Amazon Fire7第12世代はレトロゲーム機として使えるか？antutuの結果は？

2022/6/29発売のAmazon Fire7(2022) 第12世代が届いたのでantutu V9.4.0で計測した。

まさかの10万超えだ。

MT8168AなのでFire HD8 Plusと同じSoCを搭載しているが解像度が悪いのとAntutuのバージョンが高く動作する項目が増えているためか8よりも良い数字が出ていると考えられる。

他のブログの情報の旧型Fire7のAntutu v8.1.9と比較するとCPUの数値は2.3万→2.8万なので20%アップ、総合で5.3万→11万で107%アップになっている。

ただUXが3.8万しかないのでchromeでブラウジングすると最初の読み込みで少しもたつく。

読み込んでしまえばとてもこのベンチマークの数字とは思えない程滑らかなスクロールをする。

いくつかタスクを動かすとイラッとすることがあるのはRAMが2GBしかないのが理由だろう。

サイズが小さい割に9.7mmと厚さがありずっしりしている。

(右はiPhone8)

7インチで281gは少し重いしベゼルも極太だ。

サイズ感も重さもSwitchのジョイコンを含まない本体に近い。

あとFireシリーズなので仕方がないが指紋認証も顔認証もなく外部で使用する場合にPINかパスワード認証しかないのも使い勝手がよくない。

それでもエミュを入れてレトロゲーム機にするなら元々低解像度のゲームだし解像度もさほどいらない。

ROMが16GBしかないのでアプリやゲームを入れて使うならmicroSDの内部ROM化は必須だ。

あくまで自己責任だがもちろん他のFireシリーズ同様にGoogle Playはインストールできた。

microSD128GBを内部ROM化してePSXeをインストールしてPS1の3Dポリゴン系のゲームイメージを起動して少々プレイしてみたが59-60FPSから下がることもなかったので、

これ以下の速度で動作するレトロゲームエミュレータも普通に遊べるだろう。

定規で画面サイズを実測すると7インチに0.1インチ届いていない。

更にアスペクト比の違いからPS1のゲーム画面サイズは5.67インチになってしまうが、

最近の20:9の縦長スマホだともっと小さくなってしまう。

例えば6.7インチ20:9のスマホだと4.3インチだった。

それに比べたら大きい画面で遊べる。

ePSXeに関しては見映えは悪いが表示を横に引き伸ばす形でワイド画面にも対応する。

PPSSPPに関してはほぼ全画面で表示された。

MAMEは4:3なのでePSXeと同じ。

おそらくファミコンやSFCなどレトロゲームも同じだろう。

それでもPPSSPPがフル画面で遊べるのは嬉しい。

サイズも8インチや10インチタブレットよりもコンパクトだ。

SoCとしては最低限ではあるが約7インチの画面サイズを持つ7千円のタブレットとしては十分コスパの良い携帯レトロゲーム機になり得る。

但しapkでのインストールやGoogle Playの使用などはあくまで自己責任となる。

その後端末の自動アップデートがあり、Google PlayやChromeなどGoogleアプリが軒並み落ちるようになった。(→Fire OS 8.3.1.1)

Google PLAYをインストールした4つのapkがOS7用なので仕方がないか。

あとはSDの内部ROM化も影響していそう。

暇な時にでも工場出荷状態に戻して外部SDに設定して最初からやり直してみたがあまり関係なさそう。

Chromeをインストールすると突如Google Playが不安定になる。

Google Play4点セットだけ残しGoogle系アプリを消して再起動したところとりあえず安定した。

必要なエミュは安定動作しているがX-ploreあたりが立ち上がらない。

他のファイルマネージャーで代替えしているが何気に厳しい。

YoutubeやVODアプリもいくつか調子が悪い。

Fire OS8用のGoogle4点apkセットがないと安定動作は無理かも。

こちらのapk4点セットでうまくいくようだがまた1からやり直しかと思うと嫌になる。

個人的にx-ploareが使えないのは致命的なのでまたしばらくしたらやってみよう。

ダメだもっと不安定になった。