだがアップロードの振幅が大きい。
これも自宅だが昼間22Mpbsあったアップロードが朝方の空いているはずの時間帯に9Mbpsまで下がる時間帯もある。
個人的にはモバイル回線でアップロードする機会はないので関係ないがアップロードの安定が重要な方には使い辛いかもしれない。
それでも自分の環境ではダウンロードはWIMAX並みの速度が出てキャリア並みのエリアサポートと言い切れる。
MVNOのようにキャリア回線を分割して間借りしているわけではなくソフトバンク回線そのまま使っているので当たり前か。
おまけ
新千歳〜札幌のJR快速エアポートの中
札幌 すすきののホテルにて
大阪 JR列車内 西九条駅
仙台駅西口側
宮城 松島 遊覧船(海上)
福岡 天神
LTEと4G同じでは?
あと気になったのはアンテナピクト表示の横の回線種(LTE/4G/3G)でLTEに変わることもあるが多くの場所で4Gだったこと。
ソフトバンク回線は長い間使ってこなかったので知らなかったが3Gと別にLTEではLTE(FDD-LTE)と4G(TD-LTE)という2つの通信方式を使用している。
出典 ソフトバンク
スペックを見てもLTEと4Gの優劣は分かりにくい。
4G、LTE、3Gの順に電波を掴むのはソフトバンクが優秀とみなしているのもこの順なんだろう。おそらくせっかく買収して再利用している4G用のアンテナも有効活用したいのだろう。
但し上記の最大速度は理論値で実際はルーターの仕様に影響する。
そしてルーターの仕様を眺めていて気がついたのが優先されて接続する4Gは上りが10MbpsしかなくLTEは37.5Mbpsあるので回線チェックで上りが10Mbps よりも速くなっていたときはLTEで接続されていたことになる。
自宅ですら時間帯によって通信方法が変わるのか。
おそらく4G回線が混んでLTEに切り替わったというところだろう。
通信方式が複雑な経緯はわからないがいろんなキャリア買収しすぎて技術がごちゃ混ぜになっている。
出典 週刊アスキー
関東周辺のLTEサービスエリアマップ
関東周辺の4Gサービスエリアマップ
出典 ソフトバンク
エリアマップを見ると4Gが都市部用でLTEが広域エリア用だと分かる。
4G(AXGP)は買収したウィルコムのPHSのXGPから発展した技術なので都市部で強く上りの弱い回線になっている。
だから4Gにつながってしまう都会にいるとアップロードが遅くなる現象がおこるようだ。
とりあえず使い続けよう
いつかはDTIの使い放題のように回線速度が極端に遅くなるか規約改定して使い物にならなくなるかもしれないが今のところは快適なのでこのまま使っていこう。
縛りもないので使えなくなったら解約すればいい。
予算が3000円以下に対して348円オーバーしているのでしばらく使って問題なければ音声SIMで使っているIIJmioをSO-NETの音声0SIMに変えれば予算トントンになる。
あといつでも快適プラン(使い放題)が4480円(税抜)なので家の固定回線やめてこれにしてネット費用節約している人もいるようだ。
でも無茶なパケット使用は遠慮して可能な限りサービスを延命するようみんなで支援するべき。
1ヶ月700GB使ってソフトバンクの回線制限受けたとかをブログやYoutubeで報告している人もいるけど自分で首絞めてこのサービスの寿命縮めているって気がつかないんだろうか。
他にもレンタルサービスあり
そしてこの手のサービスは現在2つある
FUJI WIFIは既に何度かの値上げをしている一方、iVideoはサービス始めたばかりで費用安いようだしソフバン以外にAU回線の使い放題もある。
自分はiVideoをあとから知ってしまったので仕方がないが同胞のソフバン嫌いのみなさんは是非iVideoのAU回線にしよう 笑
あとFUJI WIFIは情報漏洩問題など話題が尽きないので注意が必要かも。
7/21追記
これまで多くても数万登録者のYoutuberが紹介していただけでまだ日陰のサービスでよかったがとうとう100万超えの瀬戸氏が契約して動画で拡散始めた。
誰だよ瀬戸さんに紹介したのは 笑
動画みたガジェット好きなカズさんあたりが次に紹介始めそうだし。
手に入れたばかりなのにもうこのサービスも長くないような気がしてきた。。。