7時に目覚める。
腰が痛い。
昨晩も何も考えずに寝てしまったのでグーグルマップと睨めっこしながらこれまで観光で回っていない場所でどこに行こうか決める。
選択肢として豊見城市の道の駅周辺か南城市のおきなわワールドか。
豊見城市の道の駅のお店とおきなわワールドの入場料は全国割クーポン使えそう。
今回は出かけるチャンスの少ないおきなわワールドを選んだ。
入場料2000円するしパーク内はコンテンツが多そうなのでレンタカーで行くと他が回れず勿体無いし公共交通機関では行きずらい。
観光バスで回るのが正解だろうがスケジュールが決まって団体行動させられるツアーは嫌だ。
路線バスは県庁か那覇バスターミナルから83番線で行ける。
ググってダイヤを探すと発車時刻は9時台にある。
朝食もどこかで取りたいので旭橋駅近くの那覇バスターミナルに8:30に徒歩で出かける。
駅で3つ先で1.3kmの距離になるが最寄り駅も1km近い。
本日もいい天気だ。
そして国際通りから県庁を抜けると聴き覚えのある声が大音量で聴こえてくる。
チャンネル登録しているVTuberの根間ウイちゃんがオーロラビジョンで首里城の話題をしていた。
そのまま通り過ぎたのでしっかり観ていなかったが首里城の木挽式が開催されることをアピールしていたのではないかな。
さすが自治体公認ブイチューバーだ。
食事処が見つかることもなくバスターミナルに到着した。
比較的新しい建造物で立派なビルだ。
コンビニも休憩所もあり2階にスタバと観光センター、3階に県立図書館がある。
観光センターが妙に広いが那覇旅行の出発地点としてふさわしい。
おきなわワールド方面には9番停留所から83番線バスの9:37発だった。
7番停留所がやけに混んでいたがどこに行くんだろうか?
朝食にファミマでパンとコーヒーを買って食べているうちに出発時刻になる。
時間があれば観光案内に行きたかったがもう数分しかない。
バスターミナルなので時間通りにやってきて整理券を取ってバスに乗り込む。
玉泉洞行きの乗車人数は7名くらい。
終点が玉泉洞駐車場なので乗り過ごしは無さそう。
玉泉洞周辺にはおきなわワールド以外にウワーガージャングルとガンガラの谷もあり徒歩で回って1日遊べそうだが入場料も高くつきそう。
距離や場所をチェックしてみると13km程度なので自転車でも行けそうと考えた。
しかし乗っているバスのアップダウンを実感してそんな気持ちは失せた。
現地の移動手段でハローサイクルが使えないかチェックしたが基本那覇周りだけなので玉泉洞のある南城市にサイクルポートはない。
その代わり豊見城市のアウトレットモールのあしびなーにポートがひとつある。
見た時分には空ポートなので行きは自転車でも誰かに取られて帰りはバスになりそうだがあしびなーへの交通手段がひとつ増えた。
玉泉洞駐車場までの乗車時間は46分で運賃は590円だった。
おきなわワールドの入口に到着してクーポン2枚で2000円分支払って中に入る。
まずはこのテーマパークの目玉である玉泉洞から行ってみた。
案内係の方が洞窟について説明してくれる。
それから出口までさっさと歩いて所要時間25分程度の思ったより広い鍾乳洞だった。
以前入場した石垣島の鍾乳洞と違い垂れている鍾乳にはスポットライトをあまり当てず主に地下水をフォーカスした作り。
どこもかしこもキラキラさせず必要最小限のスポットライトなのでちゃんと鍾乳洞を歩いている感じがする。
その代わり薄暗い場所が多いのでSNS映えは難しそう。
キラキラ系鍾乳洞の方が集客力は強いだろうが個人的にはこちらの方が好きだ。
出たところにトイレと水飲み場があり気が利いている。
次は熱帯フルーツ園だ。
小ぶりなフルーツ園で回った後にパーラーでフルーツジュースが飲める。
ジュースの相場は700円だった。
ただジュースではなくソフトクリームが人気だった。
やはり700円は少し高いか。
あとクーポンが1000円ではなく500円単位なら結構売れていたかもしれん。
次はガラス工房の手作り体験だ。
実演やっている人はひとりだけでメディア取材のスタッフの方のようだ。
実演場の横におみやげ屋が隣接されておりガラス細工系おみやげが大量に並んでいた。
クーポンが入場料以外のパーク内の売店でも使えそうなので全国割ならおすすめ。
そして次は沖縄民族衣装を着て記念撮影できる場所だ。
実際にひと組民族衣装を着て記念写真を撮ろうとしていた。
その記念写真は次のスポットの沖縄の古い街並みを再現している場所だ。
以前に石垣島から離島に渡った街並みのようでいい雰囲気だ。
歩いていくと次は王国歴史博物館が現れた。
次から次へとコンテンツが出てくる。
この時点の評価はお得すぎる!だ。
次にレストランとリキュール工場があった。
残念ながらこのレストランはクーポンは使えないようだ。
後に出てくるバイキングレストランも同じ。
でも観光地の割にリーズナブルな料金に設定されている。
リキュール工場はここで実際に稼働しているわけではなさそうでどこかで潰れた工場を移転してきたのかも。
それか動作音がしなかっただけで実際には作っておりおみやげ屋で売っていたかな?
知らんけど。
そしてお次はコブラとマングースショーだ。
ハブとマングースが戦うのは無くなり長い水槽でコブラとマングースを競争をさせていた。
満席で立ち見も出ている。
途中から見始めたのでショーの全体像はわからない。
見ていた時はお姉さんがコブラを怒らせて顔を広げるショーをしていた。
毒は抜いているとは思うが勇敢なお姉さんだ。
時間帯によってはエイサーショーもやっている。
その先に休憩所やレストランや大きなおみやげコーナーがある。
最後のコンテンツがハブ博物公園だ。
博物館かと思いきや爬虫類動物園って感じでアナコンダやニシキヘビやらでっかいゾウガメやコウモリなどがおり触れられる蛇とか拡張すればここだけで入場料が取れそう。
最後に外に出ておきなわワールド入口を写真に撮ろうとしたら守衛さんにダメのサインで注意された。
中はOKだけど入口の門は有料の記念撮影以外はNGらしい。
不思議なルールだと思ったがよくもまあこれだけのコンテンツを詰め込んだと感心するテーマパークだった。
美ら海水族館と並ぶお得な観光地だと思う。
早足で全部回っても2時間かかるので食事をしたり民族衣装に着替えて撮影したりフルーツジュースを飲んで休憩したりゆっくり回れば半日以上は遊べそう。
ネットでチェックしたバス時刻表はあと10分で次のバスがくるようなので出口からバス停まで行ってみたら40分待ちだった。
やはり現物の時刻表を確かめてから入るべきだ。
実は着いた時に少しバス停を探したのだが見つからないので面倒で入場してしまった。
なかなか見当たらなかったバス停はおきなわワールドから出て向かって左側に20m程度歩いた場所に薄暗くひっそりとある。
このバス停横から見るとただのポールに見えてマジでわからない。
あと駐車場あたりにもこの付近のバス時刻表が貼ってあるのでチェックしてから入場した方がいい。
ガンガラーの谷の入口はおきなわワールド入口と道を挟んで対面なので両方行けば1日遊べる。
路線バスで来た道を戻り那覇高校前で下車して国際通りに向かいランチのお店を探す。
国際通りのステーキ88は未だ混んでおり待ちがいたので宿泊施設が経営している国際ステーキで200gのステーキとハンバーグで2000円分使った。
ペロリと食べていうのも何だがこのボリュームでこの価格なので味に言及してはいけない。
臭みは感じなかったがアゴの鍛錬になった。
諦めて飲み込んだので胃の負担が心配だ。
でもスーパーで材料買ってきて自分で焼いても損益分岐点の原価率を超えそうな量だ。
これはこれで頑張っているがステーキハウス88の200gが約1500円でクオリティーと価格のバランスがうますぎるだけ。
88に並んででも食べる人が居るのは当然か。
部屋でコーヒーを淹れてネットニュースをチェックしてセルフサービスのアメニティを交換していたら16時になる。
駅の向こうのユニオンで少しだけ惣菜を買って部屋飲みをして寝た。