ジムに通いだしてから調子がいい。
退職して運動不足だったせいもあるのかもしれない。
会社に勤めているときは運動不足だと思っていたが通勤は案外歩いていた。
辞めても夏、秋は自転車で出歩いたりしてそれなりに運動をしていたので体力が落ちていなかった。
タイ旅行記でも言及したが秋の香港旅行では歩き回っても主に足の裏が痛いだけで足は何ともなかった。
その後の冬のペナン旅行とタイ旅行では筋力が落ちていることを痛感した。
ペナンでは極楽寺に行ったときに太ももや足がつるような痛みが続き脳梗塞にでもなったのかと不安になる。
タイ旅行でも1万歩程度で足がおかしくなるなんて思いもよらなかった。
香港旅行までのイメージがあり筋力低下だとはタイ旅行前半でもまだ信じられなかった。
これはまずいと帰国後早速ジムで運動を始めたのだが食事についても考えないといけない。
朝はパン、昼は外食で夜はうどん、焼きそば、カレー、ハヤシ、レトルトご飯+おかずが中心だった。
運動して筋肉を付けようと思った場合現在の食生活ではたんぱく質が足りていない。
それを鶏むね肉、牛肉の赤身などを中心に変えようとした。
しかし鶏むね肉は以前ダイエットをしていた時に毎日食べていたのでもう見たくもない。
だから牛肉の赤身や鶏もも肉中心になるのだが、なにせお金がかかる。
毎月の食費は4万円前後で計画している。
牛肉だと200gで安くても500~600円かかる。
鶏ももを生で買って調理するなら安いのだがお惣菜や加工されたものから摂取しようとすればコストがかさんでしまう。
ジムの利用料と通うためのガソリン代で1万円は超えている上に食費が増加すると健康維持のために2~3万円追加でかかってしまう計算だ。
これでは健康破産してしまう。
それに必ず牛肉赤身か鶏ももを入れるとなると自分の料理のスキルレベルだと同じメニューばかりになる。
病気になればそれ以上かかるので長い目で見れば安くなるが食費がかさまない方法がないかと考えた。
たんぱく質の必要量は体重1kgあたり1gといわれ、運動で筋肉を維持するためにはその1.5~2倍必要といわれている。
単純に納豆から全てのタンパク質を摂るためには10パックは食べないといけない。
ただ現実は他の食事から何かしらタンパク質を取得しているのでそこまではいらないだろうから5パックか。
それでも毎日食べるのはつらい。
あとはプロテイン。
サプリメントには抵抗がない人間なのでプロテインを飲むことはやぶさかではない。
ただプロテインといえばボディビルダーというイメージが強くてあまり手を出したくはなかったし、価格が高いだろうというイメージから調べることもなかった。
あとソイが苦手なのだ。
プロテイン = 材料は豆 という知識はあった。
豆腐は好きだが豆乳とかそれを利用した料理とかが青臭くて出来れば飲みたくない。
実際プロテインのレビューにもこの商品はあまり青臭くないと書かれていたりする。
調べてみると乳製品を原料としたホエイプロティンというものがあり、1kg2000円位から存在する。
1日3食45gのたんぱく質を摂っても1カ月で4000円で済むし大量買いをすればさらに安くなる。
思ったよりコストがかからない。
急に飲んでみたくなった。
そこでホエイプロテインで安くて評価も悪くないのを1袋購入した。
ソイ系のように飲みにくいと続かないしそれ以上に不味くておぇ~なんてなると話にならない。
プレーンを購入しているので味は付けていないのだが添加物は少ない方がいい。
もちろんおいしくはないが何とか飲めると感じた。
そこで買った翌日いきなりジムに水筒にプロテイン入れて持っていった。
筋トレや有酸素運動しながら飲めば効果は抜群だろう。
我ながら頭がいい。
しかしトレッドミルで歩きながら飲んでいると気持ちが悪くなってくるどころか吐き気がしてきた。
これは無理だ。
体調が悪くなる。
でも一気に飲んでしまえばシャビシャビな牛乳だ。
飲んだことは無いので比較できないが脱脂粉乳よりマシなのではないだろうか。
なので自宅で飲んでからジムに出かけることにした。
自分の場合は牛乳を普通に飲めるので問題ないがお腹を壊す人はラクトースを除去したホエイプロテインアイソレート(WPI)というプロテインを飲むのがいい。
節約生活で食事をしているとどうしてもたんぱく質が不足がちになるので運動している人はコストの安いプロテインを栄養補助として使ってみるのもいいのではないだろうか。
ジムに通わなくても筋力アップなら家でスクワット(1日通して)100回で十分効果があるらしいのでプロテインを併用すればよさそうだ。