2024台北旅行2日目

今日は台北で1日サイクリングの日だ。

天気は良好、気温もサイクリング日和だ。

MRT木柵駅か動物園駅周辺のステーションでYOUBIKEを借りて「環騎臺北(環騎台北)」を回る。

ゴールは南港駅か象山駅のYOUBIKEステーションだ。

一周だと山道の一般道を走らないといけないのでそこは省いて60キロ弱のコースになる。

(全長66kmなので専用道路は50kmくらいだと思ったが実測で60キロあった)

マップの赤いコースだけを走る。

本当は赤いコースに加えて緑か青の一般道を回り台北市を1周して「環騎臺北」と呼ばれる。

台湾では有名だが日本から「台湾 サイクリング」などの検索で引っかかりにくいコースなので自転車に興味がある方は覚えておいて損はない。

街中にあるYOUBIKEを借りてコースがある方角に走っていけばどこをスタートにしても良いが初めて訪れてサイクリングをしたいなら迪化街の西にある「台北市河浜自行車租借站大稲埕站」に向かうのがいい。

環騎臺北コース上にある唯一の拠点になる。

近くに大きなYOUBIKEステーションだけではなくちゃんとしたロードバイクや電アシ自転車のレンタルもある。

ただ返却場所もここ1カ所なのでどこで返却しても良いYOUBIKEと違い必ず1周するか途中で諦めてここまで引き返すかしないといけないので自由度は下がる。

今回はYOUBIKEを使い台北の南にある木柵駅か動物園駅あたりをスタートにしてゴールを台北の北東にある南港駅か象山駅にすれば自転車専用道路だけを走れるし坂がほとんどない平坦で安全なコースになる。

一応は環騎臺北の専用道路を走破したことになる。

脚力に自信がない人間が編み出した妥協策だ。

普段から40km、50km走り回っているツレの脚力なら余裕なので坂も含めてフルで1周したら?と別行動を提案したが一緒に回るつもりらしい。

朝食はグーグルマップで評価の高いホテルから徒歩500mの世界豆漿大王にした。

お母さん店員さんが日本語が通じるとのことだったが、対応してくれたのは若い子で日本語メニューを壁に貼ってあり指差し注文して中に入った。

テイクアウトは台湾人でイートインはほぼ日本人客という感じだった。

頼んだのは小籠包とタンピンと豆乳スープだ。

小籠包は2人で分けて、ひとりアタマの支払いは130元だった。

小籠包は値段の割に中がジューシーで美味しい。

ただ激アツではないのと皮が薄い小籠包好きには合わないだろうか?

豆乳スープはかなり複雑な味付けですくう場所によって味が違って表現が難しいが酢が苦手な人以外は日本人万人受けする味だ。

混ぜてしまうよりムラもある味をあちこちすくって楽しむのがオススメ。

タンピンも美味しかったが如何せん量が多すぎた。

朝食は少食な人間からすると小籠包半分とスープだけで十分だった。

ランチに台北駅で紫米のおにぎりを買ってサイクリング弁当に持って行こうと考えたが食べ過ぎなので昼はコンビニで買ったバナナだけにして抜くことにした。

そしてMRTに乗って動物園駅方面に移動した。

当初は木柵駅にYOUBIKEのストックが多くあったが電車で向かっている間に減っていったので動物園駅でYOUBIKEを借りた。

(こちらは双連駅のYOUBIKEの写真)

動物園駅でも最後の3台になっており最後は走って取りに行った。

もうひとり走っている人がいて丁度0台となる。

危なかった。

GoogleMap上でYoubikeと検索するとそのステーションで借りられる自転車台数がわかる。

YOUBIKEアプリより若干更新が遅いようだが参考にはなる。

そこからスタートして延々と延々と自転車専用道路を走り続けた。

写真を撮る余裕なく延々と走り続けた。

自転車を選べなかったため運悪くメンテの悪いのに当たったようでペダルがクソ重い。

ツレにも酷い異音が聞こえていたようで、「その自転車大丈夫?」と言われる。

だから途中のイベントや景色などほとんど忘れたw

ツレがスマートウォッチで巡行速度を計測しており当初は力技で毎時15キロくらいで順調に走っていた。

それが40キロを過ぎたあたりからが速度がどんどん遅くなり最後はジョギングしている女性にも抜かれる始末だった。

よくもまあ地面に環騎臺北と書いてある専用道路の終端まで辿り着けたものだ。

奇跡だと自分を褒めたい。

ツレは高校大学と苛烈なスポーツをやっていた体育会系で脚もがっちりしているので余裕綽々で漕いでいた。

だから途中で先に行けと何度も促していた。

それでも並走するので更に負担が大きくなり足がガタガタだった。

そのあたりの気遣いが一切出来ない人間なのでしゃーないw

ラストの方は補助輪自転車に乗る子供と大差ない速度でゴールした。

実はコース途中に前述の通り大きなYOUBIKEのステーションがあったのでそこに何台か色違いの電動アシスト自転車を見つけ喜び勇んで乗り換えようとした。

この時点でボロい自転車のせいで脚にきていた。

天から蜘蛛の糸が降りてきたカンダタの気分だった。

しかし悠遊カードでタッチしても使えない。

乗り換えは15分待たないと借りられないと分かっていたので待ってタッチで乗ろうとしてもやっぱりダメだった。

困っていると台湾のお姉さんが自転車に表示されている中国語を読んでスマホで日本語翻訳で「保険」と表示してくれたので原因がわかった。

親切心というよりこのステーションは午後からは借りる人より返却する人の方が多く誰かが自転車を引き抜いて持っていった空きをみんな虎視眈々と狙っており誰かが早く持って行かないと自分が返せないから仕方がなくだろう。

事前に保険に加入していないとYOUBIKEの電動アシスト自転車は使えないようだ。

普通の手順で悠遊カードをYOUBIKEに結びつける時に保険加入が可能なので使いたい人は是非事前に加入しよう。

今回はおかしな手順で登録させられたので仕方がない。

その場で調べて加入するのも面倒なので諦めて普通の自転車から普通の自転車に乗り換えて完走した。

但しステーションでYOUBIKEの乗り換えは意味がないわけでは無い。

もちろんよりどりみどりでいい自転車に乗り換えられるというのもあるが、長時間同じ自転車を使っているとレンタル料が30分あたり2倍になるので休憩などで15分休めるなら一旦返却して乗り換えた方が少しお得だ。

11時頃にスタートして17時にゴールなので多少の休憩時間を入れて約6時間かかっている。

動画で若い台湾女性がYOUBIKE使って5時間半で一般道の山道を含めて完全1周していたので彼女より体力がない。

体力というか筋力が落ちている。

ちょっとショックだ。

ゴールして30分は動けなくなりバスの停留所みたいなところでぐったりしていた。

ここをスタート地点にしている人が多いのかも知れないがアングロサクソン系白人がロードバイクをメンテしたり休憩していた。

あとなぜかサンタの格好で自転車に乗った白人もいた。

何者か?と思ったがそれは翌日に分かった。

その後はMRT南港軟体園区駅へYOUBIKEで移動してステーションに返却する。

MRTを二度の乗り換えで松山駅に移動して饒河街觀光夜市で胡椒餅60元と大香腸のライスサンド70元を買い食いしてホテルに戻った。

相変わらずここの胡椒餅は激うまだ。

入口でみんな並ぶのがよくわかる。

大きな腸詰のライスサンドも決して不味くはなかったが胡椒餅でかなりお腹が膨れたので少し辛かった。

この日はビールを1缶だけ飲んで漕ぎ疲れでバタンキューだった。


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