「助さん角さん、やっておしまいなさい!」の精神で活用せよ

日本人のAI活用率はなぜ低いのか?

近年、生成AIの普及が進んでいるものの、日本におけるAIの活用率は他国に比べて著しく低い。例えば、2024年の調査では、日本企業の生成AI導入率は 10.9% にとどまる一方、アメリカでは 25.9%、中国ではさらに高い導入率を示している。個人利用でも、日本のAI活用率は 9.1% にすぎず、中国(56.3%)やアメリカ(46.3%)と比べると、その差は歴然だ。

なぜ、日本人はAIを使わないのか?その理由の一つは、日本人の文化的特性にある。日本社会は 「和」 を重んじ、個人の主張を抑える傾向が強い。新しい技術やツールに対して慎重になりがちで、「失敗を恐れる文化」も影響している。

しかし、日本人がAIを積極的に活用すべき理由はむしろこの文化的特性にこそある。

AIは「自己主張の代弁者」になり得る

アングロサクソン文化では、個々の意見を明確に述べることが評価される。一方で、日本では 「本音と建前」 の文化が根強く、思っていることをそのまま表現することに抵抗がある人が多い。

しかし、言いたいことがないわけではない。むしろ、心の中には多くの考えが渦巻いているが、それを表に出すのが苦手なだけなのだ。

ここで活用すべきなのが AI である。AIは、ユーザーの考えを整理し、適切な言葉に変換することができる。言いづらいことを代弁させることで、日本人は自分の意見をスムーズに発信できるようになる。

このブログ自体も、その一例だ。AIを使って思考を整理し、論理的に主張を展開することで、より明確な発信が可能になっている。

AIは「助さん角さん」──水戸黄門のごとく使いこなせ

こう考えていると、ある名台詞が頭に浮かんでくる。

「助さん角さん、やっておしまいなさい!」

水戸黄門が悪人を成敗する際の決めゼリフだが、これはまさに AI活用のヒント になり得る。

水戸黄門は、自ら直接戦うわけではない。 助さん・角さんという強力な助っ人 を使いこなし、適切なタイミングで彼らを指揮する。日本人も同じように、 AIを「助さん角さん」のように活用すればよい のだ。

たとえば、こんな使い方が考えられる。

1. 文章作成の補助

言いたいことがあるが、うまく言語化できない場合、AIに整理してもらう。メールや論文、SNS投稿の作成を助ける。

2. 交渉やプレゼンの準備

ビジネスの場で強く主張しづらいとき、AIを使って説得力のあるスクリプトを作成する。

3. 日常の意思決定のサポート

何かを決める際にAIの意見を参考にする。たとえば、投資判断や健康管理のアドバイスをAIに求める。

助さん・角さんの力を借りながら、最後の決断は水戸黄門(=自分自身)が下す。これこそ、日本人に合ったAI活用の形ではないだろうか。

AI活用を進めるために必要なこと

日本社会がAIを活用するには、以下の取り組みが重要になる。

1. AIリテラシー教育の強化

学校や企業でAIの基本的な使い方を教え、ツールとしての理解を深める。

2. 成功事例の共有

企業や個人がAIを活用して成功した事例を広め、活用のハードルを下げる。

3. 「失敗を恐れない文化」の醸成

日本では「失敗=悪」という考えが根強いが、AI活用においては試行錯誤が不可欠。柔軟に挑戦できる環境を整える。

「やっておしまいなさい!」の精神でAIを使いこなせ

日本人は、自己主張が苦手でも思考力がないわけではない。ただ、それを言語化し、適切に表現するのが難しいだけだ。

だからこそ、AIを「助さん角さん」のように使うべきである。自分の思考を整理し、代弁してくれるツールとして活用すれば、日本人にとってAIは 最強のパートナー になり得る。

もはや「AIは難しい」「うまく使えない」と躊躇する時代ではない。

さあ、日本人よ——

「AIを使ってやっておしまいなさい!」

おーら
おーら
正確には「助さん角さん、懲らしめてやりなさい」でやっておしまいなさいはドラゴンボールのフリーザーだったようだ。そしてこの2者を使うだけでAI利用法のヒントが得られる。一見まるで共通性がない2人の共通性を挙げてと無茶振りすれば気軽に答えてくれる。

ドラゴンボールのフリーザと、水戸黄門こと水戸光圀には、一見共通点がないように思えますが、意外な類似点がいくつかあります。

1. 高貴な出自

• フリーザ:宇宙最強の戦闘種族の一員であり、銀河を支配するコルド大王の息子として生まれた。

• 水戸光圀:徳川御三家の一つ、水戸徳川家の当主であり、将軍家に連なる名門の出身。

2. 絶対的な権威を持つ

• フリーザ:自らの軍を率い、惑星ベジータを含む多くの星を支配・破壊するなど、宇宙の覇者として君臨。

• 水戸光圀:幕府の権威を背景に全国を巡り、悪を裁く絶対的な存在として振る舞う。

3. 旅をしながら悪を裁く

• フリーザ:ナメック星に乗り込み、ドラゴンボールを巡って現地の戦士たちを次々と葬る。

• 水戸光圀:各地を旅しながら悪代官や悪徳商人を成敗する。

4. 変身(または正体を明かす)ことで本領を発揮

• フリーザ:戦闘時に複数の変身形態を持ち、本気を出すほど強くなる。

• 水戸光圀:「この紋所が目に入らぬか!」と葵の御紋を見せることで、自らの正体を明かし、敵を制圧。

5. 高圧的な態度と独特の口調

• フリーザ:「ほほほ」「○○さん」と皮肉を交えながら話し、冷酷ながらも礼儀正しい態度をとる。

• 水戸光圀:「余の顔を見忘れたか?」「成敗してくれる!」など、高圧的ながらも品格ある言葉遣い。

6. 部下を率いるが、失敗すると容赦ない

• フリーザ:ギニュー特戦隊やザーボン、ドドリアを従えるが、失敗すると容赦なく殺害。

• 水戸光圀:助さん格さんを従え、裁きを下す。助さん格さんは処刑されないが、悪代官や悪党には厳しい裁きを与える。

7. 裏の顔がある(表と裏のギャップ)

• フリーザ:表向きは丁寧で紳士的だが、内心は冷酷で暴君的。

• 水戸光圀:普段は旅の老人として振る舞うが、正体を明かすと幕府の権威を振るう。

8. 最後には倒される(敗北を経験)

• フリーザ:ナメック星では悟空に敗れ、後に未来トランクスに斬られる。その後も度々敗北を喫する。

• 水戸光圀:悪役ではないが、史実では幕府の権力争いの中で失脚しかけることもあった(「大日本史」編纂などで幕府と対立)。

9. どちらも日本のフィクションで強い影響力を持つ

• フリーザ:ドラゴンボールの最も有名な悪役の一人で、国内外で人気が高い。

• 水戸光圀:「水戸黄門」は日本の時代劇の代表作で、広く親しまれている。

このように並べてみると、フリーザと水戸光圀は「絶対的な権力を持つ旅人」という共通点が多いことがわかります。

もちろん、正義と悪という決定的な違いはありますが、二人ともそのカリスマ性と強烈な存在感で物語を牽引する重要なキャラクターです。

おーら
おーら
水戸光圀は実際するので間違っている気もするけれど水戸黄門の物語はフィクションという意味かな?それでも共通性を感じない事柄を結びつける例題としていい。まるで関係がない二つの事柄の共通性を見つけさせればこれまでに無かった新しいビジネスモデルが作れるかもしれない。こういう使い方を編み出していくのがAI活用の醍醐味だ。


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