持病で月1回必ずクルマで通院している。
片道15km程度だがエンジン内でオイルの皮膜が完全に剥がれない程度の状態を保つためだ。
走る前にフロントガラスが汚いのでワイパーをかけるがウォッシャー液が出ない。
ほんのこの前補充したばかりなのにおかしい。
調べるのも面倒でそのまま出発した。
何か変だとこの時点で乗車前点検でもすればよかった。
走り出してしばらくするとロードノイズが普段より大きい気がする。
走行距離は少なくても7年経ったので何かしらガタでもきているのだろうと乗り続けていた。
しかし今日は道路がやけにガタつく。
最近は道路舗装工事も減っている気がする。
そのせいかな?
天気がいいので窓を開けて走っているとやけに大きな音がしている。
なんだかパタパタパタパタ鳴っているぞ。
信号停止で後ろを振り返っても右側面に何か車体に引っかかっているわけではない。
左側面か、後ろか?
パタパタパタパタ
流石におかしい。
路肩に停めてチェックした。
すると右後輪タイヤが沈んでパンクしていた。
(ガレージでの写真)
まいったなぁ。
結構走ってきたが最初からなのか途中で何か踏んでしまったか。
FF車なので後ろのパンクは案外気がつかない。
とりあえず路肩に停めてロードサービス呼んでスペアタイヤに替えてもらおう。
昔はジャッキアップして自分で替えたものだが今となっては路上で作業するのも嫌だしジャッキなんて多分積まれてない。
自動車保険に電話してみる。
電話口ではロードサービスの予約を調整しつつスペアタイヤがあるかを確認して欲しいと言われる。
ん、何を言ってるんだ?
と思いながら世の中にはスペアタイアを家に放置している人もいるのかな?
などと考えながら携帯片手にリアを開けて床を剥がして覗く。
あれれ?
ここにあるべきスペアタイヤがない。
一応スペアタイアのスペースらしき場所はあるがエマージェンシーキットのようなものが入っている。
サポセンによると最近の車はついていない場合が多いんですよとのこと。
さすが自動車保険のロードサービスのサポセンでスペアが積まれていないのを分かっていながら怒らせないように本人に確認させて納得させる。
なかなかに有能だ。
今は三井ダイレクト損保の自動車保険だけど対応はよかった。
それにしても最近のクルマはスペアタイヤが付いていないのか。
知らなかった。
あとで歴史を遡ると不要になったのは自民大敗時期なので民主党の鳩山政権が道交法改悪してスペアタイア搭載義務を無くしたかと思った。
しかしその前の麻生政権のエコカー減税とのセットで国民には減税の負担軽減で自動車製造業にはスペアタイアを法規制から外してコスト軽減とバランスを取ったのか。
どうしようもない政党だが何でも民主党のせいにするのもさすがに可哀想だw
それにしてもこれは一体どうすりゃいいんだ?
保険会社のロードサービスのサポセンによると搬送する車が到着するまでにパンクの修理先を自分で電話で準備しておくか保険会社専属の修理工場に持ち込むかいずれからしい。
保険会社の修理工場だと見てみないと分からないが預かり修理になる可能性が高いとのこと。
変な場所にドッグ入りすると取りに行くのに足がないので面倒だ。
それに値段も高そう。
馴染みの修理業者がない普通のひとはどうするか聞いてみるとディーラーかタイヤ専門店やカー専門店に直で持ち込む人も多いらしい。
運良く買ったディーラーが比較的近いので電話してみた。
営業から技術スタッフに引き継ぎ親切に対応してくれたもののタイヤの在庫は抱えていないので交換になれば数日かかるらしい。
面倒だ。
しゃーないので現場近くクルマ専門店をグーグルマップで探すとイエローハットがあったので電話した。
休日だと厳しかったが平日の飛び込みならすぐに対応できるようだ。
もう少し先にオートバックスもあったが近い理由で選んだ。
タイヤ1本に3万円近い金額を提示してくるがとりあえずタイヤの交渉は後と交換の予約だけしてロードサービスを待つ。
到着して空気を入れながらチェックしてくれたところパンクの理由ははっきりはわからないがバルブが死んでいるのかもという事だった。
空気入れさえあれば自分で入れてみてパンク修理業者を呼ぶ判断もできた。
ただパンク出張修理も1万円〜のようで安くは無いし呼んでみてやっぱり修理不可でタイヤ交換となったらカネも時間も余計にかかる。
とにかくイエローハットまで運んでもらった。
昔はレッカーといえばロープつけて引っ張っていく形だったが今は車載する。
そういえばここ20年くらいクルマでクルマを引っ張っているシーンを見たことがない。
駐禁で警察から委託された業者がレッカーしていくのも減ったのかな。
イエローハットに着いて店員と交換タイヤを物色しているとグレードの高いタイヤを売り込んでくる。
平日でいくら客が少ないからといって安い大衆車に不釣り合いだろ。
それにバランスも崩れても仕方がないタイヤ1本替えるだけになぜ高い製品がいるんだ。
理に適っていないし高額商品の押し売りにしか見えない。
彼らも商売だから仕方がないだろうが安いクルマでパンクして持ち込んだ奴からむしり取ってどうする。
BMWに乗ってた頃はグリップが効いて乗り心地がよくロードノイズが少ないのはどれ?と16万円くらいするタイヤを履いたこともあった。
趣味であれば高くても欲しいものは欲しい。
今やタイヤなんて普通に走れりゃいい。
安いタイヤはないかと聞くと物価上昇で最近は…とかごちゃごちゃ抜かすのでとにかく一番安いのはどれだ?と聞き直すとぐずぐずと商品を指さす。
1.6万円に工賃2千円が最安だった。
ただ流石に1本だけ変えるのはバランス悪そうなので2本セットだと最安が3.6万円だ。
うーん
以前この手の大衆車のタイヤはステップワゴンか何かで1本1万円程度で買った気がするので聞いてみると4本セット価格なら安いのがあるらしい。
タイヤブランドではなく自社ブランドで4本タイヤの最安が工賃込みで4.4万円なのでそれに決めた。
さすがにクルマが動かないのでオートバックスやタイヤ館など他店を見てから考えるとか相場で交渉もできないので仕方がない。
完全に無駄な出費でまだ2万キロも走っていないが7年タイヤを替えていないのでここで総取っ替えもアリかと慰めた。
これでまた7年戦えると前向きに考えよう。
それにしても今年に入って5回しか車に乗っていないのに車検を受けてオイルにエレメントにバッテリーにウォッシャー液を替えて更にタイヤまでも替える羽目になるとは。。。
それに自動車税と駐車場代も支払っている。
1乗車当たり2万円はかかっていそう。
まあクルマの保守費用は24で割るのが自分の中では常識だけど。
今回の出費を例の臨時収入で支払うことも考えたがこれは生活中のハプニングで掛かった費用なので財源は一般支出で家計簿にも付ける。
クルマにかかった費用を何度か計算してやめるだやめないだと何度も検討して「止めるのをやめてきた」
元々通院なんて公共交通機関で往復すれば千円かからないし運転しなくてもいいので楽だ。
車が錆びつくといかんと通院だけは車で出かけていた。
昔は運転するのが楽しかったが今はちょっと渋滞するだけで苦痛に感じる。
クルマがないとスポーツジムの選択肢が狭くなるのが保有している理由でもある。
しかし今のジムが潰れることも無いはずなので高めに払い続けてチョコザップが近所にやってくるのを待てば車がなくてもいい。
車の維持費を考えればその程度安いもの。
昔ちょくちょく出かけていたハイウェイオアシスもこの1年間で出かけたのは1-2回だ。
土岐や長島のアウトレットパークなんて最後に出かけたのはいつだろう?
行ったところで買うのはジムで使う短パンと靴下かサマンサキングズのリュックサックくらいでサマンサも興味がなくなった。
コストコはやめたしIKEAも滅多にいかない。
コロナ前にはちょこちょこ県外に出かけていたがコロナ禍はゼロで明けても遠出もしていない。
あとはいつでもどこにでも行ける保険扱いでやめられなかったがこれだけ乗らないなら緊急時はタクシーでも十分だ。
この6年で緊急で車に乗った記憶などない。
それにこれからやってくる梅雨時期か。
自転車用にカッパも買ってあるが毎度着て買い物に出かけるのも大変だ。
でもこれも駐車場代を公共交通機関の運賃に充てればいい。
いい機会だからやめようかと思ったが今年かかってしまったクルマの投資分くらいは回収する程度に乗らないと損だよな〜という気持ちも強くなる。
低走行車といえど元々安いクルマで8年も経過すれば売却したところで二束三文だ。
この際に延期、延期で忘れていたクルマの旅行をそろそろ計画しようか。
次はJR東海ツアーズの全国割使って関東地区にサイクリングなのでその次の旅行にしよう。
家に戻りあとでタイヤ交換の明細みたら無償で替えるとか言ってた窒素ガスに2200円取られていた。
サービスで替えておくと言いつつ有償とは騙し売りみたいだ。
2200円のうわまえをはねたかったら適当にタイヤ交換費用で割増しが掛かったとでも言い訳してくれたら普通に納得していた。
それにマスゴミが報じないビックモーター不正があるので本当に窒素ガスを替えたかすら疑わしく感じる。
思わず再生タイヤか中古タイヤに替えてないだろうな?と疑い車庫に現品を確認してきたが大丈夫だった。
この店舗だけの問題じゃなくて製造、販売以外のクルマ関連事業って無知を騙してカネをむしり取る不動産業者の次に胡散臭い誠実さが感じられない業界だと思っている。
あ、一昔前のスマホショップも一緒か。
(個人の感想です)
もちろん真面目にやっている個人業者だっていっぱいあるのは知っているけど。
とにかく20年前でクルマの知識が停止している方に今のクルマはスペアタイアが積まれていないケースが多いということだけ知って帰っていただければw