ファンケルが老化細胞を取り除くサプリを発売するらしいが食物で取れないか調べてみよう&この報道ステマっぽいねw

ファンケルがバラ科のキンミズヒキから「老化細胞」を取り除く作用があると発見して今春からサプリメントとして発売するらしい。

この歳になるとアンチエイジは気になる。

まずは老化細胞がどういうものか軽く勉強しよう。

老化細胞(Senescent Cells)とは、細胞が増殖能力を失い、不可逆的に停止した状態にある細胞のことです。これは、細胞分裂の回数を重ねることで発生する細胞老化(Cellular Senescence)の結果として生じます。

老化細胞の特徴

1. 細胞分裂の停止

• DNA損傷やテロメア短縮、酸化ストレスなどの要因によって細胞周期が停止し、分裂できなくなります。

2. SASP(Senescence-Associated Secretory Phenotype)の分泌

• 炎症性サイトカイン、成長因子、プロテアーゼなどを分泌し、周囲の細胞に影響を与えます。これにより慢性炎症が引き起こされ、組織の老化や病気の原因になることがあります。

3. 抗アポトーシス(細胞死の回避)

• 本来ならば不要な細胞はアポトーシス(プログラム細胞死)によって除去されますが、老化細胞はアポトーシスを回避するメカニズムを持つため、体内に長期間残存しやすいです。

老化細胞がもたらす影響

• 加齢関連疾患の促進

• 老化細胞が蓄積すると慢性炎症を引き起こし、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病、がんなどのリスクが高まると考えられています。

• 組織再生能力の低下

• 老化細胞が増えると、周囲の健康な細胞の機能を妨げ、組織の修復や再生能力が低下します。

老化細胞を除去する方法(Senolytics)

近年、老化細胞を標的として除去するセノリティクス(Senolytics)と呼ばれる薬剤の研究が進んでいます。

代表的なものとして、以下のような物質があります:

• ダサチニブ(Dasatinib)+ケルセチン(Quercetin)

• フィセチン(Fisetin)

• ナビトクリックス(Navitoclax)

これらは動物実験などで老化細胞を選択的に除去し、健康寿命を延ばす可能性が示唆されていますが、人間での効果や副作用についてはまだ研究段階です。

老化細胞を減らすことは、老化の抑制や病気予防につながる可能性があるため、今後の研究が注目されています。

おーら
おーら
老化細胞は細胞分裂が終わったカスのような細胞ってことだな。それがSASPという炎症の素を吐き出し悪さをするから減らしましょうなので不老サプリでは無い。不老サプリで老化が治る?というテロップといい「老いることなく元気でありたい」とか動画冒頭のナレーションは明らかにミスリードだな。テレビは相変わらず碌でもない報じ方をする。ファンケルからカネでも貰っているのか?それでも老化細胞を減らすのは健康寿命が伸ばせるわけだ。サプリに高い金出してまで欲しくはないが簡単に摂れるなら損はないか。
おーら
おーら
ダサチニブ、フィセチン、ナビトクリックスは何に含まれているかわかりますか?
ダサチニブ(Dasatinib)

• 含まれるもの:

• 医薬品(処方薬)として存在し、スプリセル(Sprycel)という商品名で販売されています。

• 主に慢性骨髄性白血病(CML)や急性リンパ性白血病(ALL)の治療薬として使用されるチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の一種。

• 一般の食品やサプリには含まれていません。

フィセチン(Fisetin)

• 含まれるもの:

• 植物由来のフラボノイドで、以下の食品に含まれています。

• イチゴ(最も多く含まれる)

• リンゴ

• ブドウ

• 柿

• タマネギ

• キュウリ

• また、サプリメントとしても市販されており、「フィセチン・サプリ」として購入可能。

ナビトクリックス(Navitoclax, ABT-263)

• 含まれるもの:

• 医薬品(開発中)として研究されている化合物。

• Bcl-2/Bcl-xL阻害剤として、がん治療やセノリティクス(老化細胞除去薬)の研究で注目されている。

• 食品や市販のサプリには含まれていない。

• 現在、臨床試験段階であり、一般には使用不可。

まとめ

物質含まれるもの備考
ダサチニブ処方薬(スプリセル)白血病治療薬、食品には含まれない
フィセチンイチゴ、リンゴ、ブドウなどサプリも市販されている
ナビトクリックス医薬品(研究段階)食品やサプリには含まれない

フィセチンだけが食品に含まれ、サプリとして入手可能。

ダサチニブやナビトクリックスは一般入手不可で、医療用途が中心です。

おーら
おーら
フィセチンサプリはすでにあるぞ。世界初みたいな報道してやはりステマニュースか?調べてみるとキンミズヒキの成分のアグリモールが老化細胞を除去すると考えているようでこれはタンニンの一種でフィセチンとは親類のようだが別物だ。但しファンケル以外の研究では今のところこのタンニンに効果は確認されていない。マイスリー問題じゃないけどせめて権威のある学術誌に掲載されんと話にもならんのでは?あと医薬品の方が遥かに効果がありそうだが入手は無理っぽい。イチゴ、りんご、ブドウなどと書かれているので食物にも結構ありそう。
おーら
おーら
SASPを減らすと考えられている食べ物はなんでしょう?

SASP(老化関連分泌表現型)を減らすことが期待される食べ物や飲み物に関する研究は進んでおり、特定の食材がセネセント細胞の分泌物を抑制する可能性が示唆されています。これらの食べ物や飲み物は、抗炎症作用や抗酸化作用を持つ成分が豊富で、老化に伴う炎症や疾患を軽減する役割が期待されています。

以下に、SASPを減らす可能性があるとされる食べ物や飲み物を紹介します:

1. クエルセチン(Quercetin)を含む食べ物
クエルセチンは、強力な抗酸化作用と抗炎症作用を持つフラボノイドで、セネセント細胞が分泌するSASP因子を抑制する可能性があるとされています。クエルセチンを多く含む食べ物は、以下の通りです:

玉ねぎ
リンゴ
ベリー類(特にブルーベリー、ブラックベリー)
ケールやキャベツ
緑茶

これらの食品を摂取することで、炎症を抑え、SASP因子の分泌を抑制することが期待されます。

2. ダシラチニブを含む食べ物
ダシラチニブ(Dasatinib)は、セネセント細胞に対して特異的に作用する薬物として知られていますが、自然の食材でも似たような作用を期待できるものがあります。ダシラチニブと同じような作用を持つとされる食べ物に含まれる成分には、以下が含まれます:

ブロッコリー(スルフォラファン)
カリフラワー
キャベツ
ケール

これらの野菜にはスルフォラファンという成分が豊富に含まれており、抗炎症作用があり、セネセント細胞が分泌するSASP因子を抑制する可能性があります。

3. レスベラトロールを含む食べ物
レスベラトロールは、抗酸化作用が非常に強く、SASP因子を減らす効果が期待される成分です。レスベラトロールは以下の食べ物に含まれています:

赤ワイン
赤ブドウ
アーモンド
ピーナッツ

レスベラトロールは細胞の老化を抑える効果があり、セネセント細胞の分泌を抑える可能性があります。

4. オメガ-3脂肪酸を含む食べ物
オメガ-3脂肪酸には抗炎症作用があり、SASP因子を抑制する効果が期待されています。オメガ-3脂肪酸を多く含む食べ物には、以下があります:

サーモン
サバ
亜麻仁油
チアシード

これらの食品は、体内の炎症を抑え、老化に関連するプロセスを遅らせることが示唆されています。

5. ターメリック(ウコン)
ターメリックに含まれるクルクミンは、強い抗炎症作用と抗酸化作用を持ち、SASP因子の分泌を抑える可能性があります。クルクミンは、セネセント細胞が分泌する炎症性物質を抑制し、老化関連の疾患を予防する効果があるとされています。

6. 緑茶
緑茶に含まれるカテキン(特にエピガロカテキンガレート=EGCG)は、抗酸化作用が強く、SASP因子の分泌を抑える可能性があるとされます。緑茶の摂取は、老化の進行を遅らせるだけでなく、炎症を抑制する働きもあります。

7. ガーリック(ニンニク)
ニンニクには、アリシンという成分が含まれており、抗炎症作用と抗酸化作用が強いとされています。これにより、SASP因子の分泌を減少させ、老化に伴う疾患のリスクを減らす可能性があります。

8. コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインには、抗酸化作用や抗炎症作用があり、SASP因子を減少させる効果があるとされています。ただし、過剰摂取は注意が必要ですが、適量のコーヒーは老化防止に寄与する可能性があります。

これらの食べ物や飲み物は、SASP因子の分泌を抑制し、老化に関連する炎症を軽減する可能性があるとされていますが、最も効果的にSASPを減らすためには、バランスの取れた食事と生活習慣が重要です。また、SASPを減らす効果についての研究はまだ進行中であり、個々の食材がどのように作用するかについては、今後さらに検証が必要です。

おーら
おーら
なんとなく、長寿につながりそうとこれまでも健康番組で取り上げられてきた食材が多い。ケールとブロッコリーがあるならその掛け合わせのアレッタとか良さそうだ。試しに野菜スムージーに入れてみるか。ブロッコリー入れた時は最悪だったけどw オメガ-3脂肪酸は薬で服用しているしコーヒーは大好きだしニンニクも毎日日曜日なので料理にガンガン使う、ワインは白が好きだが飲み仲間が頑なに赤しか飲まないので赤を飲んでる。ピーナッツはよく柿ピー買っている。ウコンの過剰摂取は肝臓にあまり良くないと聞いたので飲んでいない。あとはほとんど緑茶飲まない緑茶だな。でも烏龍茶か麦茶がいい。フィセチンサプリメントは普通にアマゾンでも売っている。タンニンもポリフェノールも普通に食材に入っている成分だし体感できるほどの劇的な効果はないのかもねw
おーら
おーら
お店で玉ねぎとりんごとニンニク使ったサバカレー作ってアレッタを野菜に添えて赤ワインかコーヒー出せば長寿カレーセットとして出せるぞ

注意)

「SASPを減らす可能性がある食材」としてクエルセチンやスルフォラファン、レスベラトロールなどを挙げていますが、これらの成分が実際にどの程度SASPを抑制するかは、現時点ではまだ確立したエビデンスが少ないため、注意が必要。


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