朝5:10に起床した。
身支度をして船内を少しうろつく。
昨日は気がつかなかったが業務用の大きな空気清浄機が何台か稼働していた。
アルコール消毒も点在している。
コロナ禍は余計な投資を強いるなぁ。
携帯電波は朝も展望通路のデッキチェアやソファであればアンテナ2になることもあるが安定して入った。
ただ22:50-5:30は寝ていたのでわからない。
スタンダードでも部屋は寒めで布団に毛布をかけても足が冷たかった。
冷え性は何か対策をしないと辛いかも。
他のフェリーと違うのは内海を走行しているので波がないので縦揺れのみは酔わない。
このフェリーで船酔いする方は一泊する航路のフェリーならどれでも酔うと考えた方がいい。
それくらい波が穏やか。
昨日の隣のいびきは尋常じゃないので早々に病院に行くことをおすすめしたいが余計なお世話といわれそう。
5:45になったので朝食バイキング(620円)にした。
夕食も朝食も現金券売機なので普段キャッシュレスな方も乗船前に現金を用意しておこう。
味はよかった。
納豆は普段食べているより固く厚焼き玉子は甘さ薄めで気に食わないがこのあたりは好みなので仕方がない。
でも総じて朝食としておいしい。
そうこうしていると案内所から鍵を返却してくださいとアナウンスが流れるので荷物をまとめていると入港して下船が開始する。
ありがとう、さんふらわあ、といっても弾丸フェリーなので今日の夜にまた乗船するんだけどw
外に出るとサイクルポートにレンタサイクルが並んでいる。
チケット売り場で一緒に貰ったカードを後ろのキーボックスにかざすと解除と施錠ができる仕組みだ。
サイクルポートはそれなりにある。
しかしまだ7:00なので観光施設もやっていないだろうし休憩するにも喫茶店も見つけにくい。
それにこんな時間から活動を開始するとレンタサイクルのバッテリーやスマホのバッテリーより先に自分自身の充電が切れる。
7時半頃までフェリー待合室でゆっくりする。
9時頃までと思ったが待ちきれん。
サイクルポートがある地図の海地獄を目指した。
この時点では記載の通り地獄めぐりは海地獄、かまど地獄、龍巻地獄の三つあるんかな?と思っていた。
でも血の池というのも事前に見た気もする。
よくわからない。
電動アシスト自転車なので大丈夫だろうと坂を上り続けていたがみるみるうちにバッテリー残が減っていく。
念のためバッテリーのヘタリを気にして一番登録番号が新しい自転車を選んだのだが…
グーグルマップで距離を見ても4kmあるかないかなので自宅の電アシのキャパを考えたら小さい方のバッテリーでも余裕の距離なので何も心配していなかったので焦った。
そして坂道を3kmも走らないうちに力尽きた。
一番近いサイクルポートまで1km近く自転車を引いて登ったのでクタクタだ。
何とか海地獄にたどり着いた。
ここで自転車を入れ替えようと乗ってきた自転車をポートに入れて新しい自転車を出そうとするとあなたはまだ借りているみたいなエラーで借りれない。
元の自転車の解錠はできるのである程度時間を置かないと乗り換えられないと学習した。
ここを観て別の自転車に替えたらいいだろう。
入口でお姉さんに聞いたところ地獄巡りは一ヶ所おとな400円、7ヶ所全部回るとセットで2000円となっている。
どうせ時間もあるし多少は地元にお金を落とそうと2000円券にした。
自転車で全部まわれるか?と聞いたら7箇所中残り2箇所が3kmくらい離れているということだった。
そしてここまで上がれば後はほぼ下りらしい。
購入した券を箱に入れて海地獄から地獄めぐり開始だ。
これが海地獄なのだろう。
あと足湯があるので少し浸かっていた。
もちろんタオル持参かお店で買おう。
この時点で京都のお高めな神社仏閣ひとつまわるならこちらの方がコスパがいいと思った。
そして次は自転車を置くところがないので徒歩で十メートル上にある鬼石坊地獄に移動する。
ここにも足湯がある。
石灰色した源泉がぷくぷく泡を立てている。
小さな庭園に源泉が湧き出ていてそれをオブジェ化している感じだ。
そして自転車を乗り換えてみると今度はエラーにならずうまくいった。
もうバッテリー上がりは怖いので最弱モードで坂を降る。
途中の山地獄だけは別の団体で2000円通し券は使えないので注意が必要だ。
次がかまど地獄だ。
かまどといえば炭治郎、
鬼滅の刃のあやかり商法を一切していないのが好感が持てる。
足湯がない代わりに足岩盤、10円の飲む温泉、手足喉肌の温泉スチームがある。
温泉協会内でバランスを取っている感じだ。
ここに足湯があればここ1軒でいい。
スチームに当たりながら10円払って温泉飲んでみた。
うーん普通の白湯にしか感じない。
ミネラル含んでいるので硬水かと思ったが口当たりは軟水だし。
次は鬼山地獄だ。
湯気の派手さはこれまで一番だがそろそろ温泉地獄ネタが尽きてきたようでワニとマレーシア伝統建築がメインコンテンツで最早何が何だかわからない。
だけど上から回ってくると4つ目も硫黄の源泉ばかり見るのも飽きてくる。
ワニを見た方が面白いしコロナ禍でなければ餌付けイベントもあるらしい。
箸休め的な発想だろう。
いきなり鬼山だけを見るとなんか方向性間違えているよな〜と思う。
しかし4つ目として観ると悩んで7つの地獄めぐりを作ったんだろうというのが窺える。
次は5つ目は白池地獄だ。
なんの捻りもなく温泉がひとつあるかと思った。
しかし裏にピラルクなど淡水の獰猛な魚ががいた。
昨日の水族館で魚を見るのはお腹いっぱい。
ここから血の池地獄までは降りながら3kmあるのでバッテリーを空にしないように走る。
際どい道やトンネルをくぐりつつやっとたどり着いた地獄だが赤いバスクリンのような池があるだけだった。
国指定名勝なので由緒があってデコレーションできないのかも?
車でいきなり血の池地獄にやってきてここだけ観て帰ると印象も薄そうだ。
五つ目として観るので地獄めぐりが活きてくる。
最後はその隣にある龍巻地獄で間けつ泉なので吹き上がるまで待っていた。
運が悪いと最長40分待ちらしいが到着して5分くらいで吹き上がった。
みんなでベンチで原泉が吹き上がるのを待っている時間の共有感がいい。
時間がなければ個人的には海地獄、かまど地獄、血の池地獄と巡るのがいいかな。
入場料を抑えるなら同じく海地獄、かまど地獄、龍巻地獄だろうか。
ここまで7箇所自転車で巡って11時だった。
少し道を間違えたが走行距離にして14kmだ。
右側の点がフェリー乗り場で左側の500と書かれたあたりが海地獄で上りになっており上の電車マークがある手前あたりまで下りになっており地獄めぐりは完了する。
電アシでフェリー乗り場から7つの地獄めぐりは3時間半で回れそう。
あとは海沿いの平坦な道をフェリー乗り場の方に戻って飯にしようと思ったが店がない。
その間に見つけたのはジョナサンとKFCくらいでとうとうさんふらわあがみえてしまった。
どうしようととり天でググると星4.3の店があるので店前まで寄ってみると、とり天定食が1500円と書いてある。
えー地鶏でもなくただの鶏だよなぁ?
もう少し索敵を広げると唐揚げ屋の評価の高いところが見つかったので唐揚げの人気3色弁当(490円)を買ってひとけのないフェリー乗場で食べた。
これ大当たり!
とり天も込みで全部おいしい😋
ペロリだ。
今回の旅行で一番うまかった。
そしてわざわざフェリー乗り場に戻ってきたのは満充電の別の自転車と乗り換えるため。
平地ならバッテリーなしでも走れるくらい軽い自転車だがこのあと上り坂に挑むこともあるだろうと考えた。
地獄めぐりで得た知識の通り自転車の入れ替えはしばらく経たないと乗っている自転車が紐付いてて他の自転車が開かないシステムになっている。
だから食事で時間を稼いで他の自転車に乗る。
ドアを見ると乗船時間は17:45と書いてあるのであと5時間あるようだ。
別府ロープウェイに乗りたいが乗り場までさっきの海地獄より遠いしどう見てもずっと上り坂だ。
また途中でバッテリー切れを起こしそう。
自転車をどこかの駅の駐輪場に置いて公共交通機関で移動も考えたがうまい方法も見当たらない。
少し悩んで別府駅の百貨店トキハである程度時間を潰そうと考えた。
旅行で毎回チェックしている別府市の物価も知りたい。
マックスバリュや業務スーパー?地場のスーパーを越えてトキハ別府店に着いたらこんなところにもレンタサイクルポートがあった。
1日乗り放題が2000円だった知った。
弾丸フェリ+レンタサイクルはお得なプランだと再認識した。
トキハでスーパーをチェックしたが考えてみれば野菜は高騰していてよくわからないし肉類は国内産メインの高級店のようで高いという印象しか残らなかった。
唯一魚の中でも鯛はやけに安かったかな。
あの値段で鯛売ってたら週に1回食べている。
大衆向けマックスバリュあたりでも回ればいいが戻るのも面倒だ。
外観は古めの複合ビルって感じだけど中はいい感じ。
何がいいかってアギレラやSUM41とかリルウェインとかジャルールやジョーダンスパークスの曲がガンガン流れている。
有線だと思うがハードロックカフェで使いそうなチャンネルが奥様やお爺さんお婆さんがメインの客層で流れてる違和感が素敵だ。
飲み物を買って休憩所で帰りの大阪ー名古屋の便を決める。
昨晩の隣の爆音いびきで体調がイマイチなので大阪港から家に直行することにした。
6:35着岸で7時にトレードセンターから乗れれば8時前には大阪駅周辺に余裕で到着する。
一方高速バスは安い便が7:30の次が11:30になる。
8:00や8:30の便もあるが3000円する。
ここはもう少し追加して4500円で8:54のぷらっとこだまにした。
高速バスで3時間以上かかるところこだまなら1時間で着く。
ぷらっとこだまも以前は1週間くらい前でないと予約出来なかったが今は前日にネット予約可能なのは助かる。
帰りの運賃が高くなったので帰りのフェリーをアップグレードする野望も潰えた。
途中百貨店内の休憩所で寝そうになり2時間程滞在して自転車に乗ろうとしたら認証エラーになり使えない。
短時間で自転車を何度か乗り換えたのがよくなかったかな?
ポートに他の自転車もないので自転車後ろやカードに書かれている有料ナビダイヤルに電話した。
携帯番号は使わず050plus を使ったので多少は安かったはず。
(後に調べたところこの勘は正解だったようで15分使ってざっくり携帯回線からだと約500円かかり050だったので50円程度で済んだ。0570のナビダイヤルはahamoやpovoの無料通話対象外なので要注意だ)
サポセンによるとカード番号と自転車の紐付けがおかしくなっているらしくリモート操作ではどうしようもないらしい。
何キロも歩くの?と聞いたらすぐ近くのロイヤルホストにサイクルポートがあり空きも2台あると聞いたので自転車を見つけて解錠して事なきを得た。
ギリギリの時間で自転車のトラブルがまた起きると嫌なのでフェリー乗り場までさっさと帰った。
大阪のフェリーポートと違って便利なお店は無いがお弁当を販売していたので買って夕食にした。
500円の値札がついていたがご飯は別売で合計700円だった。
手作り感もあり特段高いってわけでもないけど昼が490円でうますぎたから自転車で近くを探してお弁当を買ってこればよかったかな。
大阪港発で往復するなら往路はレストラン街で夕食、復路は船内バイキングが正解だ。
帰りはスタンダードの客室で本を読んで過ごし夜食に250円のカップ麺を食べて23時に寝た。
周りにいびき大王がいないと睡眠薬も無しにすぐ寝られる。
逆に自分がいびき大王になっていないか心配もしたが元々寝息も小さい方でオートミールのお陰で首周りもかなり痩せたし大丈夫だろう。
朝は5:30起床で予定通り6:35に大阪港へ到着して新大阪まで7:30に移動した。
朝早いのでラッシュに巻き込まれなくてよかった。
新大阪ではこだまの1時間待ちになったがフェリーが遅れたことを考えたら1時間の余裕は必須だろう。
それに一本早いと名古屋が通勤ラッシュ真っ只中だ。
いつものぷらっとこだまが使える専用自動発券機を探したが見当たらない。
普通の新幹線自動発券機にスマホのQRコードを読ませたら発券されるようになっていた。
便利になった。
新幹線こだまで帰路に着く。
毎回ぷらっとこだまで文句を言うがガラガラの車両なのに乗客をぷらっと乗客で固めるのやめて欲しい。
おそらく清掃のためだろうがコロナ禍なんだからさ。
ぷらっとこだまのオマケのドリンク券は新幹線乗り場のキオスクで麒麟一番搾り350mlを貰ったので4500円の運賃は実質4260円だ。
リュックで持ち帰って翌日夜に飲んだが普通の生ビールの方がうまいかなぁ。
缶ビールは本麒麟で十分な安い舌になってしまったようだ。
ミッションの結果はこのようになった。
実は今回ミッションを忘れていた。
香りの博物館とか気になっていたので探せばよかったと残念に思ったが地獄めぐりを7つコンプしたのでいいだろう。
ミッションを書いたときには地獄が7+1あることすら知らなかった。
かかった費用は食費抜きの交通宿泊観光費で36108円だった。
海遊館と地獄めぐりがそれなりにかかったのと帰りの新幹線代で予定より6000円オーバーだが別府で自転車に乗れたし、いい旅だった。
食費は総額5968円だ。
酒を飲んだのはせんべろ1回なのでこんなものだろう。
10月は久々に3万円台中盤に食費が跳ね上がる。
それでも予算内だ。
さんふらわあはいずれ新造船にも乗ってみたい。
でもさんふらわあよりもまだ乗船していないフェリーが幾つもあるのでそちらが先かな。
次は年内に海外旅行を目指したいがネックは帰国後の自主隔離期間だ。
強制隔離が撤廃されて一番可能性がありそうなタイだと今度は強制加入の10万ドル以上の海外保険と2回のPCR検査やAQ対応の高級ホテルが旅費を引き上げる。
どちらにしろタイの11月の入国緩和対象の低リスク10ヶ国に入るかはわからない。
貧乏旅行には厳しい条件が続きそうだ。
毎度ダラダラした旅行記を最後までご覧いただきありがとうございました😊