領土奪還戦争継続を望むエリート思想者のトランプ平和政策に対する主張と再反論例 第四段

欧米および日本のエリート思想(一般的には左派)を持つ人々が、ウクライナvsロシア戦争をトランプの目指す現状の線引きで終結させようとするとそれに反論するとすれば、以下のような論点を持ち出す可能性があります。

1. 「領土を失えば、さらに戦争が起こる」論

エリート思想の主張:「ロシアがウクライナの領土を奪うことを許せば、他の国も侵略戦争を正当化するようになる。これは世界秩序の崩壊につながる。」

反論の例:

「では、イラク戦争やリビア空爆など、欧米が他国を攻撃したケースはどう説明するのか? NATOやアメリカは『自分たちの介入は正義』と言うが、それとロシアの行動の違いは何か?」

2. 「ウクライナが戦わなければ、次は他の国が侵略される」論

エリート思想の主張:「ウクライナが降伏すれば、ロシアは次にポーランドやバルト三国を攻める可能性がある。だから今止めなければならない。」

反論の例:

「ウクライナはNATO加盟国ではないが、ポーランドやバルト三国はNATO加盟国だ。NATO加盟国に対する攻撃は条約上、全加盟国の反撃を招くため、ロシアがそこまでリスクを取るとは考えにくい。」

3. 「戦争を止めると、独裁者の思うつぼになる」論

エリート思想の主張:「プーチンのような独裁者に譲歩すれば、彼の権力は強まり、さらなる侵略を招くことになる。ここで戦争を止めるのは、未来の犠牲を増やすことになる。」

反論の例:

「では、アメリカは過去にどれだけの独裁者と取引してきたのか? サウジアラビアの王政や、中国共産党とは普通に外交を続けているのに、なぜロシアだけは特別なのか?」

4. 「ウクライナが戦争を望んでいるのだから、支援すべき」論

エリート思想の主張:「ウクライナ国民が自国を守るために戦いたいと言っている以上、支援しないのは道義的に問題がある。」

反論の例:

「ウクライナ国民全員が戦争継続を望んでいるわけではない。実際に徴兵を逃れようとする若者も多く、ゼレンスキー政権は国民を国外に出さないようにしている。戦争継続の是非をウクライナ国民自身が決める機会があったのか?」

5. 「停戦してもロシアは守らない」論

エリート思想の主張:「たとえ停戦したとしても、ロシアはまた侵略してくる可能性が高い。だから今のうちにロシアを弱体化させる必要がある。」

反論の例:

「アメリカが関与した戦争の多くも『停戦しても再発する』パターンが多い。イラク、アフガニスタン、シリア、リビアはどうなった? 戦争を継続することで解決した例がどれほどあるのか?」

6. 「戦争継続は民主主義を守るため」論

エリート思想の主張:「ウクライナは民主主義国家であり、ロシアの専制主義から自由を守るために戦っている。これは世界の民主主義のための戦いでもある。」

反論の例:

「ウクライナは本当に民主主義国家なのか? 野党を弾圧し、メディアを統制し、選挙を延期しているゼレンスキー政権は、果たして『自由と民主主義の象徴』と言えるのか?」

まとめ

エリート思想を持つ人々は「戦争継続の正当性」を理想論で語る傾向があります。しかし、現実的には戦争が続けばウクライナの国民が消耗し、戦後の復興ビジネスや軍需産業が儲かる構造になっているのは明らかです。

トランプの政策に対してエリート層は「正義」や「国際秩序の維持」を理由に反論するでしょうが、それが本当に国民のためなのか、それとも自分たちの利権のためなのかを突くことで、彼らの欺瞞を浮き彫りにできるはずです。

おーら
おーら
自分自身もまさにこのエリート思想の術中にハマっていた。特に民主主義を旗印にするなら4番の反論の論点が重要なのだ。一方でエリート思想は全て「戦時中だから仕方がない」で片付ける。これでは第二次世界大戦頃の極右と大差がない。「欲しがりません、勝つまでは」の精神だ。この主張を唱えている人々はエリート思想者か中道や保守のふりをした隠れエリート思想者、はたまた自分のようなアホが彼らの術中にハマっているケースだろう。最近出始めた「アメリカが孤立する」という論法も単に自分達エリート思想者と相反する政策を進めているだけで彼ら視点であり米国民の視点ではない。保守のフリした評論家や著名人で名前を挙げたいところだがやめておく。左派が領土奪還戦争継続を望みトランプのような保守派がいち早く戦争終結を望むという逆転現象になっているのが不思議だ。思想を反しているわけなのでエリート利権、左派利権につながっているとしか考えにくい。あと開戦当初に何でも逆張りの橋下徹氏が唱えていた「外国勢が攻めてきたら即時全面降伏」とは話が違うので勘違いしないよう。あれが正しい左翼の視点なのかもしれん。保守としては当面の押し返す徹底抗戦と「戦うと面倒なことになる」と思わせる軍備を保有することが必要だ。あとは周りの国との協調で、まさに安倍晋三が作った概念である自由で開かれたインド太平洋戦略だ。国内戦になり戦争が長引いて死者が積み重なるならその時は交渉もしくは降伏もやむなしになるだろう。そういえば左翼利権を利用するエリート主義者だと思っていたルリルリがトランプゼレンスキー会談にについてテレビなどの論調と異なり冷静で真っ当な解説していたのには驚いた。解説と行動は別物なのかな?ww 変な動画をいくつか観るよりこれひとつ観るのが正解だと思う。考えて考えてようやく辿り着いたのに、やっぱ政治学のプロの見識はすごい。飽きてきたのでここらで政治ウォッチブームを終了にしようw


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